今日も曇りだ。一応最高気温は26.5度で最低気温は17.6度だ。ということで都南の屋外プールに泳ぎにゆく。とはいっても決断した時の気温は23.6度、大丈夫かなというのが本音だった。
やはりこのところの天気を写して、水温はとても冷たい。会場した時の水温は23.5度だったという。かつて競泳用プールの最適な水温というのは24度だと言われていた。ただこの温度は選手の健康に良くないし、記録もどうなのかということで、最近では27度から28度程度になっているようだ。
つまり今の常識では冷たすぎるのだ。ただメリットもある。水がとても重いのだ。たった4度の差だが、負荷が違う。その意味ではトレーニング的には好ましい。屋外での風による造波もかく乱要因になって好ましい。だがそのメリットを言えるのは大学生まで。50のオヤジには冷えの要因でしかない。
基礎代謝が違う、スピードが違う、発熱量が違う、だから冷える。冷え過ぎないギリギリのところで丘に上がって休憩をとるメニューが有効なのだが、気温も低い。そうなれば答えとしては比較的スピードを早く長距離となる。目指したのだが、400メートルでダウン。以下100メーターダッシュのみになる。つまりこっちの方が発熱量をキープできるということだ。2000メーターを休憩20分含めて1時間半で終わらせた。私にとってはかなり苦しいメニューだった。充実したとも言えるが、大会が目標でもなく、健康づくりでもなく(それだったら酒とタバコをやめるべきだ)、ただ単に泳ぐのが好きなのだが、お天気様にこうして強制されるのが、屋外のいいところだと思う。
都南の田んぼを少し観察した。出穂にムラがあるのはわかっていたが、このエリアだとどうなるのか気になっていたが、かなりムラがある。異常気象時にはほんの少しの差が稲の生育に影響する。肥料の散布むらとか植えた時の活着むらとか、わかりやすい入水溝と出水溝での生育の差、水温の差で生じる、それが顕著に出る。
逆にその田んぼの特性がわかりやすい時期なのかもしれない。
7月からの気温変化をまとめてみた。今回の結果は7月16日からの低音が原因だった可能性がある。まとめてみたら一時的なものと思っていたのが、全く一時的ではなかったということだ。
私も7月の後半の天気はよくあることだと考えていたが、太平洋高気圧が日本の南にいないことに気がついたのは、8月2日の梅雨明け以降だ。出穂のムラはこの時期から予想できたことなのだろう。
まあ後付けだけどね。
部分的には健全に生育しているところもあるんだけどね。今年はカメムシ被害以外では開花ムラが一定の収量を作るかもしれない。植物というのは困難な時期に生育をばらつかせる、というかそういった機能がある。人が管理しており単一品種だけど、そういった機能がフルに出ているのだと思う。
考えて欲しいのは、今年不稔率が高く、カメムシ害が出て、イモチ病が出て収量が大幅に下がったとしても、岩手県産のお米は美味しいものしか出ないだろう。これは考えて欲しい。
農家は努力して収量と高値を狙う。だが気象条件では全くうまくゆかない時がある。特に今年のように全国的に見れば九州の早場米とかは打撃を受けているが全国的には問題のない収量になる年には、収量の下がった土地の収入が低くなる。
これを補うために今までの籾をふるいにかけるだけではなく、玄米の色選別がかけられる。低温倉庫貯蔵は当然で、出荷後も各精米所で色選別にかけられるのだ。乾燥技術の向上で割れのない玄米も作れるようになった。
美味しいお米は、流通の技術が大きい。もちろん生産者の努力も大きいが、今年の場合だと特にそれが目立つだろう。
ああ、そういえばバターの相場が上がりそうだ。この理由は合成食品を嫌う傾向が世界的にあり、マーガリンが、そのトランス脂肪酸問題で嫌われたというのはある。その上かつては動物性脂肪は健康に悪いとされていたのが、そうでもないとなった。
おまけに中国を含むアジアの需要が入った。かつての需要者がバターを再認識した状態でアジアでの需要急増だ。
ヨーロッパが伝統食材としてバターを守れない状況が出てしまった。つまり以前は過剰な産物だったのが、今や高騰してしまった。以前は世界に売ろうとして頑張ったが、国内供給が危ぶまれるようになった。多分なのだがヨーロッパでチーズもそのうちそうなるだろう。
日本の酪農家の皆さん、面白い時代になりましたね。TPPもヨーロッパとのFDAも風向きがえらく変わってしましました。輸出したいんだけどないからね。
残念ながら国内市場は、バターもマーガリンも使わない方向に動いていますので影響はないのかと思います。まあその前にトランス脂肪酸がいっぱいのマーガリンは日本国内にないはずですが、イメージの恐ろしさが多分このバター危機だろうね。
世界的にもね。
でもね、貧困層に安くて美味しい脂は重要だそ。