昨夜から、お盆の休みで、仲の良い孫(中二男子二人)が、共に心待ちにしていた、
TAKAちゃん宅へ泊りに来た。
二人とも来春の高校入試を控えて、心置きなくゲームでもして楽しめるのは、この
我が家での二泊三日だけである。
のだが、生憎と今夜は、当市出身のテニスの錦織圭選手の大切な準々決勝が組
まれており、私は観戦に備えて早々に床に就いたのだが眠れない。
今夜の対戦相手は、世界ランキング11位のモンフィス(フランス)であり、テニス界
でも屈指の身体能力を持つ難敵である。(メダル獲得に向けての大きな壁)
錦織選手は、今回のオリンピック出場について「日本と言う国を背負って戦うオリン
ピックは、他の大会と違った特別の意味がある。」と、その意気込みを語っていた。
試合が始まったのは結局、深夜3時頃(日本時間)であった。
結果的は、フルセットの死闘を制し(7-6、4-6、7-6)、準決勝進出(4強)を決
めた。
日本人プレーヤーとしては、96年ぶりの4強入りを果たして、メダル獲得に王手を掛
けた。
準決勝は世界ランク2位で、オリンピック連覇を狙うアンディ・マレー(英国)との対戦
が待っている。
(試合は)
1セット目は辛くも取ったものの、2~3セットは押され気味の試合展開で、特に3セッ
ト目のファイナル、タイブレークでは、絶体絶命のスコアで半ば諦めざるを得ない戦況
であった。
だが、ここからの巻き返しが、圧巻中の圧巻であった。
結局ここから4ポイント連取して、終わって見れば準決勝の切符を手中にしていた。
最後まで ‘諦めない強い意志‘ が勝利を引き寄せたのだ。
錦織選手は、勝利決定の瞬間、これまでに見たこともない様な、感極まった表情を見
せた。
試合後のインタビューにおいて
~試合を終えて~
「1セット目をいい形で取って、2セット目もう少しギアを上げるべきでしたけど、彼の守
備も攻めも段々と良くなっていた。 最後まで勝負はもつれて、特にファイナルはほぼ
劣勢だったので、きわどい場面もたくさんありながらの逆転勝利。ひとまず嬉しいですね」
~-終わった瞬間について~
「一瞬信じられなかったですね。(最終セットのタイブレークで)3-6だったし、ずっと劣
勢だったので。逆転勝利できたのはすごく嬉しかったです。」
~準決勝ではマレーと対戦~
「ここからがメダルが懸かる試合になるので、マレーというあんまり得意ではない、苦労
している選手なので、しっかり頭をクリアにして臨みたい」
と、語っていた。
おそらく、今回のモンフィス戦は、彼の中では忘れられない一戦になったのではないだ
ろうか。
お陰で、昨夜はほぼ徹夜状態であったが、興奮はいまだ冷めやらない。
カーペンターズ~青春の輝き