語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】大きなパプリカ ~「パレルモ」~

2018年05月04日 | 医療・保健・福祉・介護
 青果店の店先で、大きなパプリカを見つけた。一般的なパプリカは大きめのピーマンと同じぐらいだが、これは長さが20センチ以上あって、大きめのバナナのようなサイズ。色はパプリカらしいオレンジ、黄色、赤の3色があって、大きさのせいか、より鮮やかさが際立って見える。
 「普通のパプリカよりも甘いよ」という店主の声で思わず購入した。さあどうやって食べようか。私が買ったのは「パレルモ」という品種で、イタリアのシチリア島にある都市の名前が付いている。「フルーティピーマン」「スイートペッパー」などとも呼ぶらしい。
 肉厚で柔らかい果肉は、他のパプリカと同じ。生で食べても、甘くてしっとりした歯ざわりがある。パプリカはビタミンやカロテンもピーマン以上に豊富。輪切りにしてサラダにしても良い。
 この日は、ゴマ油できんぴらにしてみた。果肉の甘みがピリ辛のしょうゆ味とよく合って、ご飯の友としてもいける。パスタやスープに入れてもいいし、中にひき肉を詰めてオーブンで焼いてもおいしいはずだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「大きなパプリカ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2018年3月23日)を引用



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