タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

~そこにある水辺の風景~

2014-06-30 | 風景

~そこにある水辺の風景~

人間が生きていく上で必要不可な水、その水のほとりに佇むと、何故か心の中まで

しっとりと潤って心地いい気分になって来ます。

これは多分、人は誰しもこの世に生を受ける前の、十月十日(とつきとうか)もの長い

月日、優しい水に包まれて、漂っていた記憶があるからなのではないでしょうか。

今日は、我が家でも欠すことの出来ない、その名水を汲みに来たついでにすぐそこ

の海(中海)沿いの小さな砂浜に下りて、ひと休みしながら、入り江に繋がれた小船

と、背景の山並みをスケッチしてみました。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~


朝顔は朝露負ひて咲くといへど(万葉集:作者不明)

2014-06-29 | 植物

庭に一株だけの桔梗(キキョウ)の花、今年も一隅を確かに照らしています。

昔、置き薬屋さんがオマケとして、置いて行った「紙風船」のように、桔梗も、蕾

から段々と膨れ上がって、今にもはち切れそうです。・・・

そのうちに、紙風船(蕾)が弾けて、見事な五弁の薄紫色の桔梗の花が、一気

にパーッと開きます。

万葉集では、桔梗の花を朝杲(朝顔)と詠み、“夕暮れにこそ美しく照り映える“

などと歌っています

万葉集原文: 「朝杲 朝露負 咲雖云 暮陰社 咲益家礼」

今日もどうか良い一日を

マレーネ・ディートリッヒで「リリー・マルレーン」をどうぞ![parts:eNozsjJkhAMLs+RUcwtDY49ifyNdH9+qMp9sJhMjAyZjQ1MmAwCPxge/]


安宿の ざくろたくさん 花つけた (山頭火)

2014-06-28 | 植物

散歩道の途中の高手にメモリアルパークがあって、その斜面に二本の石榴(ザクロ)

の木がある。

形の良く枝垂れる古木と、若者が空に向かって伸背伸びする様な勢いのある若木だ。

良く見ると、若木には無数の赤い花とミニチュアザクロの様な実がたくさん生っていて、

枝垂れた古木の方には、品良くぽつん、ぽつんと花が配置された様に咲いている。

今の時期咲く真っ赤な花は案外見落としがちで、秋口に拳大ほどになった実がざっく

りと割れて、中から透き通るような“ルビーレッド“の宝石に似た実が、零れるほどに覗

く様になって、人々は初めて気付く・・・「あぁ、、、今年もザクロが熟れる季節が訪れた

のか、、、」と・・・・・

しかし、子供の頃から実家の小庭にあったザクロの古木が、この時期、花を着けてい

たのを、十数回も見てきた私は、ザクロの花を見落とすことはない。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

