どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

究極のアフィリエイト

2012-01-14 02:56:10 | インポート
ギガジンを見ていたら、放射能に対して怖がる記事を依頼するというのがあった。
元はここだ。


http://www.atsoho.com/jobinfo/detail/no-41724.html


食べログで、いまとても問題になっているやらせ記事やアフィリエイト記事の問題だが、ここに放射能を怖がる記事を書くように依頼があったというのが問題だ。
私は正しく恐がるという立場だ。なので放射能を怖がらせるような記事は書いていないつもりだが、反原発でもある。そして徐々に廃炉にしながら、新型炉やトリウム炉を建設してゆく。そして長期的には自然エネルギーを完璧に確立させて、全体で核からはなれるという考え方だ。この立場でもこの件はあまりにも遺憾だ。
これでは真面目に考えようと言うだけでも、誰かから金貰ってるんでしょうと言われかねない。
ただこうやってログが残しているという事に、実は驚きを感じている。
放射能問題は、とてもナーバスな話しなのだ。本当に不確実なのだ。確かに今時点では福島・宮城・埼玉・群馬の人が10年後にガンになる可能性は高くなった。しかし確実になるかどうかはまったく不明なのだ。どの程度かすらまで不明だ。ガンになる確率が上がった、と言うのもどうかと思えるほど不明なのだ。
確実に近いものだったら対策はとれる。しかし不確実なため誰もが疑心案儀になる。だからいろいろと考えなければ行けない事が増えた。そのせいかいろんな極端な反応が起きていると考えている。それはそれで仕方が無いのだが、もう少し先には、生きる事を考えるという命題が待ち構えているのだ。
論点がずれたが、このナーバスな問題で、例えば私が誰かにこういった記事を書かせるとしたら絶対ログは残さないだろう。大体こういった募集はしない。ログを残すほどの無邪気な人なのだろうか。
タイミングがあまりにも良すぎる。正月から続く食べログの問題で、2ちゃんなんか大騒動になっている。その上東京との反核の署名運動も、福島第一原発の冷温停止宣言で苦戦している状況だ。
このタイミングでのアフィリエイト記事依頼のログがある事は、すべての反核発言を封じ込める力を持っている。
陰謀とは思わないが、無邪気なバカがやったと思っておこう。でなければすごいキレもののスピンドクターがいるのだろう。
政治を動かす可能性のある、ログだ。
もう一度言う、バカ!
これで穏健反核派まで巻き添えをくった。願わくば、誰もこれに気がつかない事を祈りたいんだけど、残念ながらギガジンだ。そろそろどこかで祭りがはじまっているだろう。あとはマスコミが取り上げるだろう。


よくよく考えると変な事件

2012-01-14 01:37:48 | インポート
心温まる事件があった。


自転車盗まれ区切りに…ひったくり百件の男自首
2012年1月12日(木)15:26 読売新聞
 愛知県警北署は11日、住所不定、無職、太田悟容疑者(46)を窃盗容疑で逮捕した。
 発表によると、太田容疑者は今月2日午前9時頃、名古屋市北区神明町の路上で、歩いていた同区の女性(71)に自転車で後ろから近づき、現金約5万円などが入った手提げかばんをひったくった疑い。11日に同署に自首した。
 調べに対し、「4、5年前から名古屋市内で自転車を使い、100件近いひったくりを繰り返した。しかし最近、自転車が盗まれたのでひったくり人生に区切りをつけようと思った」と供述しているという。


自転車を盗まれた事で、自分の人生に疑問を持ち、自首してきたという心温まる話しに見える。だがよくよく考えると、無職で生活のためにやっていた事だ。早々やめられる話しではない。自転車をもっと必死に探すなり、新規に購入するなり手はあっただろう。4・5年前から100件近いひったくりで生活していたのだから、かなり打率の高いひったくりである。ギリギリで生活していたとしても、年間200万は収入があったのだろう。一千万はひったくってきたのだ。止められないだろう。悪銭身につがずで、パーと使ってしまって貯金が無かったのかもしれない。
もしかすると自転車はひったくりを繰り返しているうちに、効率が良いように改造されていたのかもしれない。完全に愛車になっていたのかもしれない。
私の考える所は、最初はやむにやまれずの犯行だったのだろう。それがうまい具合に事が運んで、愛車とともにスリルを味わうという形に変わって行ったのではないのだろうか。アイツとともに歩んできたひったくり人生、アイツが消えた事でもう二度と成功しなくなるかもしれない、そう考えたのかもしれない。
本来だったら、自首する理由としてはひったくりで迷惑をかけ続けたり、被害者の中には大けがをしたり、老人だったらそのままボケてしまったりとか、それが理由で家族が路頭に迷ったとかそういった方々がいたかもしれない。それに対する、自責の念なら解るのだ。
「ひったくり人生に区切りをつけたい」という言葉に引っかかりを感じる。そこからこうゆう考えにいたったのだ。
愛車をみればひったくりに行きたくなるという状態だったのだろう。倒錯したものをここには感じる。