第十九章(10)
般若心経
何の為に最後に「般若心経」を加えたか?
誰も解説しなかった。
呪の最後にはスヴァーハ(僧婆訶)が使われる。
いろいろな真言(呪)に必ず使われる。
「成就・到達・完成」そんな意味でもある。
最後の「般若心経」の訳。
「こうして般若心経は完成された」
これは、苦し紛れの訳だろう。
美人の美しい人、みたいな訳はいらない。
蛇足にもならない。
完成された呪だった。
その後に、呪ではない四文字。
ある意味、ドンデン返し。
呪は完成されているが、呪が無くても大丈夫。
優しさの更に上を行く優しさ。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)