タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

朝靄を ついて出て行く  しじみ舟。

2012-09-30 | 風景

朝靄の中、宍道湖に浮かぶシジミ船。                         

松江の早朝の風物詩となっていますが、近年漁獲量が減って来てい

る様です。

この夏、機上から宍道湖を見下ろすと、緑色の絵具でくっきりと地図

を描いた様にアオコが発生しており「シジミは大丈夫かな~」と心配し

いましたが、ここに棲む生物にとっては、水質(自然環境)の変化は

問題、人の努力によって出来る事なら、何とかこの風物詩、後世

残したいものです!

                

(ミカちゃん日記)

(お久し振りで~す。 私は相変わらずよく食べよく寝て、毎日元気いっぱい

す。)

「ワタシ ニサイハンニ ナリマシタ アサカラバンマデ オトウサンヤ オカア

ント イッショニイルノデ タクサン タクサン コトバヲ オボエマシタ ダイ

タイ ニサンカイモ オシエテモラウト オボエラレマス コレハ オトウサンノ 

オハナシヲ イッショウケンメイ キイテ リカイショウト シテイルトコロデス 

ウタガウナラ タメシテミタラ チャント ワカルヨ」

          ~今日も良い一日を~ 


~松江・八重垣神社、鏡の池~

2012-09-29 | 風景

松江・八重垣神社は、須佐之男命(スサノオノミコト)と奇稲田姫(クシナダヒメ)

を主祭神とし、須佐之男命が八岐大蛇退治の後、「八雲立つ 出雲八重垣 妻

ごみに 八重垣つくる その八重垣を」と詠んで、稲田姫との住居を構えたとさ

れる神社です。

また、この神社の奥まった杜の中には、八岐大蛇退治の際に奇稲田姫の姿を

鏡代りに写したと言われる「鏡の池」があって、須佐之男命と稲田姫の縁に因

んで、こ池で良縁を占うことが、古事記編纂1300年記念「しまね神話博」と

あいまって、若者の間で静かなブームとなっていて、連日県内外からの若者で

賑わってます。

(薄い和紙の上に、お賽銭を乗せて鏡の池に浮かべると、うっすらと「お告げ」が

浮かび、早く沈めば早く、遠くに流れて沈めば、遠くの人と縁づくと言われるロマ

ンのある占いです)

多くの若者たちが良縁に恵まれ、国の宝である沢山の赤ちゃんを、授かって欲し

いものです。

        ~今日も良い一日であります様に~


「霞立つ 永き春日に 子供らと 手毬つきつつ この日暮らしつ 」  ~良寛~

2012-09-28 | 静物

初めは、小さな球体に糸を幾重にも幾重にも巻き重ね、頭に描いたイメージ通り

に一針一針、針を打ち綺麗な絹糸で刺繍を仕上げていく。

 103歳まで生き抜いた母、その母が作った大きな「手毬」です。

若くして夫(父)に先立たれ、九人の子供を育て上げた、明治生まれの寡黙で芯

の強い女性でした。

若い頃から手先が器用で、誰習うこともなく生活の必要性から、洋裁、和裁、編

み物、刺繍等手芸全般が、得意だったような気がします。

この飾り「手毬」は、100歳前後の頃に作ったのではないかと思いますが、形見

分けの品の中から、私の気に入った手毬と色紙を貰って来て、以後、床の間に

飾っています。

思うに・・・多分、母は最初は誰かに一通り作り方を習い、あとは本を買って、色

合いや模様などを、自分で工夫しながら作ったのでしょう。

この手毬、派手さには欠けさすが、終生控え目だった母の性格が表れている様

で結構好きです。

九十歳を過ぎても、常に何か目標を持ち、病気知らずの健康そのもので生き抜

いた母、ひたすら生き抜いた母の偉大さをつくずく思うこの頃です。

人は生き抜くこと、それ自体に大きな意義がある、と手毬は教えてくれます!

