どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

全国人民代表者会議の日程は?

2012-11-03 13:57:49 | インポート
さて今思いついた。全人代が11月にずれこんだ理由だ。
権力闘争が激しくてとか、まあイロイロいわれて来た。たしかにそれもあるだろう。だが話しはもっと簡単なのかもしれない。
アメリカ大統領選にあわせたのだ。メリットはある。まず世界第2位の国家と第一の国家と同じ日に決まると言うのは、なかなかの見栄だ。それでいて世界の注目をそらす効果もある。アメリカ人なんて専門家以外は、今中国に注目している人なんていないだろう。日本だって全人大の報道はかなり少ない。
次に中国の執行部が先に決まると今後の中国の動向がおおざっぱに予測できる訳で、アメリカ大統領選後半では中国が議題に上がりやすくなる。これを避けられる。
最後に、同時に決まると話し合うきっかけ作りにならないか?けっこういい演出にはなる。些細かもしれないが、いがいとこういった例はある。互いに祝電を打ち合う所からはじまるのだ。

さて私は楽観過ぎるだろうか。


ザクで水ようかん

2012-11-03 13:37:34 | 相模屋ザク豆腐等
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さてこの前のパンプキンムースで小豆を炊いたのだが、余ってしまった。なので寒天で水ようかんにしてみる。
あずきの炊き方は古典的な方法で炊いた。
1)あずき200gを水に一晩つける。
2)つけ汁と一緒に強火でゆでる。沸騰したら中火にして少しおき、火を止めて汁と豆を分ける。
3)豆に新しい水を入れて、弱火でゆでる。豆が柔らかくなったら、砂糖80gを3つに分けて、ゆで具合と味を見ながら徐々に投入する。今回は豆の形を残したかったので水は多めで、3回火を止めて砂糖を入れ、さめたらまた火を入れてを繰り返した。


なお今風の小豆の炊き方に、水に最初っから砂糖を入れて溶かし、そこに小豆を直接入れて炊いてしまうと言う方法がある。これは早くて簡単で、豆の風味がたっぷり残る。


さて残った豆と汁を測ったら400ccしかなかった。なので黒蜜と水で500ccにして粉寒天4gを入れて沸騰させて、そこに冷凍イチゴを入れて固めてみた。
けっこうあっさりした感じに仕上がった。


今日の雑感・アメリカだったり日本だったり

2012-11-03 03:55:09 | インポート
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写真は10月30日の月だ。この月が大潮を引き起こし、爆発的に増大したハリケーン・サンディが海面を更に押し上げ、暴風と豪雨で4メートル超の高潮を引き起こした。このハリケーンでの被害者は今の所100人のようだ。もっと増える可能性もある。
昨年の震災でアメリカにはひとかたならぬお世話になった。他の国の支援もすばらしかったが、やはりアメリカの支援はズバ抜けていた。なので少しでも恩返しがしたいと思うのだが、ちょっと調べている。

サンディの被害に遭われた方にお見舞いを申し上げます。そして亡くなられた方のご冥福をお祈りします。


さて今回被害の大きかったニュージャージー州共和党のクリス・クリスティ知事とオバマ大統領が抱き合って、互いをほめたたえたという報道がありました。このクリス・クリスティ知事ですが歯に衣着せぬ発言で、共和党らしくオバマ大嫌いらしいのですが、これがオドロキだったようです。
これが現在進行中の大統領選にどう影響するのかが注目です。共和党候補のミット・ロムニー氏が昨年の予備選挙で、災害時の連邦政府の支援予算について、「残せない。子供たちの未来を危険にさらすことなく、災害支援をする財政的余裕はない。債務を返済し終わる前に自分たちは死ぬとわかっていながら、債務を増やし続け、それを子供の世代に押しつけ続けるのは不道徳だと思う。まったく理解できない」という発言をしているようです。これは致命傷になる可能性があると思います。
そもそもオバマ大統領の当選の時も、ブッシュJr.がハリケーン・カトリーナの対応に消極的で、更に連邦予算から災害対策のFEMAの予算を削って組織替えもして弱体化させていたのだ。つまりは人災であったと言う事だ。ロムニーの発言もこの共和党の政策の流れなのだが、この事件で共和党が大統領選で負けたのだ。今回もそうなる可能性が高い。もしもそうなったらマッチョなアメリカを標榜する共和党の大統領候補が、女性にやられる(二つの台風は女性名だ)と楽しい事になる。
個人的にはロムニー候補の落選を望んでいます。まず彼の掲げる政策が実現した場合、軍隊の予算とメディ・ケア等の予算をそのままにして他の予算は削る事になります。30%カットになるようです。こうなったら確実にアメリカの景気は低迷します。次が対中国なのですが、これがあまりにもKYです。中国を為替操作国だと言うのはいいのですが、それを政策にしてしまったら中国と対立する訳で、それが現在の日本に影響し、韓国のアメリカ離れを促進するだろうというのは予想できます。更に共和党の現在の状況から、むしろアメリカ国内情勢も対外情勢も最悪になる可能性すら考えられます。
そういった意味でオバマ大統領の続投が望ましいのです。今現在中国では全国人民大会議が行われているのですが、ここで政権交替は決まっています。中国の出方が変わるのは解っています。この状況で日本は投資不適格国とかんがえているロムニー氏に変わると、何が起きるかは、考えたくない。


