今日は注文していたCDが届いた。ミニマルピアノコレクションの第3弾だ。ホワイト・ブラック・ブルーと来た。ピアニストはミニマルのか作曲家でもあるジョアン・ファン・フェーンだからピアノの腕だけでなく譜読み?も安心できる。そのうえピアノマニア。ホワイトはソロピアノのミニマルの曲で、ミニマルの歴史と技法の広がりみたいなものを取り上げている。ピアノはファジオーリの278。ブラックは二台以上のピアノを使う大規模なものばかりで、これぞミニマルと言える曲が並んでいるが、ここでファジオーリの308、スタンウエイのD、スタンウエイの274、ヤマハのC7と並んでいる。ブルーは最近の曲を中心に並べていると言われているが、なぜか作曲者の生年にこだわっているようで、作曲者の名前の脇にb,1952とか書かれている。ここではピアノはヤマハのC7のみ。もしかするとあんまりにも売れたので皮肉を込めて、おじいちゃんの作品と言いたいのだろうか。ブラックボックスはピアノ四台用意しなければいけないとかあるので、ここまで種類が増えたと言える。ただそれでも聞けばなんでこのピアノを選んだのかというのがわかるから面白い。あんまりスタンウエイは好きではないのかもしれない。ベーゼンドルファーが全くないのは、キータッチの好みの問題だろう。こうしてみるとキータッチが軽く早いピアノがお好きなようだ。
ミニマルミュージックの難しいところは、作曲技法としたは単純なのだが編成を大きくしてゆくと演奏困難になること。そうすると譜面にしっかり書かなければいけなくなって、繰り返しだらけの曲になってしまいがちだ。なので編成が小さい方が作曲者の意図がわかりやすい。その意味でピアノのみのこのボックスセットは売れたんだろうなぁ。こんなマニアックなジャンルでだいたい俯瞰したホワイトとブラックで、もうこれ以上はないと思ってたら、ブルーボックスだ。これは結構いい。なおホワイトもブルーも電子ピアノやシンセサイザーを使った曲もあるので単純ではない。
なおミニマルミュージック初心者にオススメなのはブラック。なぜならライヒのピアノフェーズがあるから。なんかなミニマルというジヤンルで個性とか精神性とかそう言ったものまでも取っ払った、究極のミニマル。初期にこの作品があるからみんな熱狂したとしか言いようのない作品。譜面は3小節しかない!それでいながら音が揺らいで新鮮であり続けるのは、最高だ。現代音楽では未だかつてこれを超えるミニマルミュージックはない富割れている。
だが、これってどうなの?機械的すぎない?という方々には、多分ブルーを。まだ全部聞いていない。
で、ストラヴィンスキーの「春の祭典」100周年ボックスセットが隣に?そうこれだけで40演奏入っているからねぇ。ある意味ミニマル。
追記10.13
ブリリアントクラシックのボックスセットにはほとんど解説のブックレットがない。だがこのブルーにはわずかながら解説がある。Terry Rileyの曲は2台のピアノを左手と右手で弾いている、など重要な情報が入っている。やっぱり現代曲だから解説は欲しいな。
投票用紙が届いた。選挙ですね。だが今回の選挙は本当にわからない。共同通信などが行った調査では、自民党300議席で希望の党はそれほどのびず、立憲民主党が2倍に伸びるのではないのかと言われている。ロイターの記事を貼っておく。ここではロイターのインターネットでのアンケート調査が入っている。ここで見られるのは拳法早期改正や北朝鮮問題への対処が目立つ。逆にベーシックインカムとか希望の党が歌っているものは支持率が低い。ここで重要なのは30台までの安倍政権の支持率が高いということだ。それとインターネット投票というのは相関があり大きく出ていると考えられる。それでいてベーシックインカムとか子育て支援に興味を誰も持たないのは、実現不可能だと思われているからだろう。
この結果は私の肌感覚と近い。希望の党は反発を買ったのかもしれない。小池氏の独裁的なものは勝負師としてはよくわかる。だが時間があまりにも少なすぎた。整理できずに急激に膨れた党をまとめるためには必要な胆力なのだが、裏目に出てしまったように感じる。さらに都民ファーストという政党からの希望の党という変化も、大阪維新から日本維新に変えた時のギャップ以上に効いたかもしれない。
その上で、立憲民主党に同情票が集まっている。その上なのだが、共産党が党員の高齢化と収入源でかなり苦しい。そして志位委員長の体制も長いが、不破哲三の陰の時代が長すぎた。この弊害が全国で共産党員を立候補させられなくなっている。結果直接的なコマーシャル手段を失ってさらに支持率を低下させる。今回左派とは全く言えない立憲民主党にかなり食われるのは間違いがない。だが共産党としては旧社会党の社民党とは協力できない。歴史上そうなる。
今回の選挙で社民党には非常に厳しい結果になるのではないのか。
ただここから先に何があるのかはわからない。いちばんの目玉は選挙人が20歳から18歳に引き下げられたことだ。ここでの支持率は現政権が有力だ。
個人的に日本人は変化を望んでいないわけではない。ただ今の息苦しさをなんとかしてもらいたいと思っている。それは、法ではなくいまあるこの日本の凄まじい安全安心社会での絶妙なバランスの問題にある。
実は少子高齢化もこれが原因だよ。結婚がリスクになった時代だからね。
ただ法ではなくSNSなどのつながりに求めても、もうどこにも行きようがないのだ。SNSの多様性は逆に人は孤絶しているという状況を確認させるだけになっている。
だからめんどくさいんでしょ。私もだけどね。
カイツブリの潜る瞬間に遭遇。残念ながら足が見えないからどうなっているのかはわからないが、ハジロ類と同じタイミングになっているのかもしれない。体重移動のみで頭を水に入れた瞬間に足で一気に沈むのだ。オオバンは体重移動と同時に足でこぐ。
これだけは撮影したくとも取れないものの一つだ。1週間張り付くとかそう言ったことをやればいいんだろうけど。ただキンクロのように近くに寄せることができないので、足の動きが観察できないのが残念だ。
おまけに足がどうなっているのか翼がどうなっているのか、見た目でよくわからない鳥でもある。
ということで「きじやまcafebar」に行ったのだが、今日も閉店。電気ついてるんだけど。
2度目もなかった。ということで3度目の挑戦は、しばらくないな。縁のない店だと考える。
逆にグーグルにある「きじやまcafe」が気になる。あそこに何があるんだろう。多分何もないはずだ。確かに山のてっぺんだ。
さて、今のところ伝言ゲームのように探索してきたきじやまカフェだが、どうも認識の誤謬が起きている。実際のきじやまは北山の山にあるが、グーグル検索で出てくる山の上ではない。北山の山の住宅地のいちばんハズレだということだ。隣にも住宅はある。北側が開けていて岩手山が見えるから、住宅地が見えないだけだのだろう。
グーグル検索からの認識の誤謬が、えらく神秘的な店に見せたのだろう。
縁のない店だと考えている。