どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

グローバリゼーションとは

2012-10-29 02:12:47 | インポート
Dsc_8436


学生と話しをしていて、グローバリゼーションと言うのは話しは難しいものだと思った。彼も経済的にはグルーバリゼーションはあるが文化的にはそうならないと考えていたようだが、調べれば調べるほどドツボにはまってゆくらしい。しかもアメリカニゼーションとグルーバリズムを結びつけると相当に困難になる。
まあそれがグローバリゼーションなのだが。


そこで私も考えてみたが、変な事に気がついた。グローバリゼーションを求めているアメリカが、実はドメスティックな国だと言う事だ。自由主義と言う普遍性を持っているが、かれらのシステムはなかなか受け入れがたい。
それでも彼らはグローバリゼーションを推進したがっているように見える。
なぜなのだろうか。

多分だが、冷戦時代にさかのぼる。覇権国家であったアメリカは共産主義のソ連と対峙し、自由主義国家を庇護する立場にあった。そのため関税等アメリカは率先して自由化を進めなければいけなかった。その中で日本の台頭やドイツの興隆があった。
特に日本との経済摩擦は大きく、繊維と自動車で日本から大きく譲歩を引き出した。
実はもしかするとこれが間違いの始まりだったのかもしれない。自由主義経済の盟主が、脅迫で譲歩を引き出したと見られたのだ。そしてそれがアメリカ国内からも批判があった。
自由を標榜する国家にあるまじき行為だからだ。丁度この頃新自由主義経済学派がアメリカで現れる。政府の規制が大嫌いな人たちだ。これは伏線になる。
さて日本との2国間協議は、アメリカにある事を気がつかせた。関税以外にも制度的障壁があるのだと言う事だ。日本との2国間協議は今でも続いているが、これも構造障壁について話し合うと言う事になっている。この辺りを全面的に解決するためには多国間協議がいい事が解った。NAFTAの発足だ。ここからWTOを中心に貿易の枠組み作りに積極的に参加してゆくようになる。

さてなぜアメリカはこういった貿易について積極的に関与するようになったのだろうか。これにはレーガン時代の双子の赤字問題がある。産業が衰え貿易赤字が増え、それに対して財政赤字が増大した。国債を大量に発行しなければいけなくなったのだ。政策としては産業の保護・育成だがなかなかうまくいかない。短期的には国債をどう売りさばくのか、と言う問題になる。国内ですべて売却できればいいのだが、その規模を超えてしまっている。そこでアメリカ金融が考えた手法が、アメリカ国債を外国に買ってもらう、そしてアメリカに入ったお金から、今度は海外に投資する。投資が成功すればその国は豊かになりアメリカ国債もさばけるし投資した分のリターンも得られる。こうしてアメリカの金融業界が大きくなるのだが、この際に問題になるのが、各国の投資条件の問題だ。ある国のある企業の海外投資家の出資比率が30%までに制限されている国とか一杯ある訳で、新自由主義経済を信奉する人たちにとっては許されざる事がまかり通っているのが世界の話しで、こういった不自由さに金融業界がアメリカ政府に文句を言い始める。
そういえば株のカラ売り(自分では株をもっていないが、借りていっぱい売り浴びせて暴落させ、底値の時に大量に買い戻して以前よりいっそう多い株式を収得する手段。意図的な株式操作になるので、禁止されたりされなかったりというグレーゾーンの取引)が出来ないと怒った、ノーベル経済学者がいるとかいないとか。新自由主義経済と言うのはそんな所がある。彼らがアダム・スミスを引用するのは間違っていると思う。


もっとも重要な事件は、ソ連の崩壊だ。
ここで国家間の枠組みが大きく変化したのだ。例えば今まで人件費が高くとも、アメリカの陣営で生産していないといけなかったものが、人件費の安いソ連に近かった国家でも生産できるようになったのだ。
国家はカタログにならぶ存在になったのだ。相対化したのだ。国家の中身はカタログスペックでしか見られないものになっている。後は神話だ。勤勉な日本人とかガンコなドイツ人の作る製品はすばらしい、というブランドになっているだけだ。
企業から見たら、別にアメリカで生産する意味も無い。いやそれは初めっから解っていた事だ。だが敵を利する事は出来なかっただけだ。今や敵ではない。
初めはおずおずと、それが2000年を境に一気に来ているのが企業のグローバリゼーションだ。どこに本社をおいてもいい時代になったのだ。代表例がケイマン諸島のタックスヘイブンだろう。シンガポールもそうだ。