さてそのアメリカの軍隊なのだが、沖縄で二人の軍人が日本人女性をレイプした事件がありました。これは痛ましい事件です。ただそれ以前にも事件があって日米地位協定が変わったり、綱紀粛正を米軍が約束したのに関わらず起きてしまいました。嘉手納基地問題もあるのに、オスプレイ問題もあるのにどうしてこうなるのと、本当に残念です。
この事件を受けて日本に駐留する米軍が、夜間外出禁止令を出しました。この間変な事故がありました。電車の屋根に登って高圧電線に触れて感電死した米軍軍人がいました。凄い泥酔していたのでしょう。
そして今回、沖縄の飲み屋で酒を飲んでいた軍人さんに、もう門限だから帰りなと(沖縄では夜間外出禁止令は知られている)店主が言った所暴れはじめて、3階にいた中学生を殴ったあげくに窓から飛び降りて肋骨を折る(どういった着地だったのかよくわかる。相当泥酔している)と言う事件が起きた
3年前だろうか、縁側で知らない外人が泥酔して寝ているのが通報された事件があったが、そういったのどかさは全くない。

多少アメリカの軍人に同情する所がある。まずイラクやアフガニスタンでの戦争がある。これで身も心も傷ついた軍人が多いのだろう。そしてマイケル・ムーア監督の映画でもあったが、大学進学を保証するとか奨学金があるとかそういった言葉で、貧乏だが優秀な高校生をリクルートして、さらに一本釣りした学生の影響力で何人か引っぱり上げてゆくのだが、実際奨学金は無いし大学推薦も無い。そういった人がいっぱいいる訳だ。ものすごい欲求不満だろう。その上で夜間外出禁止令だ。休日であってもそうだ。
アメリカ人にとって、自分の自由になる時間を奪われると言うのは完璧に苦痛だ。職業倫理も超えるだろう。なので泥酔する。そして訳の分からない事件を引き起こしている。そう考えるべきだろう。
ただこれで日米地位協定は厳しくなるだろうし、沖縄の米軍基地の問題も更に深刻化するだろう。これに対応する現在の日本政府はどうしようもないのだが、もっとどうしようもない事が起きている。


財政の壁だ。赤字国債発行の件で自民党が、野田総理を非難するばかりで妥協する見込みが無くなって来ているのだ。地方交付税がこれにより滞る事になった。思えばアメリカも同じ状況にあってそれを私は非難して来たが、まさか自国がこうなるとは思っても見なかった。私は現在の自民党は、あまりにもアメリカの共和党のやり方をまねしすぎて、あの民主党の実現不可能なマニュフェストより酷い状態になっていると考えている。そして自民党総裁選で安倍氏が勝った時点で、この党、それよりも支持者が腐って来ていると感じた。本質を考えない右翼、そういった物になりつつある。その上安倍氏は難病指定の病気だったが、本当に総理を辞めた理由は政権運営の行き詰まりだった。これを忘れているようでは未来は無い。
確かに野田総理は悪い。そして民主党にはここまで人がいないのかと驚くほど人がいない。それでも現在の自民党よりは、マシに感じる。
野田総理は、あれでも、まだ国民に対して誠実だと感じるからだ。ただそれが中部大学の武田教授ほどは誠実でないと言うだけだ。それでは武田教授が日本の首相になったら?それはそれで面白いが、政治家としては完璧に資質がない。


