「迷言」の章・577
誰かの名言や格言のパクリです。
【花に嵐のたとえもあるさ。
さよならだけが人生だ】
漢詩の訳の一部分だが、ここだけが有名になった。
ここだけなら、受け取り方は様々だ。
とはいえ、根暗の詩ではない。
一見無常観にもみえる。
だが、カンパーイ!
と今を愉しむ酒飲みの詩だったのだ。
酒飲みはどんな理由をつけても飲みたいのだ。
ともかく、結構前向きな言葉のようだ。
いつか散る花だが、咲いている時は綺麗だ。
必ず、いろいろな「さよなら」をするが、その前に出会いもある。
さよならの後も出会いがある。
花は散っても本体は残る。
そして、種だって残る。
さよならだけでもないようだぞ。
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