タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

    ~おそい夏:遠い花火~

2014-08-31 | 風景

                           ~夏の終わりの花火~

当地の夏のいち大イベント『松江水郷祭』、宍道湖に浮かぶ嫁が島の周りから、一時間

に9千発が打ち上げられた。

例年2日間に渡って行われる水郷祭、今年は台風の影響で一端取りやめとなったが、

市民の強い要望もあって、再度実施に踏み切ったもの。

そんな訳で、2日分の花火を一時間で打ち上げるという豪勢な花火大会となった。

これを見ない手はないと、久々に足を運ぶ予定で夕暮れを待っていたのだが・・・誰の思

いも同じで、生憎駐車のスペースの確保が出来ない。

結局、例年通り遠くからゆったりと(負け惜しみ?)眺めることにした。

隣の団地に出掛けたが、花火からは約2キロも離れているが、自宅で観るのとは違い、

ここは障害物がほとんど無く、結構見応えのある観賞となった。

帰宅してから縁側に腰掛けて、家内と二人で子供の頃に立ち返って線香花火を楽しんだ。

最後の線香花火が地に落ちると、・・・「あぁ~、これで今年の少し遅い夏も、終わった」・・

・・・と実感。

いろいろあったが、今年もいい夏であった!!

                  遅い夏~遠い遠い花火

          ~今日も良い一日であります様に~


♪シャボン玉飛んだ~ 屋根まで飛んだ~♪

2014-08-29 | その他

 シャボン玉とんだ~

何時もの散歩コースの一つ、S大学のすぐ近くの市民公園、ここはいつ来ても、幼児を連れた

お母さんや近所の子供、学生達が芝の広場で球技やくれんぼう、合唱練習、ベンチに座っ

読書等をして思い思いの時を過ごしている。

しかし、今日の公園は珍らしく「人っ子ひとり居ないな~」と思いながら、公園の外周をひと回り

て帰ってくると、その内大学生くらいの女の子が示し合わせていたのだろう、4~5人三々五

々に集まって来た。

ほどなくベンチに置いた、カバンの中から何やら取り出して遊びはじめた。

手にしているのは、シャボン玉の玩具の様だ!・・・・・おぉ~、懐かしい。

私の子供の頃は、コップに石鹸水を溶かして、ムギワラのストローを自分で作って遊んだもの

が、今はシャボン玉を一度にたくさん飛ばせる、プラ製のストローが売られていて、これで広

いっぱいにシャボン玉を飛ばしている。

無数のシャボン玉が、風に吹かれて空に舞い上がり、遠くへ飛んで行く。

まるで「シャボン玉ショー」を見ている様だ。

女の子達は「キャー、キャー」奇声を上げ、底抜けに明るい笑い声を上げてはしゃいでいる。

これぞまさしく、久しく見なかった様な気のする、「童心に返って遊ぶ若者」の姿である。

見ているこちらまで、ほのぼのとして楽しい気分になって来る。

今どきの若者も、こんな遊びをするんだ~

こんなに純真で、遊び心を大切にする若者達には、きっと虹色に輝く明るい未来が、待ってい

るんだろうな~・・・・と、フッと思う私でした。

 『シャボン玉』  (野口雨情作詞:中山晋平作曲

シャボン玉飛んだ)
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた

シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた

風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ


~コスモスを 揺らすそよかぜ 秋つれて~

2014-08-27 | その他

                                               ~秋風に揺れるコスモス~

お盆も過ぎた頃から、吹く風が日増しに涼やかになってきて、心地よい季節がやってきました。

数年前、庭の片隅にが撒いたコスモスの種が、年毎、花が終わってあちらこちら飛んで、今

一面に咲き乱れています。

コスモスの花は、微風の良く似合う花で、そよそよと揺れる姿は、秋がすぐそこまでやって来て

る事を知らせてくれている様です。

この年は、連続してやってきた台風やどしゃ降りの雨に、折角大きくなった茎が倒れ、「今年は

花はダメなのかな~」、と案じていましたが、見た目のか細さとは違って、いつの間にかスクッと

立ち上がって、今年もきれいな花が咲いています。

色とりどりの花が次から次へと咲き継ぎ、これからしばらくの間、楽しませてくれるでしょう。

そんなコスモスの健気な姿に、勇気をもらった様な気がします。 

コスモスの花は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」の、「Kosmos・Cosmos」に由来しています

