今日は総合プールの飛び込み台解放最終日だ。予想最高気温は25度だが、今だとだいたい2時にそれが出る。解放は2時から4時だ。ということはウオーミングアップをきちんとしておけば、なんとか冷えずに飛び込みを楽しむことができる。
さて実行する。水温は飛び込みプールの水深が5メートルと深いため、そんなに冷えてはいない。水温27度と高めになっている。1時から1500メートル真面目に泳いで、ウオーミングアップして落ちまくる。落ちて落ちて落ちまくる。時折雨がパラつく中、常連さん10名ばかりだろうか、みんな楽しんでいた。
私も予定の30分を超えて40分遊んだが、少し冷えてきた。さてとジャグジーに浸かったら、もう戻れない。そうこの時の気温は22度台だったのだ。
22度はさすがに裸でいるのには限界がある。
さて今年なのだが、お盆が少し変だった。何かと言えばニュースで8月15日がお盆の終わりというニュアンスで言っていたのだ。どうも納得がいかない。確かに13日から15日までの地方がある可能性がある。だが東北では13日が迎え盆で16日が送り盆だ。なんで15日という言葉が出たのかがわからない。母親の暦には15日は旧盆と書かれていて、これはなんなんだと思った。
一つだけ見当がつくのは、江戸時代まで旧暦でお盆の日にちが決まっていた。それが新暦に変わった時にお盆の行事に混乱が生じたというのだ。旧暦の暦に合わせておこなうのが旧盆、今年なら9月5日。新暦の7月15日に合わせる地方もある。そして大多数が新暦の8月15日を中心として行う、13日から16日の行事のことになる。月遅れ盆ともいうようだ。ただこの日にちから外れた地方もあり宗教行事の多様性というのを感じる。
大多数の13日から16日の盆というのは単純に一月ずらしただけだとは思わない。旧暦から新暦に移行する時にアバウトに考えたわけではないと思う。今年は確か旧暦でうるう月があるので大幅にずれているが、旧暦と重なることも多いからだと考えている。そして混乱を単純に避けるための手段だったと思う。
ただどちらにしても15日は地獄の釜が開く日である。そのために15日は重要視されるのだが、盆踊り程度の行事しか思いつかない。むしろ迎えと送りが重要だ。迎えた祖霊をもてなしつつ、いて貰っては困るという時期だと思う。
なんで15日がお盆と結びつくのかは確かに理由がある。その上今年は暦の関係で8月11日から13日までが連休だった。里帰りする人たちにとっては14日か15日に住んでいる家に帰るのが合理的だった。だからUターンラッシュが15日に集中したのはよくわかる。だがお盆は終わっていないのだ。
なぜニュースが15日がお盆の終わりと言ったのかはわからないが、母の暦にあった旧盆という書き方から言っても、誰かがなんか現状を無視した説を言い出している可能性はある。神道系のあの団体かもしれない。だがそれが皮膚感覚で正しいのかどうなのか、その前に日本人の宗教観の多様性に目を背けた考えなのではないのか。
それをニュースはそのままに流したわけし、暦にそう書いた人もいたわけだ。
ただ迎えた祖霊が、そのままになるというお盆はあり得ないわけで、送らなければいけない。そう追い出すのだ。そうでないと冥界と幽界と顕界がゴチャマゼになった世界が永続するのだ。つまりは地獄が続くのだ。
まあ正しいお盆が旧暦だとすれば、毎年別な日になるわけで、計画性が難しくなる。でも正しいお盆を推奨するなら経済合理性を無視して旧暦にするべきだな。なんで15日でお盆が終わるみたいなことを言い出す人が現れるのかわからないが、増えすぎた祭日の結果短くなった労働時間を、政府の認めていない休日に規制をかけるべく行なっているのかと、そう思う。いや神道系団体からすればお盆はなくていいものだから、原理主義的に言っているのかもしれない。でもニュースはそれに乗ってはダメだよ。
気持ち悪いお盆だった。本来のお盆は祖霊(悪鬼かもしれない)が来る日だ。丁寧に接待するだけではない。一族郎党が集まって祖霊を迎える、ただし悪鬼も来るから一族で防衛する日でもある。人の生気で悪鬼を防ぐ日でもある。そのため人はこの日にご馳走を食べて踊るのだ。只今やこう言った風習はない。だが、その本義を忘れた原点主義は、つまり中国の風習に倣ったからこうだろうという考え方は、拒否したい。
その前にお盆の風習は、中国伝来から仏教伝来から、それ以前の古い形がある可能性がある。だがその精神性が今でもあるお盆の形式の中にあるとすれば、変革する前に考えなければいけないのは、日本人の本質的な宗教観だ。
本当に嫌だったな。釜が開くのは夜なのだ。15日の夜なのだ。だから16日が重要なのだ。朝があって16日に送るのだ。
太田の田んぼを見てきたが、穂は揃ってきた。
ただ明らかに不稔障害が出ている。垂れた穂の先っぽが白いのがその特徴だ。早く出た穂に出ているので今後どうなるのかはわからないが、一般的な作況指数ではなく、コメの品質での等級は確実に下がるだろう。
ようやく報道でこの低温について話し出した。だがもう対策できない状況にある。
さて彼らはどう報道するのか。イモチ病がなければまだいいけど、東北の太平洋沿岸部ではコメの大凶作になる可能性がある。だが他の地域では平年並みか豊作になるだろう。