巨木の根方から頭を出して、ジーッとこちらを窺っているのは、「シロハラ」でした。 案外、人慣れする鳥なんですね。 近くで撮影していても逃げません。
アカハラによく似ていますが、赤い色彩は入っていません。 眉に白い班が入ります。
ここは椿谷公園、椿の木がたくさん植えてあります。 当然、この時期椿の花が咲いています。 なんとシロハラは、この椿の花を食べているではありませんか。 シロハラは、雑食性で地面に降りて、昆虫・ミミズ・木の実その他を食べる様です。 従って椿の花びらを食べても、何の不思議もありませんでした。ORZ
嘴を上手く使って、花びらを小さくちぎって、食べています。
今日の、野鳥は「シロハラちゃん」でした。
ピラカンサス(別名:トキワサンザシ)の赤い実に群がる「ヒヨドリ」
民家の生垣等によく使われているのが「ピラカンサス」。 今、赤い実がたわわに生る季節です。 野山に実の少なくなったこの時期に、野鳥達にはよく目立つのでしょうか。 とある民家の横を通りかかった時の事です。 一本のピラカンサスの木に、ヒヨドリが10数羽入れ代わり立ち代わり、我先にと赤い実を啄んでいました。
我が家の庭先での、🍎の実の食べ争い(メジロやシロハラ等との)では、圧倒的にヒヨドリの勝利ですが。。。。。ヒヨドリどうしの争いでは、どちらも一歩も引きさがる事はありません。
しか~し、よくよく調べて見ると、「ピラカンサスの実」には毒性がある様です。。。。。大丈夫なのかな~。
カイツブリ(冬羽)
昨日、松江城内堀で写した「カイツブリ」です。
4羽も一緒に居るのは、初めて見ました。 二羽は幼鳥(雛)の様でした。 カイツブリ一家と言うところでしょうか。
以下、夏羽の「カイツブリ」です。
楽山公園の池で写したものです。 この時は、人影を見ると直ぐ潜り、次に何処へ浮き上がって来るのか、予測が出来ず手こずりました。(笑)
とても、敏感な水鳥です。
宿り木(ヤドリギ)の不思議。 秋・冬になって木の葉が落ちる頃から、気付くのが宿り木(ヤドリギ)です。 ケヤキや桜の木等の落葉樹の枝に丸い塊が着いているのがヤドリギです。 この木の様に、時には数十個も着い占領されていることもあります。 あの、丸い塊がヤドリギなんです。
(S県庁の裏の堀川沿いにある「宿り木」です。)
こんなに大きな塊になるんです。
良く見るとプロペラの様な枝の間に、薄緑色の実が生っています。 これが、宿り木の実なんです。
この実を並べて写して見ました。 左の実は、外皮をはぎ取った中味です。 ネチョ、ネチョして粘着性の強い実です。
しかしこの種を土に撒いても、芽が出る事は絶対にありません。(普通は、植物の種を撒けば目が出るんじゃねぇ!)
文字通り「木に宿る木」なんですよ。 ただ木に宿ると言っても、ヤドリギ自身も葉緑素をもっていて光合成をしているので、栄養分の一部を自力でまかないつつ、宿主(寄生植物が寄生する相手の木のこと。)からも栄養を貰っている木の事を、「半寄生植物」と言います。 ヤドリギは、落葉広葉樹である、ケヤキ・エノキ・サクラ・コナラ・ミズナラ・ブナ等に寄生します。
さて、ここからが、私の本論です。 ヨーロッパでも日本でも、人々はヤドリギに特別な力を感じる様で、古代ローマの信仰や神話には、特別な力を持つ植物としてヤドリギが登場しています。 ヨーロッパではクリスマスに家の戸口にヤドリギの枝を吊す風習があります。 その起源には諸説ある様ですが。。。。。冬でも緑を保つ数少ない常緑植物である。。。。ヤドリギは生命力の象徴として特別な力があると信じられているようです。 日本でも、万葉集にヤドリギを詠んだ歌が収められています。 ~~『あしひきの 山の木末(こぬれ)の ほよ取りて かざしつらくは 千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ』~~ 「ほよ」というのがヤドリギの古名なのです。
地に撒いても芽が出ないと言う「ヤドリギは、ではどうやって増えるか」と言う問題です。(笑) 一体、どうやって樹の上に辿り着くのかと、言う事なんです。 ヤドリギも他の植物と同じく、種によって増えます。 ヤドリギが子々孫々(笑) 生き残るためには、寄主の枝や幹に種をくっつけなければなりません。 実はそれには巧妙な仕掛けがあるのるのです。
もう皆さんにはお分かりおですね?? 実は、この実を鳥が食べると、種子は消化されずに、糞といっしょに鳥のお尻から出て来ます。 このとき種の周囲のネネチョ、ネチョが、鳥の、とまったケヤキ・エノキ・サクラ等の枝に、くっ着き、やがて発芽し、ヤドリギは枝から枝への旅に出るのです。 「宿り木」の樹上の世界が始まるのです。
(試しに1個だけ潰して見ると、ネチョネチョ実の中から、縦に黒い筋の入った種が出て来ました。)