が、星々の世界だある『宇宙も、”Cosmos”と呼ばれていて語源は同じだそうである。

 『秋桜 』と書いてコスモスと読むのは、山口百恵さんが歌った「秋桜(コスモス)」という曲以来の

事で、そのように思われ定着してきているが、実際の和名の 『秋桜 』は、明治時代にこの花が日

本に渡来した折、「秋に咲く桜のような花」という意味から、「秋桜:アキザクラ」という名前になった

由来がある。

いずれにしても、『桜花』が春爛漫(光り輝く)の花である様に、 『秋桜 :コスモス』も秋爛漫(光り

輝く)の花と言えるだろう。

コスモス(詩)

海べの おかの 西ようかん。
しまった ままだよ、あの まどが。
いつごろ だれが うえたのか、
コスモス、コスモス、花ざかり。

まどから いつも 顔 出して、
だまって 遠くを ながめてた
あの子は どこへ 行ったろう。
コスモス、コスモス、ゆれている。

ひっそり している おかの上。
ざぶんと 波の 音がして、
ときどき 風が ふいてくる。
コスモス、コスモス、 花の波。

『新版しんこくご 3年上』から引用~S28年小学国語~

ミカは今日もスヤスヤとお昼寝しています。必ず寝る時には、

   お父さんかお母さんの服を持ってきて顔を乗せて寝ます

 

 


~赤と緑の坊ちゃんカボチャ~

2014-08-26 | その他

昨日UPした絵に赤皮栗カボチャを描きたし再度のUPで~す。

これらのカボチャは、通称『坊っちゃんカボチャ』とも呼ぶようですが、赤いカボチャ

は頂いたものです。

カボチャの「煮方が分からない」と、昨日、ヘルプを出していたら、早速ブロ友ちゃん

らのアドバイスがあり、早速、昨夜のおかずの一品にと試して見ました。

甘くそしてホクホクした、素材カボチャ、本来の美味しい煮物が炊きあがりました。

大成功です 

やっぱり、分からないことはきいて見るものです。

ささやかな私の挑戦でした^^^

          大成功の煮カボチャです

         ~今日も良い一日であります様に~


鬼灯の 少し赤らむぞ なつかしき  (正岡子規)

2014-08-25 | その他

               ~夏色のかぼちゃに鬼灯(ほおずき)

玄関の棚飾りに買ってきた鬼灯(ほおずき)と畑で取れたちょっと小振りで甘~いかぼち

ゃ、どちらも今が旬の夏色がいっぱい。

先頃からかぼちゃの煮物に挑戦中だが、出来上がりがどうも少し柔らか過ぎて、なかな

か上手行かない。

以前食べていたおふくろの味は、もっと、もっと焼き芋の様に甘くて、ホクホクとして歯応

あって、美味しかったような気がするのだが。

おしい事をしてしまったものだ、煮方を聴いておけば良かった。(孝行したい時には・・・な

んだ、まったく・・・)

        ~今日も良い一日であります様に~

少しでも高い場所の好きなミカ嬢、今日も上から目線で見下ろしています。


♪夕焼け 小焼けの 赤トンボ (ゆうや~け、こやけ~の、あかと~んぼ~)♪

2014-08-24 | 風景

夕暮れ時の田園地帯、稲穂が少し色付き、田んぼの上を無数の赤トンボが飛び交っている。

山の向こうは足早に陽が落ちて行く、見る見るうちに手前の山並みが、夕陽をバックに黒々と

浮かび上がって来た。

足下の草むらには、子供の頃、友達の首の辺りを後ろからそっと撫でておどけた、あの猫ジャ

ラシが、産毛を逆立て夕陽に透けて、涼風に揺れている。

これも田舎のごくありふれた夕景色だが、先程から田んぼのあぜ道に、年配の方が腰を下ろし

て、何やら懐かしそうに話し込んでいらっしゃる。

多分、今は都会暮らしの、ここが「故郷」のご夫妻ではないかとお見受けした。

きっとアカネの空に赤トンボが飛び交う、昔を思い出しながら郷愁に浸っておられるのだろうか。

すっかり陽が落ち辺りが薄暗くなるまで、睦まじく語り合うお二人の姿がとても印象的であった。

夕焼け、小焼けの、赤トンボ(ゆうや~け、こやけ~の、あかと~んぼ~)