グローバリゼーションの真の主役は誰か、解ると思います。多国籍企業です。アメリカはその流出を食い止めるべく努力しているだけだと思います。金融業は完全にそうなってしまいました。


多国籍企業の都合のいい枠組みが形成されている、といえばそうなりますが彼らをどうするのかが国家運営になって久しいと言う事があると思います。この例では90年代のアジア経済危機です。巨大な金融経済のフローが国家を一気に破綻寸前までに追い込んだ事件でした。ソロスのポンド売り浴びせ事件もありました。
規制すれば逃げるし自由にしたらとんでもない事を仕掛ける彼らをどうするのか、もはやアメリカを超えている事がグローバリゼーションなのでしょう。


フラワーザクプロジェクト・プロトタイプ

2012-10-27 19:41:44 | 相模屋ザク豆腐等
Dsc_2697


さて大体レシピが決まった所でフラワーザクプロジェクト開始です。同時進行でズゴックも始めます。
基本レシピとしては

水分     500cc~600cc(半分に分ける。半分を加熱して、半分を室温で使う)
粉寒天   2g
ゼラチン  5g
味付け   お好みで。ただジュース類でタンパク質分解酵素をもっているものは要注意です。

1)水半分に粉寒天を入れて加熱する。沸騰したら火を弱火にして2分間加熱する。よく撹拌する。湯煎で加熱すると後々楽。
2)火を止めて、85度程度に温度が下がったら粉ゼラチンを徐々に投入する。粉ゼラチンは水でふやかしてからでもいいと思う。ただ一気に入れない方がいい。どちらにしてもよく撹拌する。
3)これに残りの水を入れて、よく撹拌する。
4)少し重くなったら(40度前後)、型に花を飾りながら徐々に液を投入する。
5)花の位置がずれたりした場合は、まだゼリーが生固まりの状態、ゲル状の内にピンセットや箸で位置を調整する。


Dsc_2698


今回はナスタチュームの花と若芽を使いました。実はナスタチュームですが、ゴマあじのピリカラのサラダ素材です。今回砂糖で味付けしたのですが、薄いコンソメにすれば良かったと反省しています。

今回水と砂糖なのですが、550ccで作りました。少し潰れが大きいようです。この当たりは具材を検討しながら決めなければいけないようです。具材が多い場合や、骨格になる繊維分の多い場合は水分量が多めになるように、今回のように少ない場合は水分量を少なくなるようにコントロールする必要がありそうです。



Dsc_2699



まあ本家がサンライズで分家が相模屋さんですが、型があるのでイラン産のAK-47みたいなものかと。ライセンスのライセンスで最後にはライセンス違反になるような。
でもフラワーザグは機会があるごとに作りたいと思います。ガンダム世界では、ザクは元々重機扱いのものが戦闘用に転用されたもので、本来は平和利用のものでした。初めっから戦闘用に開発された白いやつとは少し違います。
なので平和を象徴するためには、フラワーザクです。
とはいってもズゴックフラワー計画はどうするのか、今の所思案中です。やっぱり食べられる事を前提にしたいですし。とはいっても全く食べられないものもズゴックでは検討中です。


赤いザクと緑のザク

2012-10-27 18:50:38 | 相模屋ザク豆腐等
Dsc_1813


さてゼリーでザクを作るシリーズです。今回は赤ザクと緑ザクです。



Dsc_1522


実はトップの緑ザクは、冷蔵庫の中で凍ってしまいシワシワになってしまいました。写真は目をつけてはいないのですが、前に作ったものです。
材料は伊藤園の「緑の野菜」ジュース500ccと粉寒天2g、ゼラチン5gです。少し水分量が足りなかったかもしれません。ほんの少しで固さが変わります。
目の所に気泡が入っていますが、これはジュース250ccを加熱し寒天を入れて煮とかし、80度程度に温度が下がった所でゼラチンを投入しよくかき混ぜ、そこに残りのジュースを入れてよくかき混ぜ、一気に45度まで温度を下げて固まるか固まらないかの所で投入したためです。このとき2回に分けて投入したのですが、このとき表面にで来た気泡が残ったようです。


