タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪とまれよ 遊べ 遊べよ とまれ~

2012-07-30 | その他

まだ朝の涼しい内にと、庭の打ち水をしていると、どこからかアゲハ蝶が

数匹現れて、コスモス、百日草、ゴーヤの花をひらひらと、行き交ってい

ます。

クロアゲハとキアゲハで、花に水をかけると逃げるので、しばらく中断し

見ていると、おいしい蜜を吸っているのでしょうか、何となく飛び方に喜

びが溢れている様です。

しばらくすると、花を求めて、また何処かに飛んで行きました。

  「ちょうちょう」  (野村秋足作詞:スペイン民謡)

1・ちょうちょ ちょうちょ 菜の葉にとまれ

  菜の葉に あいたら 

  桜にとまれ 桜の花の

  花から 花へ 

  とまれよ 遊べ 

  遊べよ とまれ

元々この歌は名古屋地方のわらべ唄「蝶々」で、その歌詞は、

 「蝶々とまれ 菜の葉に とまれ

 菜の葉がいやなら この葉に とまれ」

が、改作された様です。

ちなみに、この歌の二番を聞いたことがありますか? 私は残念ながら

ありません。

調べて見ると確かに二番はありましたが、それは「ちょうちょう」からいき

なり「すずめ」の歌に変化しています。(作詞も別人)

結局、この歌は終戦を境に、歌詞の一部が超国家的と云う理由から削

除されるなどの変遷を辿っていて、二番についても少し強制的なイメー

の歌詞(私の偏見か?)に、なじみが薄かったのかもしれません。

でも「ちょうちょう」は、今日も軽やかにひらひら飛んでいます。

     ~今日も良い一日であります様に~

(追記)

2・起きよ 起きよ ねぐらのすずめ 

  朝日の光の さし来ぬ先に

  ねぐらを出でて 梢にとまり  

  遊べよすずめ 歌えよすずめ


小さき音 遅れて聞こゆ 遠花火。

2012-07-30 | 風景

                                                          (テレビ中継の大花火)

各地で夏祭りが盛んに行われていますが、「松江・水郷祭」も昨日と

今日の2日間にわたって、賑やかに繰り広げられました。

何と言っても祭りのクライマックスは、恒例の花火大会です。

今年も見に行って来ました!・・・・花火が見える所まで(笑)

巷では嫌な風が吹いていますが、今日ばかりは、6000発の花

手に打ち上げられ、不景気風も「ドーン」「ドーン」と、腹に響くよう

な爆発音と共に吹飛んで行きました! と、言いたいところですが、

まりにも距離があって、打ち上げから数秒後に「トーン」「トーン」と

小さな音が聞こえ、中位の花火が遠くに見えるだけ・・・・でも、最後

一番良いところは、家に帰ってオリンピック中継と一緒にビで

見たので、「今年も花火を見に行って来」と云うことにして置きま

ょう

          ~今日も良い一日を~


向日葵の ゆさりともせぬ 重たさよ。(北原白秋)

2012-07-29 | 植物

 

ロンドンオリンピック、昨日はサッカー・柔道・重量挙げ・水泳等でメダル獲得者

が誕生するなど、アスリート達は4年間の努力の集大成に、熱く燃えています。

我が家は、居間のエアコンが故障していて、新機入れ替えまでに暫く時間がか

かるとか、熱帯夜とオリンピック観戦でヒートアップし、睡眠不足が続きそうです。

今日の日記は、太陽を一杯に受けて咲く、真夏を代表的する「ひまわり」の花で

す。

日本では、「ひまわり・向日葵」が一般的ですが、これも全国地域々々で様々な

呼称があるようです。

「ひまわり」にまつわるギリシャ神話を1つ・・・

水の精(クリュティエ)太陽の神(アポロ)に恋い焦がれ、大地に立つこと9昼

夜もの長い時間、アポロを見詰め続けましたが、しかしこの恋は実ることもなく、

太陽を浴び続けたクリュティエの足は大地に根を下ろし、やがて「ひまわり」にな

ったと言われ、なおその思い絶ち難く、今もジッとアポロ(太陽)に向かって立ち

つくしている(見続けて)と云う訳です。(ほんと、良く出来た神話ですネ)

しかし「ひまわり」は、本当に東から西に向けて、太陽を追い駆けるのでしょうか?

