どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

岩手大学ののらねこ・動きあり

2012-10-22 01:46:16 | インポート
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10月20・21日は岩手大学の学祭でした。今年はバラエティがありました。一番は食品工学のカレーパンなのですが、まあこれは毎年の事。あげまんじゅうがヒットでした。これは福島辺りの冠婚葬祭の料理だったと思います。ただ単にまんじゅうを天ぷらにするもの。学祭では味は誰も期待していないので、創意工夫とコストパフォーマンスが重要です。衛生管理がいいもの重要です。この中でベストパフォーマンスだったと思います。あとワニ肉の串焼きが目立ちました。クレープとパフェ?チョコバナナ?そんなのあったかな?あったような気もする。
この中で、最強のパフォーマンスだったのが合唱団です。毎年恒例焼き鳥です。味も毎年恒例なのですが、今年は隣が剣道部のジャンボ焼き鳥、向かいも焼き鳥と言う凄い状況です。
この中1年のテナーのチョー顔の濃ゆい男子がなんとメイド服で売り子をしています。その隣で会計のバスの男の子が、チベットの僧侶のようなキーでいらっしゃいいらっしゃいと言っている。
音だけで凄いのです。
しかもメイド服男子は、そのゴツイ体つきが全く気にならないほど全く自然に、まるで少女のように軽やかなのです。動画で紹介したいのですが、イロイロあって止めました。なお本人は秋葉原に行ってその動きを研究し、メイド服はのりの良い母が作ってくれたそうです。完璧でした。外見は心が作ると言うのは本当のようです。

さてヨタはここまで。
学生の間から、野良猫に対する運動が起きているようです。「いのちのサークル ねこの手」です。
震災の時の動物保護運動から始まって、現在岩大の野良猫を調査中のようです。実は昔岩手大学に「ねこの手プロジェクト」という、地域活動団体があったので、名称が重複していて厄介なようです。展示を見学している際にもそういった質問が出ていました。
かなりいいサークルと思います。そこで資料提供として過去の私の撮影した岩手大学構内の写真を提供しました。閲覧オンリーですが。
実は岩手大学の野良猫問題は、だれも手をつけられないと言うのが現実です。そのなかで利害関係の薄い学生さんが調査して考え、行動を起こすと言うのはとてもありがたい事です。
ただやはり相当困難を予想しているようです。まず所有権の問題。野良猫には所有権は無いはずなのだが利害関係は存在する。そして何が正義かと言う問題。猫は生きているだけでいいのか?と言う問題もあります。
ものすごい遠回しな言い方なのですが、彼らもそれに気がついているようです。頼もしいです。
「動物いのちの会いわて」でボランティア活動をしているそうで、支えとなる人たちがいるのがありがたいです。特にこの野良猫問題では、法的なことがあまりにも大きいのです。さっきから所有権とか利害関係と言っていますが、これが本当に大きいのです。そして動物虐待について殺して楽しむみたいな虐待は刑になりますが、本質的な虐待は刑になりません。日本には家畜の概念が薄いので、グレーゾーンが大きいように思います。

さて実際の所、もう少し複雑な話しもあります。猫屋敷の成立です。どうも収集癖の一環ではないのかと言う考え方が最近出ています。もちろん動物愛後の精神でもあるのですが、一人で100匹とかになれば明らかに偏愛で、200匹になればやはり異常でしょう。
私の知っている範囲では、一人で35匹飼っている家がありますが、かなりキッチリ管理する人なようです。多分彼の数量が限界かと思います。それでも近所から苦情が来るようです。

さて宮沢賢治の弟の、清六さんは賢治作品のネコ化をとっても嫌っていたそうです。ますむらひろしが嫌いだったというより、賢治世界の普遍性を認めつつ、ネコ化でそれが変質する事を嫌がっていたと思います。そういった意味で最近公開された映画「グスコーブドリの伝記」は、清六さんの死後の作成と言う事もありますが、やはりやってはいけない事をしてしまったように思います。
人の苦悩は人で解決しなければいけない。ネコに仮託してはいけない。当たり前の事です。

今後猫の問題は更に大きくなる可能性があります。ネコで殺人事件が起きたのです。記事はこちら。
今後高齢化社会で、こういった事件が増えると思います。ネコだけではなくてもネ。