孫娘の成人式の前撮り(写真)に同行するため久しぶりに広島に出掛けました。
撮影会場が平和公園のすぐ近くで、メイクや着付けに予想外の時間がかかると
云うことであり、その待ち時間を利用して慰霊の祈りを捧げてきました。
我が国の3・11原発事故の影響もあってか、外国人観光客の姿が一段と多く、
引率のガイドさんの説明をいずれの人も、熱心に聴きその関心の高さがうかが
われました。
慰霊塔でお祈りしたあと、公園内の原爆ドーム・原爆死没者慰霊碑 ・平和の鐘
・原爆の子の像等を見て回りましたが、若い時何度も見た「広島平和記念資料
館」の悲惨な展示品を、この歳で見るのはとても切なく、今回は入館しませんで
した。
平和公園の森は、今、紅葉期を迎えて赤や黄色に染まっていました。
美しく感じるはずの紅葉も、今回はなぜか・・・それがあたかも67年前の「あの
暑い夏の日」の、原爆投下の炎の色とクロスしてさめざめと感じました。
爆心地から約100メートルほども離れた、元安橋(元安川:原爆被災者が一番多か
ったと言われる付近)は、当時、水を求める人であふれたと言われ、今も水面を見
下ろすと、その姿が見える様な気がしてなりません。
改めて、核兵器は人類(生きとし生けるもの)と共存できないとものであると、強
く思う一日となりました。
「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」