(ちょっと調べて見ました!)

各種の文献の中には、ひまわりが陽を追って回って咲くと云うのは俗説であり誤

りであるとする、否定的な説が数多く見受けられます。

ただ、まだ若い蕾の間は、太陽の方向に顔を向けて回り、そのために夜は西から

東に向を変えて、日の出を迎える準備をする様ですが、花びらが黄色く色付く

から好日性が鈍り、開花後は多くは東を向いたまま動かなくなる。(日本大百科

全書:小学館)

何だそうなんだ!・・・と失望することはありません。

同書は更に、「シロタエヒマワリ」は、開花後も太陽の動きにつれて回転する」と記

れていますから・・・・『ひまわりは、陽に向かって回る』と言うのが真説と云うこと

・・・・

ジッと佇む「ひまわり」の一途さ、そして生きる姿勢が伝わってきて、良いのではな

でしょうか!

        ~今日も良い一日であります様に~

 



 

 
 
 
 

閑けさや 岩に染み入る 蝉の声。 (松尾芭蕉)

2012-07-28 | 植物

今日も日課の、ミカちゃん(チワワ)の散歩のため、日陰を選びながら少し

歩いて来ました。

今日のコースは、旧松江藩主・松平冶郷ゆかりの茶室「菅田庵」(家老有

沢家山荘)に通じる林の坂道です。

街中では、昼間は騒音にかき消されて、蝉の声も気になりませんが、夕

方、しかも木々に囲まれた静寂の中では、まさに蝉時雨が降り注いでく

る感じで、デリケート?な我が家のミカちゃん(チワワ)は、怖がって散歩

の足も竦んでしまいます

近年、昆虫も昔に比べて減少傾向にある様に思うのですが?、この蝉

けは昔ながらに真夏の到来と共に、アブラゼミ・ツクツクボウシ・ミンミン

ゼミ・ヒグシなどが、変わらず元気一杯、「ミ~ンミンミンミ~ン、ツクツク

ホ~シ、ニ~ンニンニンニ~ン、ミ~ンミンミンミ~ン」と、子作りに勤しん

でいます。

角田光代の「八日目の蝉」が、映画・テレビ化され、蝉は地上で7日間だ

生きて果てて行く様に思われがちですが、実のところ、その生態はま

未解明な部分も多い様で、木の上で卵が1年?で孵化して、木を伝い

上に下りて、地下に潜りって7年間?・・・この期間が蝉の幼少期云う

ことでしょうか?)、そして再び地上に出て羽化し、子孫を残すため7日間

いもので30日間とも?)、子孫繁栄のために一心不乱にラブコールを送

り、孫を残して果てて行く・・・・

余りにも短い命で可哀想な気もしますが、それが神が創り出した「蝉」の

のです。

7年(8年?)の一生を、与えられた使命を果たすために、必死で生きる

蝉、それを思うと、自らに置き換えて恥じ入るばかりです。

『一日一日を大切に!』

        ~今日も良い一日を~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オレンジに なって初めて 気付く瓜。