ここから先が、私の狙いとするところなんです。(笑) ヤドリギの実を好んで食べるのが、冬鳥のヒレンジャクやキレンジャクが、ヤドリギの実を好んで食べるそうです。
この、ヒレンジャクやキレンジャクを写真に撮りたいばかりに・・・またまた、「深堀り」してしまいました。 既にレンジャクは岡山県に入ったとの、情報を得ましたので、これから初夏にかけて、私の「宿り木&探鳥」の日々が続くです。
(お借りした画像です。)
「ジョウビタキ」の雄
先日、城山の森の梅林(暖冬の影響でしょうか、既に白梅は、咲き始めていました。)に探鳥に行った際に、撮った「ジョウビタキ」の雄です。 先頃UPした自宅の梅の木に飛来する、ジョウビタキについては。。。「何故か雌ばかり。。」
と書きましたが、よくよく調べて見るとこの鳥は ~開けた林の中に生息する。 冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ、身近な冬鳥の一つである。 非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性があり、おじぎのような姿勢で鳴き声をあげて縄張り争いをする。 しかし人間に対する警戒心はわりと薄く、3-4 mくらいの所に降り立つこともある。~
となっており、納得です。 この雄の撮影時にも単独行動でした。 紅白の梅林の枝に留まって、昆虫などを捕食している様でした。
確かに、3~4mの接近撮影にも動じる事は有りませんでした。
でも、やっぱり警戒心は完全には解きません。(こっちを見ています。(笑))
ビンズイ
この「ビンズイ」にも、城山の森(椿谷)の雑木林の木陰で出会いました。 ほんの一瞬、木の枝に留まりましたが、非繁殖期だからでしょうか、直ぐに地上に降りて、枯葉の上に落ちた木の種子などを、採食している様でした。 地上に降りると木々の緑や、草・枯葉の色と同化してなかなか見つける事は、難しいと思います。
全長15.5cm。 セキレイの仲間の鳥で、尾はそれほど長くはありません。 体の上面は緑褐色で、緑色味が強い。 アジアの温帯地域に広く分布し、日本では北海道・本州・四国の山地の林縁や岩地、草地などの明るい場所で繁殖しています。 木の上や岩上など目立つ場所できれいな声で囀ずったり、そこから舞い上がってさえずりながら隣の樹上や岩の上に止る行動を行います。 これは縄張りの確保の行動です。 山地の林でこんな飛び方をするのは、日本では本種のみです。 冬には本州以南(北海道は雪が多く、地面で餌が摂れないので)の平地の林、それも松林に好んですみ、地上で餌を探します。 セキレイの仲間ですから、地上でも木の枝でも、脚を交互に出して゛歩きます。(出典:サントリー愛鳥活動より)
地上のいろいろな ☟ いろいろな色と同化しています。
今日の野鳥は、『ビンズイ』でした。
野鳥は、あの子もこの子もほんとうに可愛い。
ヤマガラ
久し振りの「風の丘公園」の散歩でしたが、運良く、ツグミとヤマガラの群れに出会う事が出来ました。
ヤマガラ、ガラ子ちゃんは、獣道をどんどん追い掛けて、頂上付近でやっとこさ撮ることに成功しました。 赤松の高枝の間を虫を探して、終始落ち着きがありません。 だから、撮影するの大変手こずりました。 でも、やっぱり小鳥ですので可愛いです。
マツボックイの間に巣くった、虫などを懸命に探している様です。
ご視聴有難うございました! ガラ子でした。
再び「シメ」の登場です。
先日UPの「シメ」は、枝被り画像だったので、今日改めて「城山の森」に出掛けて撮って来ました。 この森には、たくさんの野鳥達が居ます。 小鳥たちは虫を探して、枝から枝へと次々と渡って行きますので、なかなかファインダーの中に、捉え切ることが出来ません。 でも今日は、少しは増しな画像を記録することが出来ました。
先日撮った ↑ 画像
今日撮った ☟ 画像
翼に飾り羽を持つキツネ色の鳥
全長18.5cm。 全身茶色系で、くちばしは短かめで太く、尾の短い鳥です。 この嘴で堅い木の実、草の実を割って食べています。 羽毛の色は変わりませんが、夏鳥ではくちばしが灰色になり、冬鳥では肉色です。 北海道で繁殖し、秋になると本州に渡ってきます。 山地よりも平地の林の中に、1羽、または小さな群れでいて、大きな群れになるのは渡りの時です。 一般的には漂鳥ですが、冬になると海外から渡来してくることも確認されています。 冬は人家の近くにも姿を見せ、エサ台にもあらわれます。肥満型で小鳥の感じがしませんし、事実、エサ台などでは他の鳥を追いはらって独占したりしています。(出典:サントリー愛鳥活動より。)
漂鳥・・・渡り鳥ほど長距離移動はしないが、季節ごとに短距離の移動をしたり、山地と低地を往復移動したりで。。。局所的な渡り鳥
である。