玄関に張り出した日差しの上まで、蔓が伸びに伸び、屋根の上には黄色
い「カロライナ・ジャスミン」の花が咲き、高見から何やらキンモクセイに似
た強い香が漂ってくる。
このジャスミンは、本来の白いジャスミンではないのだが、香りがジャスミン
にそっくりなことや、サウスカロライナ州が原産地であることから、語呂合わ
せで名付けたものだろうか。
いずれにしてもジャスミンの香りは、古くから女性に愛されてきた香りで、か
のクレオパトラが愛したことでも、「香りの王様」として有名である。
ジャスミンの香水等はちょっとお高い様だが、少し張り込んで「いいオンナ
になる」になるための、魅惑の一滴と言え様か。
流行りの、アロマ・セラピーでは、ジャスミンの心地よい香りが、落ち込んだ
気持ちや、深い悲しみを和らげてくれ、幸せな気持ちにさせてくれるそうで
、自分を取り戻す効果があるそう。(マタニティセラピーにも良いとか)
原産地の、インドやアラブ地域では、古くから「愛の花」と呼ばれ、恋人から
贈られた愛の象徴として、女性は髪の毛に編み込む習慣が今も続いている
そうな。
ただ、「カロライナ・ジャスミン」には、強い毒性があるそうで・・・色気心を出
してお茶にして飲んだりすると、永遠に良い気持ちになったりするから、「美
くしく、甘い香りのする花」にはくれぐれもご注意を
今日も、良い一日であります様に
いい香りの「カロライナ・ジャスミン」
ニール・セダカの「恋の片道切符」