Dsc_1815


赤いザクは、カットトマト一缶とトマトジューズ180ccと、粉寒天2g、ゼラチン5gです。固形物が多いせいかかなり固めに仕上がりました。
この場合、粉寒天・ゼラチンの量を減らすべきでした。



Dsc_2693


さてやっぱりとなりのザクにしてみました。花はナスタチュームです。
ちょっと時間を置いてから撮影したので、表面が乾いています。



Dsc_2694


上から見るとこういった配置になっています。
さてこのザクですが、介護用のゼリーの作り方に近いんですね。食べてみて気がつきました。
なんか今から30年後の介護食品にこんなものがありそうで、チト考えてしまいました。


コメ値上がり!

2012-10-26 01:41:01 | インポート
今日米を買いに行った。上田通りにある自家精米のおいしいお米屋さんだ。2キロでも嫌な顔一つせずに精米してくれる。奥さんは風邪を引いたらしく声がガラガラだった。いつものアキタコマチを頼んだら、ちょっと躊躇してあと少しだ、とつぶやいた。
そういえば新米の季節だが、アキタコマチは23年度産だ。24年度産のアキタコマチは脇に隠れていた。
アレっと思った。24年度産は23年度より40円も高いのだ。ここ数年の最安値が310円だった事を思えば。80円の値上がりになる。しかし今期の値上げは全く解らないものだった。

このお米屋さんは本当に真面目な人なのだが、どうもこの値上げには疑問があるらしい。だからアキタコマチの新米は隠していたのだ。いろいろ話しを聞いたら変な事になっているようだ。旦那さんも出て来た。


旦那さん曰く、全農が集荷量を確保するべく取引金額を値上げした。ただこの取引がチトめんどう。取引が成立した際の、全農が払う前渡し金を増額したのだ。ただ本来なら前渡金に対して実需に齟齬があった場合、後払い分が減額されるはずなのだが、どうなっているのか解らない。
小売りとしては仕入れ価格に反映させなければならないが、只でさえ米を食う人が減っているのに、このやり方だとだれもが幸せにならない。


日本国内の米の需要状態は低下している。最近パンに抜かれた事が報告されている。しかしせんべい等の米菓の米は逼迫状態だ。変なことが起きている。これはどうも補助金の問題らしい。米菓向きの米生産の補助金がないからこうなったようだ。
補助金精度が、実需にあわない生産を引き起こしている。


昨年度原発事故で、コメの需要供給が逼迫した。特に影響を受けたのが加工用と業務用だった。特に米菓とかの加工用は米値が上がりギリギリのになった。業務用も輸入を検討し、実際はじめた。
この状況、実はその前に全農は米の集荷の最大の大手でありながら、農協主体なので農民保護という訳の分からない宿命がある。しかしそれ故に農家を囲い込みしすぎる印象もあり、大変嫌われている。

今回の米値の値上がりは、本質的に良くない。
まず需要を冷やすだろう。特に納得するような、冷害とか不作みたいな状態ではない。今年は豊作だ。これが値上げに逆に作用する。いまの外食産業の動きから言っても危険だ。
次がもっと嫌な話しだ。全農が集荷量を維持するために値上げしたのだ。集荷手数料が減るのを怖れている。
確かに各農協や全農は統合やらリストラを続けて来た。確かに効率は上がって来ているようだ。だが今回の値上げは全く理解できない。集荷量を確保するための値上げであって、それで受益者が仕合せになる事ではない。
誰のために全農があるのか、下部組織の各農協があるのか、真剣に考えて欲しい。

一番嫌なのは農家から直接米を買える現代で、全農が相場をかく乱したあげくに、販売価格に転嫁する事だ。これは独占禁止法に抵触するのではないのか?全農は今でも最大の集荷量を誇っているはずだ。


東電とどこが違う?農家を相手にしているから全農はマシかもしれない。
まとめます。全農は日本最大の米の集荷団体で、各地域の農協の上部団体です。様々な事業がありますが、米の集荷業務が大きく、この手数料収入がバカになりません。それが米販売の自由化で、以前は一手に引き受けていたのが無くなります。しかし全国に張り巡らせた農協システムで維持してきましたが、最近では農家が直販する事が増え、集荷量が減少して来ています。そこで前渡金の増額で買い取り価格を値上げしたのですが、内部で処理しきれずに価格転嫁した、と言う事です。
私は、ここに需要が低迷しているのに更に低迷するような事をしたあげくに、他の集荷業者まで含めて最大の全農が値を釣り上げて集荷量を維持しようと言うのは、独占禁止法に抵触する可能性がある、と思います。
農家の保護育成の側面も解りますが、完璧にやり過ぎでしょう。


