相模屋のズゴック豆腐ですが、前回ちょっと手抜きして残念な感じだったのが心残りで、再挑戦してみました。
今回は、台を作ること。あといろいろ工夫してみました。
まず前回のタジン鍋を使います。一人用の土鍋もあるのですが、ちょっと高さが大きいです。写真撮影もしたいので土台を高くしなければいけません。煮ても膨らんだりせず型くずれしないものとなると、大根となるのですが直径10センチ以上の大根ってこの季節は数が少ないのと、大きいので材料の無駄もあります。大体高い。大カブにはまだ季節が早いので、却下となりました。
あと土鍋のフチの高さもちょっと問題でした。
さて材料です。卵一個分の卵白で薄焼き卵を作ります。これはタジン鍋の底が黒いので汁の色が出にくいのを避けるためです。ただウチのタジン鍋ですが直径16センチしかありません。あまり一杯盛りつけるのも野暮です。シンプルを目指します。
人参一本の太い所から、芯以外の所を切り出します。これは爪になります。この部分は色が安定して、固い事から使います。残りをみじん切りにして、一度火を通してから、先の卵の卵黄と卵一個を加えて土台にしました。
里芋2個に火を通してさましてから、爪を付けます。
汁全体がフラットにならないように、油で炒めたナスの細切れと、ネギのみじん切りを用意します。
さて何味にするのかと言えば、マーボー豆腐の元を使います。使う量からいって、一番安いのではないのかと。
まず卵白の薄焼きを載せます。この辺り野菜から全部タジン鍋で下ごしらえしています。レンジはあまり好きじゃないです。
豆腐はいったん水にさらします。これはこの豆腐はケースとの間に少し豆乳が残る事から、そのまま入れると汁が白く濁るからです。ちょっと気合いを込めて、陶器の鉢でさらしています。万が一底について取り出しにくくなるのを避けるために、パッケージのふたを底に沈めています。
盛りつけてゆきます。土台の黄色が少し見えます。
マーボ豆腐の素と水を混ぜて一旦火にかけて、鍋に入れます。
ネギを散らして、イメージとしては水面から出て来た雰囲気にしようとしています。
火に軽くかけて、海苔と梅干しで目を入れます。ちょっと海苔が大きかった…
海苔は焼き海苔でない方がいいですね。細かい細工が出来ます。目の部分はパンチで穴をあけようと思ったのですが、海苔が固くて薄いので断念しました。なにしろ切っている段階で、もろく切れてゆくのですから。でも目は必ず入れた方がいいです。前回手抜きしていれなかったのですが、失敗してもこの一工夫だけは絶対でした。
ちょっとガンダムの世界観に疎いので、至らぬ所があると思いますが、おいしく頂きました。
材料の残りは、マーボナスになりました。
なお人参を紫にんじんなんかにすれば、もう少しイメージとおりになるのではないのでしょうか