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文藝春秋3月号での「88人最期の言葉」が面白かった。
88人のそれぞれのお別れの言葉、意味深いものですが、特に印象に残ったのは次の3つです。
「消えていくでござる」
やなせたかし(享年94歳)
無駄な抵抗はせぬ。ゼロの世界に消えていくでござる。
「なにになってもいいではないか」
湯川秀樹(同74歳)
今度生れてくるくるものは何になってのいいではないか。合理的に考えるから宗教にならないわけ。
「終わらない映画はない」
淀川長治(同89歳)
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ
20代で亡くなった歌手の尾崎豊や一ノ瀬泰造(戦場カメラマン)などもそれぞれ最期のせつない言葉がありました。著名人に限らず、ポポロ(庶民)も日頃話しているその人の持説や口癖そのものが家族や友人の脳裏に残ればそれも「最期の言葉」なのだと思いました。
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文藝春秋2016年3月号[雑誌] |
88人最期の言葉 | |
文藝春秋 |
淀川長治 サヨナラ♪ サヨナラ♪ サヨナラ♪
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