          ~今日も良い一日であります様に~


~「虎の尾」を踏むべからず~

2012-09-27 | 植物

「花トラノオ」の花が、玄関先を半分塞いで咲き始めた。

数年前、姉が持って来てくれたものを、玄関の誘導路脇に植えたら、

これが、徐々に玄関の踊り場への上り口にまで広がってきて、「通せ

んぼ」状態になってきたものだ。

「虎の尾を踏む」そんな状態だ、引っこ抜くには忍びなく、毎年、間引

て通行に支障のない様にしているものの、相変わらずの繁殖力

すぐに玄関先を塞いでしまう、結局、半分だけ残した形で今年も和解。

この花、花の形が虎の尾に似ている事から、この名が付いたようであ

るが、ピンク色の綺麗な花で、どう見ても虎の尾っぽには見えない様

に思うが!(しかし調べてみると、「トラノオ」と名の付く植物の何と多

いことか!)

まだ当分の間、玄関先で来客の足元を彩ってくれる貴重な花でもある。

    ~今日も良い一日であります様に~、

 

          

          ~玄関先を半分占領した花トラノオ~ 

 

 


「松園の前に松園なく 松園の後に松園なし」  『序の舞』

2012-09-26 | その他

客間の整理をしていたら、家内が若い頃使っていた「舞扇」が出て来た。

フォークダンスを長くやっている関係で、民謡踊りや日本舞踊にも手を染求め

た扇である。

舞扇 」を手にして思い浮ぶのは、日本画家・上村松園『序の舞』の絵である。

(NHK「日曜美術館」で数年前放映)

~女流画家として明治、大正、昭和の三時代を、封建的な画壇や社会風の中

で、直向きに孤高の絵筆を握り続け、今でも「松園の前に松園なく、の後に

松園なし」とまで言われ、女性として初の文化勲章を受賞している~

松園は、20代前半から頭角を現し、30代では既に高名な女流画家として活躍し

ていたが、その人生は波乱に満ち、1934年には最大の支援者であった母を失い

、その2年後の1936年(S11)に、代表作「序の舞」を完成させている。

幾多の苦悩を克服して描かれたものは、~燃える心を内に秘め、朱の着物の指

し伸ばした舞扇の先を毅然として見つめる女性~

松園は『何ものにも犯されない、女性の内に潜む強い意志を、この絵に表現した

った。 一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香り高い珠玉のような絵

こそ、私の念願するものです』と語っている。

また後年、「気性だけで生てきたとも思い、絵を描くために生き続けて来たようにも

思える」と述懐している。

随分前、名取裕子主演(原作宮尾登美子)の話題作(当時)で、同名の「序の舞」と

いう映画がありましたが、もう一度観てみたくなりました。

 ※ 上村松園:『序の舞』:1936年

        ~今日も良い一日であります様に~

 

 


~背筋を伸ばして 凛と立つ ニラの花~

2012-09-25 | 植物

                畑の片隅で一列に並んで

           

              咲いている白い可憐な花。 スクッ

        

            と立つ花茎の列、ニラの花です。 餃子・豚

      

         肉炒め・水炊きにと、栄養満点で我が家でもよく使う食

  

      材です。 知らない人にはまさかこの花が、ニンニクに似た独特

     

         の臭いを放つ、ニラの花とは思わないでしょうネ。 普

 

            通菜は花が咲くとウが立つと言って、食

 

              べませんが、ニラの葉っぱは大丈夫

 

                  我が家では食べてます

 

              ~今日も良い一日であります様に~

              

                


~八重咲きアスター・ビクトリアの花~

2012-09-24 | 植物

イベント会場の花売り場に、一つだけピンクの花が売れ残っていた。

草花の栽培管理は、家内専属の仕事(趣味)だが、何故かこの日は

「残り物に福あり」とばかりに、この花を手に取っていた。

名札には「八重咲きアスター・ビクトリア」とあり、裏には栽培方法が

簡潔に記されている。

これなら私にも育てられるか?と思い、秋野菜の種と共に買って来た

た。(この花孔雀草とも言うらしい・・・孔雀が羽を広げた様な・・・)

早速、大き目の鉢に植え替えてみた。(なかなか良い感じだ!)

引き続き我が家の猫額菜園に辛味大根(虫に喰われて二度蒔き)と

京水菜の種蒔き作業を行った。

どちらも、秋から冬に向かってよく使う野菜(食材)である。

ともあれ、生活の中に自然との触れ合いを持つことは、幸せな「生」を

実感できていい!

