「迷言」の章・305
誰かの名言や格言のパクリです。
【人間よりは金の方が頼りになります。
あてにならないのは、人の心です】
安っぽい道徳心や教育心などでは人の心の大切を訴える。
だが、そういう人は裏では金で転んでいるのだ。
ほとんどの事は金の方が頼りになる。
それは、現代の世の中では事実なのだ。
人の心が移ろいやすいのは、古今東西の事実。
信じたいと思うのは勝手だが、事実はあてにならない。
それは、自分自身をよく見つめても確認できる。
心はもともと幻想なのだ。
これも事実だが、認めようとしない。
肉体があり、その中に頭脳がある。
本能というものもある。
その中に培われた思いがある。
その他にも、深いところに魂、精神とよばれるものがある。
それらから浮かび上がる、幻想の複合体。
それが心とよばれる、とても頼りにならないもの。
大切なのは、心ではなく、肉体と精神の方なのだ。
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