無花果や 竿に草紙を 縁の先 ~夏目漱石~

2014-08-23 | その他

夕方、いつもの様にワンちゃんを連れて散歩をしていると、そろそろ頭を下げ出した稲穂の上を

赤トンボがスイスイと飛び交い、時折涼やかな秋風が田んぼを渡っている。

季節はもう初秋の気配だが、木陰を行けば蝉しぐれが「ミーン、ミーン、ジー、ジー」と騒々しく、

頭上から降り注いでくる。

立秋はとっくに過ぎたと言うが、それでもまだまだ暑さは厳しく残っており、歩く背中にじっとりと汗

がにじみ出て来る。

散歩コース脇の、果樹や野菜を作っている親しくなったおじいさん、通り掛かりにここ数年、私の

姿を見付けると、季節の野菜や果物のおすそ分けしてくださる。(その場で収穫してくれるから、

これほど新鮮なものはない。)

今日は私の大好きな、イチジクとトウモロコシを分けていただいた。

畑で完熟したイチジクやトウモロコシ・・・おじいさんの真心にあふれたイチジクだから、その美味

しさは格別だ。

              ~今日も良い一日であります様に~


   ♪ボサノヴァ歌手:小野リサ♪

2014-08-22 | その他

            ~ボサノヴァ歌手:小野リサ~

ブロ友のブログでこの歌手の歌を初めて聴き、ちょっとハスキーで、けだるく語りかける様な

歌声(ギターの弾き語り)にすっかり魅了されてしまった。

その後、にわかファンとして、彼女の曲を好んで聴いている。

女性としては珍しく?ギターを抱えて弾き語る、ボサノヴァ・ミュージシャンだ。 

彼女の父親が、若い頃からブラジル音楽が大好きで、ブラジルに渡って自らライブハウスを経

営する程の熱の入れようであったそうだ。

そんな中、彼女はブラジルで生まれ、小さい頃から音楽好きな父親の影響を受けてきた、ブラ

ジルで育ちの日本人(10歳まで)。

その後両親と共に日本に帰国し、15で歳でギターを弾きながら歌い始め、その後、曲作りにも

取り組んできたそうである。

ポルトガル語(ブラジルの)は当然流暢で、ポルトガル語の曲も数多く歌っている。

そんな訳で、私は今、ボサノヴァにはまっている次第。

小野リサの「イパネマノ娘」」「黒いオルフェ」「カント・バラ・ナナン等々・・・片っぱしから

聴き漁ているところである。

             ~今日も良い一日であります様に~


~良縁願う御神籤の木~  出雲大社

2014-08-21 | 風景

昨日は 日暮れ時にかけて出雲大社を参拝して来ました。

正式参拝コースである、神門坂を登り切った「勢溜」の鳥居を潜って境内へ、整然とした

石畳の「下り参道」を下って、玉砂利を敷き詰め掃き清められた「松の参道」へと、長い

参道をっくりと歩き、銅鳥居を潜っていよいよ拝殿を経て、本殿における参拝を済ま

た。

すでに陽は傾き、境内の杜は長い影を落とし、一段と神々しい空気が神域に漂っていま

す。

今回は本殿参拝のあと、東側から東十九社から本殿の裏の杜を通って、ぐるり氏社・西

十九(神在の八百万の神のお泊まり所、今で言うホテル)へ、ここまで来て一休みすることにし

た。

既にこんな時間帯だと言うのに、境内には若い参拝客がチラホラと見受けられる。

西十九社横のひと抱え3、4米はあろうかと思える杉の古木、その幹回りは良縁を占うお

びただしい「おくじ」が結ばれ埋め尽くされている。

ちょうど若い二人連れの女性が、真剣な表情でおみくじを結び付けている。

聞けば、く東北の地から、良縁を求めて参拝に来たと微笑で言う、そんな二人の少しお

けた仕草に・・・・、私は思わず「良縁成就」を心の中で祈った。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

