長野のツアーに行った初日、リフトの栂池高原駅の近くの宿に着いたのが早かったので
付近を散策してみました。
すると、「千国街道 塩の道」というのがありました。
古代から続く道で日本海と信州を結んでいます。
川中島の合戦の時、上杉謙信が敵である甲斐の武田信玄に塩を送ったのがこの塩の道だそうです。
「千国街道 塩の道」の道標に従って、未舗装の道を少し歩くと
前山百体観音がありました。
昔は百体の観音さんがあったそうですが、現在は80体ほどになっているとの事。
薄暗い木立の中に観音さんがならんでいました。
そばの湿地にはミズバショウが植えられて木道も少しあって整備されいました。
ごく普通のありふれた長野県ぽいところが素敵
水の流れが清らかで涼し気です。
こんな流れは普通にあって、長野県は水が豊かなんだな~~と思いました。
川崎の関東ローム層からしみだしてくる湧水と違って
水量も多くほとばしる程に流れています。
シオヤトンボらしきトンボもいました。
ヒメシジミだか何だかわからない、川崎ではあまり見かけないチョウも
上陸したばかりと思われるカエルも、藪の中からぴょんぴょん飛び出してきます。
これはトウキョウダルマガエルなのでしょう・・か。
アマガエルもわらわら出てきます。
ヌマトラノオも咲いていました。
田んぼの畔にはアザミの花が咲いています。
塩の道を歩くツアーとかないのかな
それもいいなぁ~
そして、長野ツアー最後の日
八方尾根に登った後、ツアー客貸切で白馬の日帰り温泉に入る事になっていたのですが
込み合った温泉に入るより、付近を散策したい私は
一人、ぶらぶらする事にしました。
すると、何と、ここにも塩の道が続いていたのです。
ここから林の中に続く道を進むと
観音原という所にたどり着きました。
広場のまわりには、たくさんの観音さんが並んでいました。
と言うわけで、八方尾根や栂池高原も素晴らしかったけれど
普通のどこにでもある長野県の景色や自然も、私にとっては
とっても興味深く素晴らしく思いました。
増々、長野県のファンになりました