帝政パリで高い評価を受けていたと言う裸体画の一枚、ポール・ボードリーの『波と真珠:ペルシャ寓話』を画集から模写して見た。 この絵は1862年頃に描かれた油彩画で、ボードリーが故郷の海辺で過ごした折に、波を宝石箱に、女性を真珠に見立て描いたものだと言われている。 パールの様な女性の肌が象徴的である。 一見、私の好きなアレクサンドル・カパネラの『ヴィーナス誕生』を彷彿とさせる名画である。(マドリード美術館の所蔵品)
2013・12に部分模写した、アレクサンドル・カパネラの『ヴィーナス誕生』
この模写絵(部分)は、20数年前にパリの美術館巡りの旅をした際に、オルセー美術館で観賞したアレクサンドル・カパネラの『ヴィーナ誕生』である。 紺碧の海に沸き立つ波の間から、ヴィーナスが誕生したとの設定の元に描かれている。 1860年代には、多くの画家によってヴィーナスが盛んに描かれた様であり、現実に多くの名画が残されている。 ギリシャ神話等の世界では『愛の女神』とされていて、今で言う美女の代名詞となっているが、この絵のモデルとなった女性は、果たして街娼であったのか、画家自身のの愛人であったのか、はたまた上流階級の貴婦人であったのかは定かではない。 「女神」と言うよりも、現実的でなまめかしい裸婦が描かれているのが興味深いところである。
雨の日と月曜日は:カーペンターズ
<雨の日と月曜日は>
ぶつぶつと独り言ばかり言って
自分でも年をとったなと思うわ
時々、こんな事はもうやめたいとは思うんだけど
なんだか上手くかみ合わなくて
ぐずぐずと、
眉間に皺を寄せて 嫌な顔して
他には何もすることがない
雨の日と月曜日は いつも気が滅入るのよ
こういう感覚を
人は『憂鬱』と言うんでしょうね。
特に何かが間違っているわけじゃないんだけど
自分のいる場所はここじゃないような気がするの
孤独なピエロみたいに
ただウロウロ歩き回ってる
雨の日と月曜日は いつも気が滅入るのよ
おかしな話だけど、結局はいつも
あなたのいるこの家に
行き着いてしまうみたい
誰かが私を愛してくれるって
それがわかればゴキゲンになれるのに
おかしな話だけど 私がすべき事は
たった一つしかないみたいね
それは、ここを飛び出して
私を愛してくれる誰かを見つけることなの
前にも、こんな感情が私の中で
浮かんだり消えたりしたわ
だからといって
それを口に出して言う必要もない
だって 何も言わなくても
わかるでしょう
ぐずぐずと
眉間に皺を寄せて 嫌な顔して
他には何もすることがない
雨の日と月曜日は いつも気が滅入るのよ
おかしな話だけど 私がすべき事は
たった一つしかないみたいね
それは ここを飛び出して 私を愛してくれる誰かを見つけることなの
ぐずぐずと
眉間に皺を寄せて 嫌な顔して
他には何もすることがない
雨の日と月曜日は いつも気が滅入るのよ。