公園を散策しているとヤマモモの実がポトリと落下、愛犬の脳天に命中し真っ赤
に染まり、犬もビックリだが(チワワは神経質で大きく反応する)、当方もビックリした。
この公園の森にヤマモモの木があることを、私は知らなかった。
見上げると、赤く色着いた実が鈴生りになっている。
もう少し時間が経つと赤黒く熟して、ポタリポタリと辺り一面のアスファルトを埋め尽くす
ことだろう。
これが結構散歩中の年配の方には危ない!
踏んだりしょうものなら、ツルリと滑って転んでしまう。(御用心を)
ヤマモモの実は、雄木雌木(雌雄異株)揃っていないと実が生らず、またその味が「桃」に
似ていることから、こう名付けられたそうだ。(一枝頂戴して帰り、食べて見たが確かに甘酸っぱく、似
ていると言えばそのような・・・)
「古事記」の世界では、伊邪那岐命(イザナギノミコト)が、「桃の子(み)」を投げつけて、黄
泉(よみ)の雷神を退散させたとの記述があり、これは、「山桃の実」であるとする説が
有力。
その「黄泉(よみ)比良坂(黄泉の国の出入り口)」は、市内の東出雲郷(あだかい)にあり、
先日も立ち寄って来たところである。
話はとんだ所に反れてしまったが、この「山桃の実」、ジャムや果実酒にしたり、また食
べても非常に美味しい。
~今日も良い一日を~
「水のある風景」、宍道湖に注ぐ小川沿いに、松江北消防署がある。
散歩がてら近くの橋の上から眺めると、「青柳」の芽吹きは先日だった様に思
っていたが、今は枝先が水面に着くほどの勢いで、伸び水面に影を映している。
如何にも水都松江の、何処でも見られる静かで、しっとりと水に溶け込みそうな
景色ではある。
大橋川水系は谷川から小川・大川と、様々な川が宍道湖に流れ込んでいて、川
船が行き交い、青鷺や白鷺・亀などが、のんびりと日向ぼっこをしている景色に
出会う。
近くの北公園にある橋の上では、釣竿を何本も取り出して夜釣りの準備してい
るおじいさんが二人、「なにを狙ってかね?」と聞いてみると、「こんな小川だが
うなぎが良く釣れるから・・・うなぎも高くなって庶民の口にはんから、自給自足
だがね!」と、何んとものんびりとした話だ。
いずれにしても、こんな所にも水と人間の関わりが見られる。
散歩は大好きだけど、ほんと暑くなって来たね~
今年も咲いた姉の形見のカラーの花、一週間ほど前から葉の中心からスク
ッと茎が立ち上がり、緑色だった蕾が、日毎に白・ピンク・黄色と染まり、2
本だけ花開いてきました。
今朝の霧雨を受けて、雨の重みで茎が倒れ掛かっていたため、第一号とし
て切り花にして、小さな花器に活けて見ました。
このカラーは、数年前急逝した姉が残した球根を、貰って作りだして二回目
の開花。
カラーの花が咲いている間、姉が来ているようで、私にとっても何かしら、懐
かしく嬉しくなる花です。
今はまだ咲き始め、これから次々と咲き継ぎ、当分、前庭の一等席で楽しま
せてくれそうです!
人は、自然と共生しており、人それぞれに花鳥風月などへの思い出が込めら
れているようです。
今年のカラー第一号切り花
次から次へと咲くカラー
~今日も良い一日を~
日本一の山、「富士山」と静岡市の三保松原が、世界文化遺産に登録決定され、日本
人として大変誇らしく嬉しく思うのですが、正直言って「まだ登録されていなかったんだ
・・・」と思った人も多かったのではないでしょうか?