駐車場に車(お母さん)が帰ってきたのを感じて、入口で待つミカ嬢


 ~山の堤で遊ぶ野鳥たち~

2014-08-20 | 風景

古の昔には、毛利VS尼子の合戦の舞台となった、古戦場下の堤(池)、今は野鳥の楽

園となっている様だ

堤(池)の水面をじっと眺めていると、黒い”カイツブリ”がしきりに水に潜ったり浮上し

りを繰り返している。

餌を捜しいるのだろうが、潜って随分時間が経つのに浮上しないと、心配になったりする

他にも”渓流の青い宝石”と呼ばれる「カワセミ」が、水面に突き出た朽木の上から、

をすまして、一直線に池に飛び込み、小魚を銜(くわえ)て枝に戻ってくる。

時にはヘリコプターの様に、ホバリングしながら狙いを定めて飛び込む事もある。

そんな様子をぼんやりと眺めているだけで、とても楽しく幸せな気持ちになる。(仙人の心

境)

そしてよく耳を澄すと、他にも、様々な小鳥がさえずりながら、枝から枝へと飛び移ってい

るのう、「チッ、チッ」と小さな鳴き声が遠のいて行く。

こうして自然と遊んでいると、あっと言う間に時間が過ぎ去って行く。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

ミカ嬢のジッと見つめる癖、でも今日は何を訴えているのか、見当がつかな~い


象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花  (奥の細道・芭蕉)

2014-08-18 | 風景

合歓(ネムノキ)の木の花も、ひと頃の盛りを過ぎ、だんだん終わりに近づき、小さく分か

れた花弁が、風に吹かれてポロポロと散ってきます。

日課の散歩も、こう暑さが続くと陽のかげる夕時を選んで出掛けるので、道端に咲くネム

ノキも葉を閉じ加減で、見る度に「だから眠りの木」、と納得したりしています。

まさにこれから眠る準備中といった風情ですが、花数が少なくなってきたこの時季だから

こそなのでしょうか、あの放射状に開いた針の様な、淡紅色の花が一段と鮮やかに映り

ます。(芭蕉が、西施(せいし)と美女に例えた様にきれいだ!)

合歓の木と言えば、美智子皇后陛下が高校時代に作られたと言われる、ねむの木の

守歌が思い出されます。

ねむの木の子守歌  (智子皇后陛下:作詞)

ねんねの ねむの木 眠りの木
そっとゆすった その枝に
遠い昔の 夜の調べ
ねんねの ねむの木 子守歌

薄紅(うすくれない)の 花の咲く
ねむの木蔭(こかげ)で ふと聞いた
小さなささやき ねむの声
ねんね ねんねと 歌ってた

故里(ふるさと)の夜(よ)の ねむの木は
今日も歌って いるでしょか
あの日の夜(よる)の ささやきを
ねむの木 ねんねの木 子守歌
智子皇后陛下のご実家のあった、五反田の「旧正田邸」跡には、地域住民の願いで

この歌に因み「ねむの木の庭」公園 が作られ、合歓の木をはじめ四季折々の植物が植

えられており、都民憩いの場ともなっているようで、上京の折には是非一度足を運びたい

ものだ思っています。

公園内には、美智子皇后陛下の歌集も配置されているとか・・・

 

美智子皇后陛下の御歌

 

「薩摩なる喜入(きいれ)の坂を登り来て 合歓の花見し夏の日思ふ」

            ~今日も良い一日であります様に~

我が家のミカ嬢は早寝、遅起、現在午後8時、もう夢見心地で~すねむの木の守歌

 


