「迷言」の章・554
誰かの名言や格言のパクリです。
【若い時に苦い水を飲まなかったやつは、ひだちが悪い】
苦労しておかないと成長が悪い、という意味だろう。
だが、そんなことはない。
苦労を栄養にする人は、成長がいい。
だが、苦労を毒にする人は、ひねくれるだけだ。
苦い水を飲まずに、いい性格のまま年を重ねる人もいる。
苦い水を飲まずにいたから、他人の苦労を理解できない阿呆もいる。
総じて、苦労した人は少し被害者意識が大きい。
その為か、自分が何か言える立場になると苦労が大切だと言い切る傾向だ。
苦労なんて、誰にでもあるともいえる。
その種類が違うだけだ。
生きていれば、いろいろあるのだ。
一見恵まれているように見えても。
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