どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

ブリティッシュブラスバンドを聞きにゆく

2016-12-05 00:57:39 | 日記

 

今日も天気が良い。おまけに暖かい。最高気温12.9度だ。今日だったら遠出できる。

 

 

今日は岩手ブリティッシュブラスバンドの定期演奏会がある。岩手県の吹奏楽は極めて盛んというわけではないが、社会人のレベルが高いという認識がる。そして岩手大学の牛渡先生が指揮をするという。これは聞きに行かなければいけないだろう。昨日は盛大の飯島隆先生の指揮を聞いたのでちょうどいい。牛渡先生はユーフォニアムの奏者でも有名だが、指揮も素晴らしい。

 

 

ブリティッシュブラスバンドを聞いたのは初めてだったので、少し面食らった。元々が19世紀のイギリスで貧民対策のため教会が寄付集めのために始めたものという。なので楽器が少し古い型式のものばかりというのは聞いていた。ただコルネット7本、ソプラノコルネット1本、フリューゲルホーン1本、テナーホーンが2本、ユーホニアムが2本、バリトンが2本、トロンボーン2本にバストローンボーンが1本、E♭チューバ(バスと書いている)が2本、B♭チューバ2本。通常の金管ブラスバンドとはかなり趣が違う。おまけにコルネットと中低域群とが向かい合う形にならぶので、正面を向いている楽器はフリューゲルホーンのみという形になる。なのでほとんどの音が反射音のみになるという。音が渾然として混じり合ってホールに響く形になるのだ。教会内部で演奏するためにこういった形式になったのだろう。

とはいえ舞台上の音はグワングワンと鳴り響いているわけで、結構演奏が難しそうに思える。指揮も結構めんどくさそうに思えるが、こなしてしまうのが彼らなんだな。

 

 

いつどの楽器が鳴っているのか視覚的に全くわからないというのは、初めての体験だった。柔らかい音とは言われているが、どちらかといえば異次元の音だと思った。

市民バンドでこのレベルが出来るのかというのもあるが、牛渡先生はやっぱりすごいなと思う。引き出してしまうのだなと。

 

 

ということで、この岩手ブリティシュブラスバンドの主要メンバーが集まって12月20日19時開演で岩手県公会堂21号室で、MS Quartetの名前で公演する。牛渡克之のユーフォニアムを聞けるチャンスだ。入場料2000円。小学生以下無料。佐々木駿のコルネットと牛渡克之のユーフォニアムだけでも超格安チケットだと思う。

牛渡克之の指揮を最もお安く聞きたければ、来年の1月9日に盛岡市民文化ホール小ホールで、研究室主催のウインターコンサートがある。開演14時で入場料無料だ。ただ先着300名まで無料というのは、ホールのキャパを超えたら有料という意味で、まずないのだが30分前にゆくのが正しい。

曲目はモーツアルトの魔笛序曲と交響曲35番だ。だが最後にストラヴィンスキーのプルチネルラをやるようだ。アマチュアの合奏団から何を引き出してゆくのか、それは聞き応えのある演奏になるだろう。