あたまを雲の上に出し 青空高くそびえたち
四方の山を見下ろして からだに雲のきもの着て
かみなりさまを下にきく かすみのすそのっを遠くひく ふじは日本一の山 ふじは日本一の山
小学生の頃から慣れ親しんできた、童謡「ふじの山」によって想像は出来ても、「どんな
に美しい山なんだろう?」と、夢に描いてきた山。
その富士山を実際に見たのは二十歳過ぎてからのこと、車窓から初めて見る富士は、
想像通りの優美な姿、しばし見惚れたものでした。
三保松原から見た富士山を、白砂青松の海岸線と一体のものとするのは、固有の美意
識を持つ日本人としては、ごく当然のこと、当初ユネスコから「三保ノ松原は除外すべし
!」との勧告があったようだが、各国の委員から、「除外すべきではない」との意見が相
次いだため、含めたものとして登録されたとの経緯があった様。
それはそうでしょう、富士山を題材にした葛飾北斎や歌川広重の「冨嶽三十六景:赤富
士」や「駿河三保之松原」など、浮世絵の世界では広く世界中から愛されている訳で、富
士山は、各国から「日本の象徴」として認知されている証でもあろうと言うもの。
古くから霊峰とされ、取分け富士山頂は神聖視(天高くそびれる)されてきました。
古来、活火山である富士山の噴火を鎮静するために、浅間神社が祭祀されており「富士
信仰」が日本人の心の中に脈々と今も息づいている。
わたしは「富士山に登って見たい!」と思いつつも、いまだ一度も登拝したことがありま
せん。
世界遺産登録を機に、富士登山者も多くなるだろうが、私は年に数回機上から、「頭
を雲の上に出し~」た、富士山を拝むことにしています。
~今日も良い一日であります様に~
空梅雨空から一転してシトシト降り続く雨の毎日、農作業には欠かせない雨だが、こう
毎日毎日では、「そろそろ上がってくれないかな~」と、恨めし気に空を見上げる人もあ
ります。
でも・・・・雨の日の楽しみ方もある。
「雨にアジサイ」の言葉の通り、雨に濡れて一段と色鮮やかになった、アジサイの花が
あちこちで、元気一杯に咲いています。
山陰地方では、松江月照寺(藩主菩提寺)のアジサイが有名で、このところ傘を差して
の見物客がチラホラと・・・
アジサイの和名「紫陽花」は 、唐の詩人:白居易がこう表わしたものを、平安期の学者
が誤って「紫陽花」と表記したためそのままに使われていると言われていますが、なる
ほどアジサイらしい和名だと思いませんか?(実際はライラックの花だったであろとも・・・)
アジサイは、色が移り変わることから「七変化」「八仙花」とも呼ばれ、花言葉にも「移り
気」などがあります。
花の色素・アントシアニンは「七変化する」と言われ、実際にアジサイの花を湯に浸して
溶け出したアントシアニンに、酸性液・アルカリ性液を加えると青や赤、黄・緑色などに
見事に七変化します。(昔、アンモニア液をスポイトで加えた実験を、思い出してしまい
ました・・・)
酸性土のアジサイは青色、アルカリ性土では赤色のアジサイが咲くと言われる所以で
す。
今では何にしても花は、品種改良が進みに進み、アジサイも綺麗な色がたくさん出て
来ています。
ちなみに島根県が改良し、今売り出し中の「万華鏡」と言うアジサイの花は、まさに万
華鏡を覗いた様な、これまでに見たこともない美しい花です。
~今日も良い一日であります様に~
~飼育中の出雲ナンキンの稚魚~
6月はじめ頃、友達が天然記念物「出雲ナンキン:金魚」の稚魚を、30匹ばかり持って来て
くれました。
実は7年ほど前まで、自宅の前庭に飼育タンクを据え付けて、教えてもらいながら飼育して
いましたが、水温・餌・病気等様々な管理が大変、5年間の悪戦苦闘(趣味なのに・・・)の末
、立派に育ち(三歳魚)お気に入りの10匹ばかりが、ある朝、病気で?全滅していました。
そんな訳で、その時以来ナンキンの飼育は断念しましたが、ここにきて友達の好意で譲って
もらった稚魚だから、「育てるしかないでしょう!」
以来、我が家の子になってから20日ばかりが経ちました。
貰った時はまだメダカサイズで、餌一つとっても稚魚用市販餌とブライン・シュリンプ卵を買っ
て来て孵化(エビの生餌)させて与えるなど、「口がある生き物を飼うのは」もう大変・・・それ
でも何んとか2センチ大までに大きくなってきました。
これから「黒子」~色が出るまでの黒い稚魚~が色着いてくるに従い、体型・色上げ・病気等
々高いハードルが幾つも待ち受けています。 ・・・もう大変・・・
でも今回の飼育再開以来、毎日必ずすべきことが一つ増え、生活にもう一つ張りが出て来た
感じがします。
写真の様な、立派な「出雲ナンキン」の飼育を目指し、前進あるのみ。 ファイト
~今日も良い一日を~
水槽内のナンキン
立派に飼育された出雲ナンキンの成魚
古事記編纂1300年記念イベントに続いて、60年振りの出雲大社大遷宮、高速道(松江
尾道線)開通と、このところ人々の足が神国「出雲」へと向かっており、出雲大社は沢山
の連日、観光客で大変賑わっています。
神々や人々が集まるところ、活気とパワーにあふれていてとても良いものです!
その神々のパワーにあやかろうと、大遷宮の「大社さん参り」の流れで、旅の宿を玉造温
泉街にとる若者(特に女性)達が増えてきているようです。
それは、松江の八重垣神社(鏡の池)、そして国造り・温泉守護の神をお祀りしている玉
作湯神社(願い石)での「御縁をいただく」祈願のお参りがお目当ての様です!
まず、神社の社務所で「叶い石と願い札」を求め、祀られている丸い大きな「願い石」
に小さな「叶い石」を触れ、霊水で清めながら祈願する。
この叶い石をお守り袋に納めて身に付けていると、願いが叶うと昔から信じられているの
です。
これが若者達の出雲観光の中の、静かなブームのようですが、少子高齢化時代を迎える
今、願わくば神パワー・プラス「自助努力」を望みたいと言うところである。