どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

今日も元気だと言いたい

2016-12-08 01:07:21 | 日記

 

寒かった。一晩中氷点下だったせいか氷が張っていた。

 

 

高松の池にゆくといつも通りにオオバンが走っていた。

昨日は響にオーディオマニアが集まってしまった。レコードのカードリッチの聴き比べになってしまった。シェアのタイプ3は相変わらず元気で鮮明な音だった。だがマニアは繊細な音だといっている。私の耳が悪いのだろうか。どうもマニアたちは骨太の骨格と言おうか、輪郭の明快な音が好きなようだ。



マニアたちはムービングコイルタイプ(MC)のカードリッチを好むと思っていた。しかしどうもオルトフォンとかそういった往年の名機の音がそうだったようだ。この昔のカートリッジは重さもなのだが、針圧が高いものが多かった。

で、思い当たるところがある。年齢が干支で一回り違う程度なのだが、私の頃になると針圧が低いカードリッチが流行した。軽い針圧のために全部の重量を減らしたものが良いとされ、針からその振動系が軽く作れるMCタイプが流行した。この頃マグネットムービングタイプ(MM)もいいものが出揃っていたのだが、その往年の名機も含め時代遅れと言われるようになっていたと記憶している。

軽い針圧で繊細でダイナミックな音というのが流行った時代だった。MMカードリッチはそれに比べるとメリハリのある太い音をだす。これがどうも時代に受けなかったようだ。



何かすごく不思議な話になってしまって、気が遠くなった。

出力電圧の低いMCタイプはトランスやアンプでの増幅が必要で、その意味でマニアックだ。MMタイプは出力電圧が高いのでイコライザーアンプに直接つなぐことが可能だ。それが結果につながっているだけだ。MCは中間にイロイロあるのでどうしても損失が存在する。原理的に良くても、問題は多い。MMにはない。だが原理的に繊細ではない。

それだけの話なのだ。



そして比較に古いソニーのカードリッチが出てきた。デンオンのNHKの音とか、シェアータイプ3の往年の放送局の名機と比べてもヘナチョコな音だった。薄っぺらいバランスの、可もなければ不可というわけではない絶妙な音だ。

すごく気になって、松任谷由実の「水の中のアジア」をかけてもらった。なぜか45回転の高音しつLPというものだ。するとだね、全く当時聞いていたあの音が出てきたのですね。ウエスギのプリとパワーアンプを通してアルテックに流れているはずの音がですね、当時の音なのですね。

いいかどうかはともかくとして、当時日本で好まれていた音はこうだったんだというものでした。本当にフラットで特徴のない音なのですが、当時の歌謡曲に合いそうだというのは、あるかもしれません。

当時の歌謡曲は、音のバランスをどう考えていたのか、ソニーのカードリッチはまさしくそういった音でした。これはこれで、とても面白いものでした。



今年の高松の池は、カワアイサとミコアイサが目立つな。ミコアイサの幼鳥だろうか。



今日は少し気になって、オーディオのケーブルを一部元に戻してみた。結果だが全くの好みだな。

原音再生とか言っているから難しくなるのだ。現実にブリティッシュスタイルのブラスバンドは相当録音が難しいぞ。それは再現できるかどうかだ。

できないと分かっていればいいだけの話だ。


 

 

さらに冷えそうだ。