~中海越しに明け方の大山(伯耆富士)を望む~

2014-08-16 | 風景

          ~中海越しに夜明けの大山(伯耆富士)を望む~

この景色が好きで、これまでに何枚スケッチしたことだろうか。

山陰に住む者にはお馴染みの、いつもそこにある海を隔てて悠然と広がる大山だ。

スケッチをする度、季節や時間、光、周囲の彩り等によって、微妙に違って映る。

365日、どれ一つ同じ景色はない

とりわけ日の出時の海は、鏡の様に静まり返って物音ひとつ聞こえない。

謐さの中に、悠久の大山の山々を映しだし、日の始まりの気がみなぎって、一段

と美しい。

今日も、明日も、明後日も、大山(伯耆富士)は、変わることなくそこにある。


~お盆の花市が立ち、ご先祖様のお迎え準備~

2014-08-13 | 風景

昨夜は、お盆の花市が盆の入りを前に、市内の数か所で夕方から夜にかけて市が立っ

ていました。

山ほど積み上げられた橙色のホウズキや、白菊、百日草、カスミソウ、白ユリの「仏様花」

多くのお年寄りや、お盆で帰省中と思われる、子供(お孫さん)の手を引いたご家族連れで

賑わい、思い思いに仏様に上げる花を手に取り買って行きます。

昔ながらの夏(お盆)の風情あるシーンですが、一昔前に比べて立つ市の数が随分少なく

なったような気がします。

時代は変わっても、ご先祖様を年に一度、お孫さん達と共に敬いお迎えする、この素晴ら

しい日本の風習、いつまでも続いて欲しいものです。

          ~今日も良い一日であります様に~ 


~日本海の潮風を受けながら揺れて咲く「オニユリ」の花~

2014-08-12 | その他

海から吹き上げる潮風を受けながら、断崖の岩場にしがみつく様に咲くオニユリの花、真夏の強い

日差しを受けながら揺れています。

うつむき加減に、強い曲線を描いて反り返った花びらを、ステージ代わりに黒いアゲハ蝶が、花か

花へ軽やかに舞い移っています。

『オニユリ』と言うちょっと怖い名前ですが、これは”赤い顔に黒い斑点”そんな花が、赤鬼に似てい

るからとの一説がある様ですが、”鬼”自体が架空の生き物であり、そんなイメージの花と言うとこ

ろでしょうか。

新潟県にはオニユリ(山百合)のこんな民話があるとか・・・・・・

昔、むかし或るところに、馬を飼い、田畑を耕して暮らしている青年がいました。

青年は朝早く山に草刈りに出掛け、いい声で鼻歌を歌いながら草刈りをしていました。

或る晩のこと、綺麗な娘が青年の家にやって来て、一晩だけ泊めてくれるようにと頼みました。

青年は娘をもてなすことができそうになかったので、一度は断わりましたが、娘が「私がご飯を炊

いたり料理をしますから・・・」と懇願するので、結局は泊めることにしました。

娘は毎朝早起きして食事の支度をしているうちに、月日が経ちとうとう青年の嫁になりました。

嫁は働き者で青年は幸せでした。

或る日、青年が馬小屋で馬に草をやっていると、草の中からきれいなヤマユリ(オニユリ)の花が1

本出てきました。 

青年は山百合の花を嫁に見せようと思い、嫁を呼びましたが返事がありません。 嫁を捜しに青年

が家に入ると、嫁が座敷の真ん中で倒れているのを見つけました。

嫁は青年に・・・・・

「私はヤマユリ(オニユリ)の花。 あなたが毎日山で草刈りをしながら歌っているのを聞いて、あな

たと一緒に暮らしたいと思っていた。 その思いがかなって今まで一緒に暮らして来ましたが、今日

あなたに刈り取られてしまったので、私はもう死んでしまいます。 今まで有難う御座いました。」 

いユリ(百合)の花は、萎れて枯れてしまったそうです。
           ~今日も良い一日でありますように~

今日は凄く暑いから、散歩は無理なのかな~

~リタ・クーリッジで「あなたしか見えない」をどうぞ~