どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

えらい1日だった

2016-12-20 16:31:15 | 日記

 

高松の池にアジサシの仲間がいた。以前はユリカモメだろうと思っていたのだが、どうも違うようだ。

今日お昼のニュースはすごかった。まずは軽いところでドナルド・トランプ氏が正式にアメリカ次期大統領に決まった。選挙人選挙が19日にあったからだ。共和党からは一人反逆者が出たようだ。民主党もほんの少し、ヒラリー以外を当てこすりのように書いた選挙人がいたようだ。

ただこれすら軽いニュースになるほどだ。

 

 

 

ロシア駐トルコ大使が暗殺された。最近続くトルコのテロ事件の中でも最も問題ある事件だろう。非番の警官の犯行というのもあるが、アレッポでロシアとトルコが共同歩調をとっている中での直接の抗議になる。さすがにロシアとトルコは外相同士の電話会談でテロ防止強化を打ち出した。

ロシアにはチェチェン問題を抱えている。過去にはアフガニスタンの問題がある。だがここのイスラムはスンニだ。スンニを迫害したロシアがシーアのシリアを応援してアレッポのスンニを迫害している構造がある。トルコは最近世俗主義から宗教右派に傾いているが、ここでもメインはスンニだ。スンニがシーアを支援して、スンニを迫害している構造は一体どうなのかということだ。

さらにトルコはクルド人対策のために、敵の敵は味方的にシリアを支援しているのだが、そういった矛盾が全てこの事件に出ていないのか?

 

 

昨日は2009年のリーマンショックが潮目だったのかと書いたが、次の日にこの騒ぎだ。

 

 

そしてベルリンのクリスマス・マルクトにトラックが突っ込んだ。ポーランドで行方不明になっていたトラックだった。死亡した運転手はポーランド人で脱走して逮捕された男はアフガニスタンかパキスタン出身の難民だったようだ。

同様の事件ではフランスのニースでフランス革命を祝うパリ祭の打ち上げ花火の終了した直後に帰宅者の集団に突っ込んだ事件だった。フランス革命の記念日で、「自由・平等・友愛」の精神を踏みにじる行為である。だが主犯はフランスに居留権を持つチュニジア人で、共犯の5人は、二人がフランス・チュニジア二重国籍者で一人はチュニジア人、一人はアルバニア人、一人はフランス・アルバニア二重国籍者だ。チュニジアもアルバニアも基本的にイスラムスンニだったと思った。チュニジアが神秘主義の傾向が強かったと思う。ただチュニジアはフランスの植民地だった歴史があり、独立した経緯があるので、単純なイスラム過激派のスタンドアローンの犯行ではなく、フランスの移民同化政策に全く馴染めなかった、つまりどんな人種でもフランスの規範を守るならフランス人だという、そこがダメだった人たちが行なった犯行という側面もある。旧植民地と旧宗主国の問題でもあるのだ。

ISが声明を出しており、本人もISに近かったと言われているが、実際のところはイスラム過激派と言い切れないところがある。このころにはISの声明は指示を出したものではなく、公認の形で行うのが増えていた。

 

 

だが、今回のベルリンは同じことを狙ったと思うが、全く違う点がある。国家の記念祭という人の行事に当てた事件と、生誕祭関連行事に当てた事件とでは全く意味が違うのだ。神への行事が汚されたのだ。

Christmasというイベントに向けた行事が感謝祭から始まり、1月6日まで続く生誕祭を、神を信じる人たちの重要な日の1週間前に行ったのだ。

ポーランド人の運転手は脅迫されて進んだとも言われている。現時点ではこれはなんとも言えないことだが、さすがにポーランドからベルリンまでなんとか脱出できた可能性があり、その上で突っ込めと指示されても拒否はできたはずだ。そうできなかった何かは知らないが、ポーランドがドイツに攻撃したとも言えるところはあるが、そのジョークはともかくとして、逮捕されたアフガニスタンかパキスタンか、まあその国境近くの過激派が難民で彼にそそのかしたとしても、これはできそうにもないテロなのだ。

宗教対立を狙ったテロなのだ。今までのどれとも違うのだ。

そして欧州での政治の季節だ。フランス大統領戦もそうだが、今後極右がかなり台頭するのは間違いがない。

まだ事実に近いところまで報道はされていない。だからこそ、とてつもない不安にかられるのだ。1日で3件の重要事件が起きたのだ。一つはアメリカの変質、二つ目はロシアとトルコの際どい関係が起こした事件、敵の敵は味方だとやっているうちに事態を複雑化させてしまったということ。そしてベルリンのクリストマルクトの宗教対立と思わせる事件。独裁国家同士のなんとかなるさ的なトルコの事象は、どうしようもなさを表しているし、ベルリンは、果たしてイスラム過激派と本当に言い切れるのかどうかなのだ。

ISがやったとすれば、彼らの中にもっとすごい奴が現れたと考えるべきだろう。

 