日本は大平内閣の時に消費税議論が起きた。それが竹下内閣までずれ込んで、その間今と同じ、政府はもっと小さくなれるはずだと言う議論が先に立ち、消費税は後回しにされた。それは現在でも続いている。
だが財政の壁は近づいている。

さて日本の国債が世界情勢に与える影響はどの程度か。日本国債は大半を日本の銀行がもっている。だが15%程度だったと思うが外国人がもっている。現在の日本国債総額が900兆円(よくわからなくなって来たぞ)、対外で140兆円になるとすれば、この破綻の影響は大きすぎる。財政の壁にブチ当たれば確実に、テコの原理で壮絶な投げ売りになるのが目に見えている。もちろん日本の銀行が日本国債を大半もっているので限定的に動くのだろう。だが予断は許さない。
自民党は、本気なのだろうか。彼らが楽観視して来た未来が今であって、その未来に対して反省のひとかけらも感じないのは私だけだろうか。逆に今の野田政権で3年続いた方がまだマシと思うのは私だけだろうか。


この記事だが、途中で文体が変わってしまった。これは気分が高揚したとかそういった問題ではなくて、今サファリでかいているのだが、やっぱり午前2時前後で記事が飛んでしまったのが原因だ。もう本当に頭が痛い。3200字以上打ってから飛んでしまったのだから。確かに行動障害があると自分でも思っているのだが、それが原因で文体が変わるというのはママある。でも今回は勘弁してもらいたい。
実は前の前の武田教授関連の記事だが、地域を確認する為にグーグルマップを立ち上げたら、本文がきれいさっぱり消えてしまった。この障害は以前から解っていたのだがうっかりしていた。


さて最後に、シンドラー社のエレベーター事故に関して。シンドラー社のエレベーターや回転ドアは日本国内ではかなり事故率が高い。これはなぜかと考えればシンドラー社が日本人に向けて製品をチューンナップしていないのが原因だ。せっかちな日本人にはあっていないし、うっかり者の存在も忘れている製品のようだ。そして日本は今あるシンドラー社のエレベーターに対して改修費用の一部を負担するとしているのだが、そこまでしてもその改修工事がとても少ないのが判明している。シンドラー社は、どうもやる気が無いようだ。そしてシンドラー社のエレベーターを入れたビルのオーナーはもっとやる気が無いようだ。
最低だ。


さてシンドラー社のエレベーターで記憶にある限り日本で二人死んでいる。これを右翼的に言い換えよう。

シンドラー社のエレベーターは日本人を二人殺している。

こういった言い回しに注意しないと、世界が狭くなる。




キノコの放射能汚染

2012-11-02 17:15:58 | インポート
チェルノブイリ事故のとき、野生キノコにかなりのセシウムが蓄積される事が解った。あの時は特にアンズタケが有名になった。そしてキノコを食べる野生動物の採取も禁止された。
岩手県の野生キノコの汚染状況が発表になっていたのだが、やはり驚くべき数字がある。
まずはこちら。
まず奥州市のハツタケ3000Bq/kg、陸前高田のアミタケ1900Bq/kg、一関市のホウキタケ1400Bq/kgと凄まじい数字が並んでいる。もちろんキノコなので一人で1キロ食う事は無いが、あぜんとする数字だ。いかに山地が汚染されているのかが解る。とはいえほとんどが100Bq/kg以下なのだが、県南部ではちょっと高めが多い。
また腐食性のキノコと菌根系のキノコでは腐食性の方が高くなりがちだが、汚染地域ではどちらも危険と言う事になる。ホウキタケはチェルノブイリ事故の時も話題になったキノコだ。この中で特にアミタケはセシウムを蓄積しやすいようだ。表から推察するに盛岡ー宮古間から北の野生キノコは安全だと言えるが、それより南は用心にこした事は無く、県南部は止めた方がいいとなるだろう。それでも種類としてはアミタケ、ホウキタケ、ナラタケ、ハツタケは食べない方がいいかもしれない。まあハツタケを1キロ食べるとなれば大変な金額になるが。キノコに関しては量を食べる事が無い。それが救いだ。
また栽培物でも露地栽培の原木シイタケや原木ナメコは、やはり盛岡より南の物を避けた方がいいだろう。実際私でも昨年から、野生キノコや露地栽培ものや、たとえハウス物でも原木物は避けている。工場出荷のキノコのみ食べている。昨年からは安全な岩泉のキノコすら疑ってかかるようになってしまっている。

