ある気功師・589
僅かな時間でも治療した相手が死んでしまう。
とても痛い。
ノーテンキな私でも落ち込む。
嫌だし、怖いと思う。
死んでしまったら、私の治療者としての存在意味が無い。
病だけの治療が仕事ではない、と故師匠に言われていた。
病気など治しても、人間は100年もすれば死ぬんだ。
ただし、病気治療を縁としてその後の人生が良くなるのなら。
それは、大きな意味がある。
だから、その後の人生に影響があってこそ私の意味がある。
それが、その後の人生が無いのなら活かせない。
目の前で、すぐ亡くなられたら、伝える事ができない。
生きてくれていてこそ、私の治療者の意味がある。
そう、思い込んでいた。
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