トム・ジョーンズで『想い出のグリーン・グラス』


~今年もカラーの花が咲きました~

2014-06-26 | 植物

姉の形見のカラーの花が今年も咲きました。

数年前急逝した姉が、生前造っていた(栽培)カラー、球根数個を形見がわり

分けてもらい、以来、毎年丹精込めて前庭で造っている。

年々、球根が小さくなってきていて(管理が悪いのでしょうか“今年は咲いてくれ

るのかな~“と、自信は無かったが、ここにきて、嬉しい事に一輪また一輪と

咲きだしてきました。

球根が小さかった分、花も幾分小振りではあるものの、これで今年も何とか

姉の供養が出来た様な気がします。

今年は球根を絶やさないためにも、花を早目はやめに抜き取り、その分球

を大きくする方に少し力を入れて見よう思っている。

ちなみに黄色いカラーの花言葉は、『壮大な美』とか・・・また『幸せを呼ぶ花』

とも言われいて、若い女性に人気のある花の様です。

芯(茎)がスクッと立ち上がり、凛として咲くところが、似ていた様な気がする。

ミカは今日も、玄関先でお母さんの帰りを、いつまでも眠って待っています

ドゥリー・ウイルソンの「時の過ぎゆくままに」


ホイッスラー作:『白い服の少女』  ~模写~

2014-06-25 | その他

今日は久し振りに画集を開き、日がな時間に任せて、ホイッスラー作

『白い服の少女』を、ソフトパステルを使って模写してみました。

なかなか上手くは描けませんが、これもお絵描き勉強の一つです。

ミカは、お出掛け中のお母さんに代わって、パソコン席の見張りです。


  ♪イチゴにトマトが、次から次へと熟れだしてきた♪

2014-06-23 | その他

畑のトマトもぼつぼつと熟れだし、有機栽培のイチゴやキューイ等と共に、朝の食卓を

賑わす様になってきた。

無農薬で、丹精込めて自分で育てたこともあって、健康にとても良い気がする。

バナナは、相変わらず一房200円程度で、スーパーの安売り日を目当てに買って来た

ものだ。

食パンは自分で焼くようになって、気付けばもう5年が過ぎ、我ながらよくぞここまで続

いたものだと思う。 

パンも毎週焼くのは大変だけど、今ではバターや砂糖や塩の量を、自分好みに調整し

がら自分流で焼けるようになったから、楽しみもあって続いている様な気がする。

『自分で作るそれだけで何となく健康にいい様な気がするのは、あながち気のせいで

はあるまいと思っている。

     ~貴方に散って、今日も良い一日であります様に~

サラ・ヴォーンでサマータイム


 ~女優:浅丘ルリ子~  似顔絵

2014-06-21 | その他

60・70年代日活の、アクション・青春映画路線の全盛期、石原裕次郎・小林旭・赤木圭

一郎・渡哲也等と共に、ヒロインとして支えてきた、ご存知『女優:浅丘ルリ子』、若い頃

の写真を見ながら描いて見ましたが、大きな特徴がある様で、意外と雰囲気がつかめ

なくて大変苦労しました。

美貌と華奢な感じ(線の細い)の美女で、彼女が若い頃に出演した映画も、どちらかと言

ば“清純派“のお嬢さん役が多く、とても似合っていました。

しかし、彼女自身のインタビューで、『舞台は未だに怖いですが、心のままに演じ切るしか

ありません・・・ 幕が上がれば、もう祈りしかありません。』『イングリット・バーグマンや原

節子さんは尊敬しますが、私の好きな女優は、マリリン・モンロー、ブリジット・バルドー、

ジェーン・フォンダ等で、きれいで色気がある人なんです。 出てくるだけで楽しい。』と語っ

ているところを見ると、その実、彼女は意外と男性的な性格であるとと共に、女性特有の

繊細さや色香を追う様な一面も持ち合わせた女性の様です。

73歳の今も第一線で、仕事に真正面から取り組んでいて、演技そのものよりも大女優と

しての風格を感じさせる女性です。トニー・ベネットで “霧のサンフランシスコ“


紫陽花も花櫛したる頭をば うち傾けてなげく 夕ぐれ (与謝野晶子)

2014-06-18 | 植物

梅雨真っただ中、今日も当地は雨。

近くのアジサイ寺に今年もアジサイを見に行ってきた。

雨に濡れてあじさいの花が、色鮮やかに浮き立って

る。

なぜかアジサイには、小ぬか雨が良く似合う。

雨が降ればアジサイの花が咲き、真夏の日差しの中で

ヒマワリは太陽を追い、春風吹けば山桜の花が舞う・・・

この国の四季は、何と素晴らしいことだろうか。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

今日も雨・・・もう、寝るしかないね 

 


薔薇の木に薔薇の花咲く なにごとの不思議なけれど・・・ (詩:北原白秋)

