映画・セントオブウーマン/夢の香り
年の瀬もいよいよ押し詰まってしまってから、いろいろと予定外のことも入って、その対応に追われる等忙しかったが、やっと一段落して、なんとか平穏な大晦日を迎えることが出来た。 何はともあれ、こうして大過なく一年を過ごせたのも、あの人この人のお蔭様であり、感謝感謝である。 今日は朝から陽が差しも良く、雪のない静かな年末年始となりそうである。 そんな訳で、今日は以前ブロ友さんから「とても良い映画だから一度観られたら。」と勧められていた、映画をレンタルしてあったので、観ることにした。 この映画は、名優アルパチーノと後にアカデミー賞を受賞したフイリップ・シモーア・ホフマンの共演と、ガブリエル・アンウォーの華麗なタンゴダンスシーンが花を添えている。
(ストーリーの概要)人生に悲観し、身内の者(同居の姪達)にさえ心を開くことなく、ふて腐れた孤独な人生を送る、盲目の退役軍人・フランク(アル・パチーノ)が、自身もトラブルを抱え人生の選択に迫られている心優しい苦学生、青年チャーリー(フィリップ)との数日間の交流を通じて、自分の人生を見つめ直し、新たな希望を見出すまでを描いた重厚なヒューマンドラマである。 詳しいストーリーは映画を観てのお楽しみと言うことで。。。。。
アル・パチーノが盲人として、まったく瞳を動かさない信じられないほど、壮絶とも言える様な演技力と、今日が人生の最後の日と決めて、ニュウヨークで豪遊した後に、拳銃で命を絶とうとするフランクを、必死で(体当たりの演技)止めようとする、フィリップの演技は圧巻であった。(これも共演のアルパチーノの強い影響を受けてであろう。) この映画の中で、ガブリエル・アンウォーは、ダンスシーンのみに出てくるのだが、~夢(女:希望)の香り~と言う映画のタイトル通りの、華麗なタンゴダンスをフランクのエスコートで踊り、この映画をひと際印象付けている。
アルパチーノは、この盲人退役軍人役でアカデミー主演男優賞を受賞しており、とてもいい映画であった。
~来るべき新年が善き年になります様に~
タンゴ・ポルウナ・カベーサ