 

今日の天気はぼんやりしていた。このまま世界の状況はこのままぼんやりしてほしいものだが、多分そうならない。

世界は明確にカオスになった。今後明快な言説をいう奴がいたら、それは詐欺師だ。


天気はいいのだが

2016-12-20 01:02:50 | 日記

 

昨日の悪い予感は実際のことだった。少し微熱が出た。当然泳ぎにはゆけない。だが買い物にゆかなければいけない。まずは年賀状だ。今年は真面目に写真で送る。インクジェットでもいいのだがちょっとイロイロ考えることがあってカメラ屋に一任した。いつもは自分でデザインして発注していたのだが、結果デザイン料というよくわからんのが発生してしまって意外な出費になる。まあいいや。おつきあいの範疇だ。そして文房具屋に紙を買いにゆく。 Cafe302に寄るつもりだったが、タンザニアのナチュラルにお金と時間を使うのはどうかと、くたびれた体が言うので従う。旧星山商店によりココナッツファインとドライフルーツミックスを買う。ドライフルーツは値上がりしていてびっくりした。少し余計なものまで買ってしまった。べっこう飴の抜き型が可愛くてつい手にとってしまったり。カメヤマローソクの食べ物ローソクをつい買い込んでしまう。川徳では製菓材料のモルトプレーンを買う。小麦粉100gにつき0.2gしか使わないものなのだがなんでこんなにあるのだろうか。星山さんは問屋なので単位が1キロと言うのに比べればマシか。ツルハドラッグに寄って風邪クスリと総合ビタミン剤を買う。そしてスーパーに寄って野菜を買って、ネット料金を払って帰る。

1時間半だった。たったこれだけで1万以上が消えたのにびっくりした。一番高いのはネット代で次がクスリで次がカメヤマローソクなのだが、何が何だか。熱のある時の買い物は、だいたいこうだ。

 

 

今の時代を決定したのは、やっぱり2009年のリーマンショックだったのだろう。あの時露わになったのは金持ちは何やってんだか全くわからないと言うことだ。いいローンがあってそれを借りて家を建てた。だが自分のローンは銀行と契約したものだが、そのローンは証券化されて別会社に売られていた。そしてその債権について格付け会社が保証をつけて、その証券には保険もつけられていた。自分は支払いは滞っていなかったのだが、無理なローンを組んだ家から破綻が始まって、仕組みがおかしくなってリーマンショックの不景気で自分もクビになってしまい、銀行から家を取り上げられてしまった。問題の証券化を進めた銀行や商業銀行たちのエリートたちは国から救済されたのに、自分たちは取り残されてしまった。

まあ日本では20年以上前にそれを経験したのだが、日本人が我慢強かったと言うだけではなく直接巻き込まれたわけではない。アメリカの方が悲惨だったのは間違いがない。

陰謀説が出てもおかしくないくらいに複雑化した状態を、普通の人がわかるだろうか。経済誌のようなお高いものを買えるわけでもなく、理解できない複雑な取引は、金を巻き上げるシステムとしか見えないだろう。

イギリスもそうかもしれない。リーマンショック以降は低迷したイギリスだが、徐々に景気が過熱していた。特にロンドンの地価は急騰した。中心部は完璧に高額所得者以外は住めない、いやよっぽどの高額所得者以外はと言うべきだろうか。排外的と言われる土地柄だが、中国やロシアの資本が土地を買いあさっていると言う事実であるがそうとも言い切れない噂と、低所得者層が郊外も郊外に引っ越し続ける状況があった。通勤の苦痛が加わる。

あの時に国家という意味が問い直されたのだと思う。力こそが国家という方向性は、今後ますます進んでゆくのだろう。

 

 

アメリカの無人潜水艦が、ドローンと書かれている記事もあるが、無人探査機が中国に拿捕されて問題になっている。トランプ氏の言動があるので問題になっているフシもある。

ただこの無人探査機ができることは限られている。通常の船からの探査より海底に近いところで探査するので海底の精密な地形図が作れる。そして海流や温度を記録することができる。データーがいっぱい集まれば海流の挙動すらもわかるのだが、大量に探査機を出さなければいけないので、今のところは地形図作りだろう。

ただね、こういった技術は今の所遠隔操作が基本になっている。誰がなぜ操作しているのかという責任を明確にしたものだ。だが今後大量に出すようになると、とんでもない無差別兵器になる可能性がある。

今回はオバマ政権下でも慎重に南シナ回問題に対する調査は続いていると、そう考えればいいだろう。

 

 

今日からバイロイトウイークだ。NHKFMでバイロイト音楽祭のライブ録音が流れる。

ワーグナーが考えていたよりは世界は強靭だ。あんなにロマンティックに滅びるほどには、世界がわい雑だということだ。

神々が滅びったって、俺ら生きているんだぜ。そこんとこ夜労死苦。