2014-06-16 | 静物

薔薇(バラ)の花をそっと引き寄せて、香りを嗅ぐと、とても気持が和らいで

くる。(この時期、そんな女性をよく見掛ける

我が家の庭の薔薇(バラ)と言えば、棘のないモッコウバラ(アーチ)くらいの

もだが、やはりこの時季と言えば、何はおいても薔薇(バラ)の花だろう。

甘く気高さのある香りといい、その華やかな彩りや佇まいと言い、バラは他

に抜きん出た花と言えよう。

実際、こんなに良い香り(クレオパトラも魅せられたという)を放つ花は、そうそう

滅多にあるものではない。

しかし、私はあの鋭い棘が指に刺さったこともあって、苦手意識が強く、こ

れまで庭に植えるのは控えて来たのだが、び切り上等なバラであれば2

3株大きな植木鉢に植えて、愛でるのもいいのかもしれない・・・・・

今日はバラを見に行った帰り道、“今年は植えて見ようかな~“ と言う気に

なったりしているところである。

今日スケッチしてきたこのバラは、近くの公園のバラの畑に咲いていたも

だが、どのバラも色や香りにそれぞれの特徴があって、魅力的なのである。

北原白秋『薔薇二曲』

薔薇の木に 薔薇の花咲く

なにごとの 不思議なけれど

薔薇の花

なにごとの 不思議なけれど

照り極まれば 木よりこぼるる

光りこぼるる

 ~今日も良い一日であります様に~

数年前、珍しい品種だと思い、一枝いただいて挿し木で大きくしたアジサイ

 梅の木の下の半日陰には“ホタル草“の花がひっそりと咲いている


♪山の畑の、桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか~♪

2014-06-12 | 植物

おぉ、、、懐かしい! あの桑の実がたわわにに熟れている。

民家の軒先から桑の枝が道に競り出してきていて、沢山の実を着けている。

しかし、子供の頃、私達がよくもいで食べた桑の実とは、ちょっと違う様な気が

する。

葉っぱが随分小振りで、実の色も鮮やかで、しかもびっしりと生っている。

多分、今風に観賞用に改良されたものだろうか。

子供の頃、桑の実が熟れる時期になると、学校から帰るとカバンを置くのもそこ

そこに、友達を誘って桑畑(背丈の倍以上もある)に入り、口の周りを紫色に染めな

がら競って食べたものである。

そんな時、誰となく何んとなく学校で習い覚えた、童謡『赤とんぼ』の歌を

山の畑のくわの実を 小籠につんだはまぼろしか~

と口ずさみながら・・・・・・

あの頃は、田舎ではほとんどの農家が養蚕(蚕を飼ってマユを生産し、絹糸を作る)を

やっていて、我が家でもこの時期は両親は、毎日桑の葉を刈り取っての、蚕さ

ん(蚕のことをそう呼んでいたの飼育に、額に汗して働いていたものだ。

しかし、この『赤とんぼ』(三木露風作詞)の歌、歌詞を今改めてつぶさに聴いて見

ると、登場する固有名詞や季節感等に、少なからず違和感を覚える・・・・

夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

山の畑の、桑(くわ)の実を
小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか

十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿(さお)の先

となっていおり、これは三木露風が、「姐(姉)」に背負われていた幼い頃の懐か

しい思い出を、成人した後に追憶として、“赤とんぼ“が飛ぶのを見ながら、優し

かった姐(姉)・桑の実摘み・赤とんぼ・遠い日の思い出の数々、を凝縮して詠ん

だものであろうと思われる。

~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

 あの頑固者(1匹だけ)の出雲ナンキンが、やっと色変わりし始めました。


    ♪心地よい、初夏の風が吹き抜けていく~♪

2014-06-10 | その他

我が家のミカ(チワワ)にも好きな散歩コースがあり、今日はその一番好きな

場所に向かってみた。

そこは、郊外の小高い丘陵地にある『風の丘公園』で、初夏の心地よい風が

今日も吹き抜けていた。

公園の野原(高台)には、シロツメクサとタンポポモドキの黄色い花が、無数

に咲き乱れ、風の動きに沿って、まるでリズムを奏でる様に一斉になびいて

る。

今が、一年で一番いい季節ではないだろうか。 

自然の変化に敏感な動物(ミカ)には、そんな季節の移ろいが良く分かって

いて、その表情も心なし穏やかで、微笑んでいるかの様に見える。

     ~貴方にとって、今日も良い一日であります様に~

   朝食後のミカの定位置(お母さんの膝の上)、ここでしばらく食後の休憩

             夕食前の一人遊びの時間


♪紅孔雀 羽を広げて きそい咲く♪ 

2014-06-09 | 植物

初夏の花“クジャクサボテン“が、深紅の花“と呼ぶに相応しく、羽を広げて

燃えて咲く。

この花も美人短命と言うべきか、一週間ほどで全ての花が開花し、来夏へ

咲き継いで行く。

この一週間のためにサボテンは、365日かけて養分を蓄え、時季が来ると

気に花開き、“我此処にあり“とばかりに、華やかに自己主張しています。

そんなところは、桜の花に似たところがあるのでは?・・・いやいや、散り際

にはな違いがあるのですが・・・しかし綺麗な赤ですよね。

            クジャクサボテンの横で、競って咲く松葉菊

                      孔雀サボテン


~似顔絵 『アンジェリーナ・ジョリー』~

2014-06-08 | その他

今日は朝から雨が降ったり止んだりの梅雨独特のじめじめとした一日でし

た。

時間潰しに、写真誌を参考にしながら、以前買っていた木炭をアトリエから

捜しだしてきて、似顔絵を描いて見ました。

ご存知の、先頃女優業を廃業し監督業に専念すると宣言した、『アンジェリ

ーナ・ジョリー』 ですが、唇と目にはっきりとした特徴が見られ、比較的とら

えどころがあって、描きい対象です。

        ~今日も良い一日であります様に~

     雨が上がりをみて、近くの浜辺に散歩に行ってみたが、釣りや

       サーフィインをする若者チラホラ、もう夏の装いだ

 何時もと違う砂浜の散歩、思い切り走ったので、少し疲れたミカです


♪雛罌粟(ひなげし:ポピー)の花がそよ風に揺れている♪

2014-06-06 | 植物

ここ奥出雲地方のフラワーバレー(志津見ダム)には、今、色とりどりの雛罌粟(ひなげし:ポ

ピー)の花10万本が、蝶の羽の様な薄い花びらを、初夏の微風に揺れて咲き乱れていま

す。

この花は、ご存知、香港出身の歌手“アグネスチャン“が平尾正彰に誘われて日本に上

陸、そのデビュー『ひなげしのはな』が、清らかでチャーミングな歌声で大ヒットし・・・古

い話だな~・・・俄然、若者達の間に認知される様になった花です。(・・・少なくとも、私はそ

れまで知らなかった花の名前

別名を中国の“絶世の美女“である『虞美人』に例えて、『虞美人草:ぐびじんそう』などとい

う、しゃれた名を冠している。

『虞美人草』

項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)の最期の戦いのとき、項羽は愛する虞妃(ぐき)と ともに、

邦の大軍に四周を包囲され、絶体絶命。

その時項羽は、別れの宴を開いてから最後の出撃をして行った。

虞妃も自刃して殉じたが、 彼女のお墓にヒナゲシの美しい花が咲いた。

そのため人々は、この花を「虞美人草(ぐびじんそう)」と呼ばれる様になったという、悲しい

話が残されています。

           ~今日も良い一日であります様に~

       ピンポーン・・・玄関にお客さんが来てるよ~

         ご飯が食べたいよ~フラッシュ眩しいな~

     そろそろ散歩に行きたいな~今日は雨が降るからダメ