出雲市大社町 日御碕の「経島:ふみしま」に立ち寄って見ました。 この島は約3000㎡の無人島で、日御碕の西方約100m沖の日本海上にあります。古くは日御碕神社の下之宮があった。 現在も、年一度の神事に携わる神職などのほかは上陸が禁じられている神域です。 日本有数のウミネコの繁殖地として、(国の天然記念物「経島ウミネコ繁殖地」に指定されている。) 毎年11月下旬から冬にかけて約5000羽ものウミネコが飛来し、4月から5月にかけて産卵・孵化、7月頃に島を離れます。
先ずは出雲大社に参拝し、時間も押している事から即日御碕に向かいました。 到着した頃には、空模様が悪くなり雨が降って来ました。 撮影には非常に条件が悪く、おまけに経島全景を捉えるには不向きな、400mm望遠しか無いと言う悪条件でした。 それでも何とか数枚撮ることが出来ました。
出雲大社の裏山は霧に包まれ、神々しさを醸していました。
稲佐の浜の弁天島です。 今は陸続きになっていますが、かつては海の中にあった事から「島」の名称が付いています。 出雲では旧暦の10月を“神在月”(一般的には「神無月」)と呼んでいることをご存知でしょうか? これは全国の神さまが一堂に出雲大社に会し、男女の縁をはじめ仕事の縁やお金の縁を決める「神議り(かみはかり)」という会議が開かれているからです。 その八百万の神々が出雲にのお集まりになる際に、はじめに足を踏み入れるのが稲佐の浜のこの弁天島です。(一大神事が行われるのです。)
いよいよ日御碕にとうちゃこです。 これが空と海の「青」が絶妙なコントラストの白亜の「出雲日御碕灯台」で、高さ日本一! 360度広がる絶景は「日本の自然百選」の一つでとなっています。
いよいよ雨風の吹きすさぶ中での「経島」の撮影です。 島全体がコロニーとなっていて、白い点々に見えるのは、ウミネコです。 営巣場所が競合し近いことから、双眼鏡でよく観察していると、時々争うがあるのが確認されます。
ウミネコの乱舞する「経島」