実際岩手県に住んでいてこんな事をいうのは気が引ける。風評を煽ってどうするんだと言われるだろう。だが一番驚いたのは産直で売られている物の中から検出されている例があると言う事だ。これは本当に残念な事だ。放射能汚染についてのんびりしすぎているし、無知も甚だしい。怒りさえ覚える。自分で自分の首を絞めるのだから言い訳にもならない。
とはいえ、多分なのだがこのセシウムキノコを産直に出したのは、老人なのだろう。あまり若い人でキノコ採りに夢中な人はいないし、お年寄りなら何にも考えないだろう。
昨年は福島・宮城・岩手の三県に対して、毒を作って売っていると言われたが、このキノコの件はそういわれてもしょうがないものだ。この検出された市町村の野生キノコ(種類別ではなく野生と言えば全部だ)は、現在出荷停止になっている。そして野生キノコはほとんどが地元で消費されているので、他県にはほとんど出荷されていないのが救いだ。
ただ秋田県の人たちはどうするのだろうか。けっこう秋田県の人たちが職業的にキノコやタケノコを捕りに岩手県まで入っているのだ。もう捕り尽くすほどに取って行くのだが、それがどこかに出荷されると言うのは恐ろしい事だ。



PS
岩手県では流通業者や販売業者に対して、自主検査で50Bq/kg以上のセシウムの値が出た場合届け出をして、県が精密再検査するといっていますが、どの程度守られているのでしょうか。一応万が一計測ミスで規制値を上回らないように、対策はしているとはいえます。


岩手県の放射能汚染と武田教授のブログ

2012-11-02 15:22:38 | インポート
ン~あんまりいいたくないのだが野生動物の放射能汚染の時に、歯切れが悪い書き方をしていたのだが、認めます。武田教授のいうように岩手県は放射能に汚染されています。特に県南部では大きいです。でも大体農産物のデーターでは、武田教授の推奨する40Bq/kg以下でほとんどが検出限界以下になっています。
今日の教授のブログで、一関のソバからセシウムが検出された件に触れています。
武田教授のブログはこちら。
ただちょっと問題があるかなと思います。各当する項目を抜き出して補足します。
武田教授に関しては、あいかわらずオッチョコチョイだなと思います。



「 岩手県一関市で製造されたそばから1キロ340ベクレルのセシウムが検出され、出荷停止になりました(2012年10月22日)。」

まず、製造ではありません。生産です。これでは一関の製麺業者のそばから検出されたように見えます。
次が岩手県のデーターでは250Bq/kgのセシウムなのですが武田教授は340Bq/kgと書いています。独自の情報チャンネルをお持ちなのでしょうが、多分勘違いでしょう。この1点だけが本当に突出したデーターになっています。検出されたのは、一関市興田村の3カ所で生産されたソバの、一カ所から検出されました。ここがホットスポットだったようです。他2カ所は。18Bq/kgと検出限界以下(8.8Bq/kg以下)となっています。なお興田村は典型的な中山間地の小さな盆地です。

「一関は岩手県のホットスポットで、」

これに関しては正しいのですが、広い面積の中でもむらがあるということです。今の所発表されたデーターから平地は比較的安全で、山にホットスポットが多いらしいと言う事です。野生クリからも最大89Bq/kg検出されていますし、一関のクマのデーター(1点しかないのですが)も450Bq/kgとそれを裏付けています。あとキノコ類ですが、野生キノコのデーターが発表されています。こちらです。山地の汚染状況がよくわかります。チェルノブイリ事故の時もそうだったのですが、キノコ類は放射性物質を蓄積しやすいようです。これに関しては衝撃的な数字があります。
とはいえ、一関全部がだめみたいな言い方は無いんじゃないのかなと思います。