岩手大学ののらねこ・天信系の動向

2012-10-24 02:31:23 | インポート
Dsc_0813


盛岡市営体育館の脇に小道がありますが、そこにある食堂が自転車の通行制限をしていると言う話しを聞きました。
とはいえこの道は、私道だと思うのでそれは正しいのですが、なにやらおぞましい話しが聞こえて来ています。
やはりネコ絡みです。

ミクシィのコミュニティがあるようです。


Dsc_0814


早速警告がありました。砂利が自転車のタイヤで飛んでガラスを壊す?大変な被害です。問題は「猫を弾く」ですがちょっと意味が分かりません。「猫を轢く」とは思いますが。


Dsc_0815


ひなたぼっこしています。写真に写っていないのを含めて8匹確認しました。
ゴミ収集車が、この猫たちで立ち往生しています。道路から猫を追い払っているのですが、1匹来追い払うとまた一匹が道路に出るので、追い払っています。
しかし何か楽しそうです。きっと心が優しい人なのでしょう。


Dsc_0817


さてニューフェイスです。いま時期にですよ!さて冬を越せるのでしょうか。


Dsc_0820


若い猫たちが、こうやって子猫とじゃれています。とはいっても明らかにのど笛に噛み付こうとしています。
こういった猫社会がどうなのかは解りませんが、序列の教え込みでしょうか。でも序列の教え込みだとしたら、この子は離乳した子供だと言う事になります。それにしては小さすぎます。
猫はメス猫に子供がいる場合、よその猫が子猫を殺す場合があります。子猫が全部殺されて再発情した隙を狙って交尾して自分の子孫を残そうとするようです。この場合はそれでは無さそうです。
考えにくい事なのですが、こうして子猫に絡んでくる猫は明らかに若く貧弱な子が多かったので、もしかするとチョロチョロしている子猫を獲物と考えて絡んで行ったら、同類なのでそれ以上はしなかったと言う事なのでしょうか。



Dsc_0822


生き延びてくれる事を望みます。


Dsc_0834


問題はこの看板。
「天信の前乗るな(自転車)非情人間により猫がひかれ死傷した 8匹死 タイヤからの飛石でガラスは破損されるし 参考現行犯は何らかの措置おとるぜ 何度も注意しているはず」
なかなかに効果のありそうな文面です。若干狂気を感じます。
この店は20年くらい前に開業した、場所から言っても岩大生以外は利用しない店です。一時期は盛がいいと言う事で多少岩大生以外にも知られたのですが、そのブームはあっという間に去って猫が住み着き、今日に至ってます。それがメインの顧客にキレているようで、何か主客転倒している様に感じられます。


Dsc_0838


そもそもは、あまりにも間違った猫の飼い方をしているからこうなるのであって、もしも彼の言うように自転車で猫が轢かれているとするならば、自転車からも逃げるだけの体力の無い子たちがいっぱいいた、ということです。
8匹のうち一匹の死因は知っています。カラスに食われたのです。
非情人間として、観察結果なのですが本年生まれた子猫の淘汰が厳しくて、残った子はかなり元気だと見えました。


Dsc_0836


ゴミ収集車が、またここで止まりました。身長172センチ推定体重90キロのスキンヘッドの推定年齢30歳後半の強面なのですが、仕事になんねェ!と猫にメロメロです。優しいんじゃなくて単なる猫好きでした。
彼からの情報で、岩大の野良猫を積極的に保護している人がいるようです。長田町の骨董品屋さんのようです。だがやはり小柄な個体が多く、他人には慣れないのが残念との事です。



Dsc_0844


オマケ
ザクのリンゴゼリーを作ってみました。レシピは以前言った通りです。リンゴの皮で赤を少し強調し、紅玉の果肉を入れてみました。下のリンゴはつがるです。なぜか今年の小雨高温にもかかわらず玉伸びが良かったらしく、かなりの大玉です。滝沢村産です。