2012-07-26 | その他

生垣に這わせたゴーヤの一番生りを取ろうと、今日か明日かと首を長くして待っ

ていたところ、生垣の外側で既に完熟し、オレンジ色になってぶら下がっていまし

た。

我が家の様に畑が狭い為に生垣を利用すると、場所をとらずに済みますが、生垣

保護色になて見つからず、今回の様に採り損ねることがよくあります。

 しかし折角なので、熟れすぎて割れたゴーヤは来年の種に採り、残りのゴーヤ

酢の物にしてみました。(種を包み込む赤い果肉は甘く、沖縄では食べる人もある様ですが

これはこれで、柔らかく苦過ぎず、結構いけるものです。

若い頃は、ゴーヤの苦味が嫌で、振り向きもしなかったものが、いつの頃からか

べ出したら、こ苦味がだんだんと口に馴染んできて、今では大好きになり、食材

として色々使っています

ゴーヤ(沖縄では、ゴーヤー)は、「ニガウリ」だとばかり思っていましたが、レイシ

正式名称とか、何だか聞いたこともない名です。

また、黄色い花が次々と咲きますが、雄べ(花心黄色)と雌べ(花心若葉色)は雌雄

となっていて、これを上手く(と言ってもハケでちょこっと着けるだけ!)人工授粉してや

ると、立派なゴーヤが出来ます。  ~参考まで~

       ~今日も良い一日であります様に~


街角の 夾竹桃の 白き花。

2012-07-26 | 植物

市内のあちこちに植えられている、街路樹の「キョウチクトウ」の花が街角の風景

を和ませてくれる季節になりました。

インド原産のこの花、和名の 「夾竹桃」は、葉の形が竹・花が桃の花に似ている

ことに由来するそうです。

暑さを好み、乾燥や大気汚染にも強く、真夏の今が開花の真っ最中ですが、それ

にしても、今年のこの暑さを一体どう思っていることでしょう。

キョウチクトウは、一重八重、赤、白、ピンクとあって、とても綺麗な花ですが「

麗な花には毒がある?」ってやつで、樹・花・果実・種の全体に強い毒を持ってい

ます。(樹を焼いた煙にも、また腐葉土にも1年は毒性が残ると言われます。)

子供の頃、夾竹桃の葉を千切ると、白い乳液の様な樹液?が出ることから、ふざ

て友達にくっ付ける仕草をして遊んだりしましたが、今に思えば、恐ろしや・・恐

や・・・・です。

アレキサンダー大王がインド遠征の折、一小隊がインドの川原において、食糧補

給する際に、川原に生えているキョウチクトウの枝を削って肉を刺し、焼いて食べ

たため、毒にやられて一小隊が全滅したと云う逸話が残されています。

美しいものには気をつけましょう???

        ~今日も良い一日であります様に~


朝顔に つるべ取られて もらい水。 (加賀千代女)

2012-07-25 | 植物

朝顔の句を多く残した、加賀千代女の「朝顔に、つるべ取られて、もらい水」と云う句

があることを、ご存知の方も多いと思いますが、時代変われば・・・何とやら・・・最近

では省エネやエコ対策として、ゴーヤやひょうたん等と共に、日除けカーテンとして植

えられることが多い。

実は我が家も、数年前から居間の前の縁側に、ゴーヤと共に朝顔を植えて日陰を作

って涼をとっています。

梅雨が明け陽射しが強まって来た頃から、赤・紫・空色・白等の、ビロードの様にしなや

かな花びらの朝顔のカーテンが次々と咲きだして来た。

この朝顔の花が咲くのは、気温の変化による刺激ではなく、昼と夜の長さを花が敏感に

感じとって咲く様である。~「花のふしぎ100」より~

早いものでは、午前一時ころから咲きはじめ、遅くとも昼前には萎むらしく、だから早起き

のお年寄りにも、起床と同時に窓を開けて、綺麗な花が見られるのは元気の元、嬉しいこ

とである。

しかし、この焼けつくような暑さの前には、カーテンとしての効果も半減、風流な句などと

ても詠んではいらない。

       ~今日も良い一日であります様に~

 

 


日の道や あおい傾く さ月あめ。 (松尾芭蕉)

2012-07-24 | 風景

梅雨入り頃に咲き始め、梅雨明けと共に花も終って行く、「タチアオイ

別名を「梅雨葵」とも言います。

各地に爪痕を残した梅雨も明けて、一気に酷暑の真夏に突入した感が

ありますが、この時期、際立つ稲田の緑と、青い空を背景に色とりどり

のタチアオイが美しく、スケッチ心がくすぐられる。

タチアオイは花茎がスクッと2メートル近くも立ち上がり、下から順序良く

頭に向かって、花も咲き上がって行きます。

・白・ピンクと色も多彩で、一重八重、ハイビスカスに似た花が

夏の陽を受けて華やかに咲き揃う。

今年もタチアオイの季節は、しばらくすると陽の和らぎと共に去って行き

ます。

この花、花びらの根元に粘着性があり、北の方では、花びらを額に付け

鶏を真似(鶏冠)る遊びがあって、北海道の一部では、「コケコッコー花」

と呼ぶ地方があるとか、いかにも日本らしい、面白い遊びですネ。

     ~今日も、良い一日であります様に~