ある気功師・582
治療に訪れ、そういう言葉を聞いたのは初めてだった。
それ以降の30年も聞いた事は無かった。
私のようなわけのわからない治療に対して疑問を持つ人はいる。
例え家族が依頼しても、家族の中には疑問がある人も多々ある。
それでも依頼し、それを受け、治そうと出張してきた者に対する言葉ではない。
私はその瞬間に、この家を取り巻く冷えたモノが視えた気がした。
クライアントの妻が原因か、原因を呼び寄せたかはわからない。
あるいは原因を増幅しているだけかもわからない。
単なる夫婦間の冷えではない強烈な何か。
それが霊か霊に類したモノかはともかくとして。
そんなモノよりも、人が怖いと思った。
人の恨み、憎しみ、妬みなどが怖いと思った。
霊など、可愛いものだ。
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