「行政が生産者のお金を優先し、口に入る作物の汚染を認めないという特殊な考えなので、継続的に一関の農作物を避ける必要があります。」

ここがまず違う。岩手県はこのデーターを公表している。汚染状況の公開はかなり進んでいるレベルだと思う。一時期の宮城県ではない。むしろサイト上で解りやすい所にリンクを貼っており、よくある木の葉を森に隠すような事をしていない。強いていえば過去のデーターにも当たれるようになって欲しいと言う事だけだ。
ただ岩手県は国の基準に従っているので、教授から見れば不誠実に見えるのだろう。だが行政としては仕方が無い側面がある事を認めるべきだ。独自基準を作ると言うのはそれはそれでリスキーだからだ。
実際、一カ所から基準値超のセシウムが検出されるとその地区は全面出荷停止にしている。決して消費者を無視している訳ではない。そして現実に流通業者の基準が更に厳しいことも指摘したい。


さてソバのデーターだが、こんな具合だ。

さてどうもソバはセシウムを取り込みやすいように感じる。その上でデーターを見る場合、大きな産地ほどサンプル数が多くなると言う事、次にソバは中山間地で生産される場合が多いと言う事を念頭に入れてもらいたい。
なぜか大更にホットスポットがあるのが解る。ここは岩手山と八幡平にはさまれた所で、盛岡市上空を通った放射性雲が岩手山にぶつかり東斜面側から巻き込んで岩手山の裏側に降下した物の様で、ちょうど大更がその位置に当たる。牧草の汚染状況もこれと一致している。ただ航空機によるモニタリング調査ではこの点ははっきり出ていないし、他の作物を見ても大更が酷く汚染されている訳ではない。なのでソバの特性なのかもしれないと考えるのだ。
他に検出された地域で、宮古市小国や久慈市山形村、軽米町晴山村など検出されそうにも無い所から検出されているが、ホットスポットとはそうゆう物なのだろう。なおこの3カ所だが中山間地と言うより、山だ。
同じ地点や近い場所で、コメではほとんど検出されていない。これはコメが水田で育てられるのが影響しているのだろうか。同じイネ科の植物で、小麦ではほとんど検出されていない。ちょっと面白い所では軽米町の六条大麦で検出されている。岩手県内5カ所からの検査だが、汚染の強いと見られる一関市では検出されていないのに、なぜ県北も最も北の軽米町で検出されているのか、不思議だ。多分土壌成分の問題があるのかもしれない。
大豆でも九戸村の江刺家から8.6Bq/kg検出されているが、これまた県北なのでちょっと不思議だ。遠野の青笹村の8カ所のうち一カ所から武田教授のいう40Bq/kg以上の値があるが、岩手県の大半は不検出で、検出されても40Bq/kg以下になっている。
これらの農産物では当然ほとんど40Bq/kg以下なのだが、他の農産物でもそうなっている。100Bq/kgを超えた物は出荷停止になっているし、

ただ武田教授は科学者として、かなりマトモだと思う。科学者としては1点でも例外があった場合はその他すべてのデーターを疑うのは正しい。これは確かなのだ。だが現実に落とし込んでゆく作業ではもっと精査が必要だ。1点だけでいう場合は、やはり慎重な意見であるべきだろう。
なお私は武田教授の40Bq/kgの基準値を支持しています。非常に合理性が高い数字です。もちろん低ければ低いほどいいですが。
こうして農産物の検査データーを見ると、一つだけ残念な所がある。検出限界値がバラバラなのだ。ある時は8Bq/kgで不検出となり、ある時は2Bq/kgで検出されているとなると、データーに疑義が生じる事になる。この辺りをキチンとした方がいいと思うが、やはりゲルマニウム検査機が‘行列のできる県設備’となっている状況では致し方が無いのだろう。とはいえ例えば穀物では検出限界を5Bq/kgにするとか、カリウム分が多くて測定が大変そうな果物は10Bq/kgにするとか、合理性のある基準を作ってもらいたいものだ。


PS
ソバのデーターなのだが、滝沢村からも検出された。だが40Bq/kg以下だ。詳しくはホームページを参照して欲しい。ただこれである法則が見つかりそうだ。火山灰質の所でソバを育てた場合にセシウムが移動しやすくなっているようだ。そう考えるとかなり合理的に説明がつく。