高松の池に薄氷が張った。これだけで水鳥の世界は変わる。
鳥は目がいいはずなのだが、薄氷と水面の境がわからないのか。はたまた風の具合か氷の上に着地してしまうドジっこがいる。今日は飛んできて着水しようと思ったら思いっきり滑って、背中で着地したキンクロハジロがいた。
でもそれもまた可愛いんだよね。
白鳥を砕氷船にして、カモ類が進んでゆきます。こういったときにはジャイアンは頼もしいです。
氷が張っただけで、すぐ溶けるものですがそれだけでも行動は変わってゆきます。体温のことを考えれば水上はいいことがありません。でも陸上は危険がいっぱいです。池の氷上はかなり安心できる場です。特に薄氷は絶対陸上生物が来ません。でも突然落っこちたりパニックに陥りやすいです。
薄氷を踏むエネルギーを使うならと、水と氷の境目で鳥は飛びます。
水鳥のようなものだと単純な変化だけで済みます。。
物理的、心理的障害だけだからです。
今現在起きているパラダイムシフトの本質がまだわかっていません。でもこの薄氷のようにほんの少しが結果を生みます。
消費社会のパラダイムシフトと今のシフトがわかりにくいところがある。単純な多様化だと思われていたのが、インターネット技術で操作できるようになった。それもこの前までは限定的だったのに、デマを流出させる技術が、いや単純なのだがこれをロシアが証明した。
それ以外にもISの情報戦略など、今までにあったことがネットを使ったのを応用しただけとも言える。
今のパラダイムシフトで一番試されているのは、韓国だ。確かに国民国家の民主主義資本主義なのだが、明らかに歪んでいた。だが彼らが今望んでいるよう革命的社会主義革命は果たして正しいのか
清廉潔白な独裁者を求める今の気分は、明らかなパラダイムシフトだ。だがその存在はあり得ないとわかっているのに求めるその気分は、気分でしかないのだ。
氷は溶けながら漂流し、鳥が砕きながら、隙間を通りながら、風で西に流れてゆく。
ポストモダン理論の最大の欠点は、暴走することを予見しながら、暴走を容認したことかもしれない。
ただ資本主義と思想世界の相思相愛は、なくなった。
次というのはあるのだろうか。