     ~貴方にとって今日も良い一日であります様に~

 

 

 

 

 


~日本初之宮 須我神社~

2012-09-23 | 風景

雲南市・大東町にある「須我神社」にお参りをしてきました。

須佐之男命(スサノオノミコト)が八岐大蛇退治(ヤマタノオロチ)の後、

妻の櫛名田比売(クシナダヒメ)と共に住む土地を探し、この地に来て

「気分がすがすがしくなった」として、「須我」と命名し、そこに鎮まった。

これが日本初の宮殿(神社)ということで「日本初之宮」と言われてい

る。

この宮殿を包み込むようにして、美しい、雲が立ち上がる情景を見て

須佐之男命が「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる そ

八重垣に」と詠んだ事から、この地は「和歌発祥の地」ともいわれ

ています。

この神社の背後(約2キロ先)にある、八雲山には夫婦岩(巨石)と

祠があり、当社の奥宮となっています。

「日本初之宮」としては、いささか規模が小さい気もしますが、新婚さ

んの新居としては、この規模がちょうど良いのかも、と思ったりして・・

今島根では、古事記1300年を記念して「神話博しまね」が行われて

いますが、これを機に神話の世界(古事記)に浸り、「愛と勇気と感動」

に彩られた、壮大なロマンの地を訪ねて見るのもまたいいも。

      ~今日も良い一日であります様に~


~秋風にヒラヒラ、ヒラヒラ蝶が舞う~  「白蝶草」

2012-09-22 | 植物

秋風にヒラヒラ、ヒラヒラ蝶が舞う。

「白蝶草」とも山桃草とも呼ばれる花(学名:ガウラ)です。 

白・ピンク・ピンクから白へと色変りとある様ですが、白は

鷺草に良く似た感じの花。  

よく行く公園に春先には咲始め、まだまだ当分咲き続け

そうである。  

一つ一つの小さな花は、慎ましく清楚なイメージなのだが、

その繁殖力は非常に旺盛で、ひと度、花壇にでも降ろそ

のなら、またたく間に花壇を占領してしまいそうな勢いで

ある!

     ~今日も良い一日であります様に~


♪バラが咲いた バラが咲いた 真っ赤なバラが~

2012-09-21 | 植物

朝家内が出掛けた後、玄関に出ると花台に真っ赤なバラの一輪

指し、顔を近づけると良い香りがしている。

これは妻の誕生月に、娘達が贈ったバラが二度咲きし、それ

けたものだ。

お店にバースデー用として、リボン等で派手に飾り付けて売られて

いるバラの花は、ちょっと見にはいいが、花の時期の終りと共に

てしまうのが相場である。

このバラも枯れかけていたが、花が終わると家内が早速、大きな鉢

に植え替えて暑いこの夏を丹精込めて世話していた。

それが稔って見事に開花したものだ。

時期外れの様な気もするが、最近は四季咲きのバラも結構多い。

小振りながら「薔薇は薔薇」百花の女王と言われるだけあって気品

がある。

愛が込められ甦ったバラ、春にはきっと沢山の花が咲くだろう!

      ~今日も良い一日であります様に~


鶏頭に 秋の夕の 迫りけれ。  (正岡子規)

2012-09-20 | 植物

この時期「葉鶏頭」が燃える様な深紅やピンク、紫、黄色と多彩

な彩を見せています。。

この絵は10年ばかり前、県展用に描いた絵(日本画・50号)です。

農家の庭先にあった、丈1.5米程もあるひと際目立った葉鶏頭

色合いと、その足元に咲くサルビヤの花に、夏から秋への移

ろいを感じて、「秋色」と題して出品しました。

日本画の絵の具は、退色せずに当時のままだから、この絵を見

る度に、製作当時の事がはっきりと思い出されます。

こうしてみると、草花は我々人間の日常生活に潤いを与えると

共に、深く関わっている事を再認識させられます。

     ~今日も良い一日であります様に~ 

 

 

 

 


~ルビーレッドの実が割れる~

2012-09-19 | 植物

                    ザクロの実が、割れるのを待って描い

            

           て見ました。  中から、ルビーの様な透き通った綺

 

         麗な実がたくさん覗いています。  大好きなモチーフの一つ

 

      で、これまでに日本画、水彩などに何度も描いて来ました。  ザクロ

 

          の花は子供の頃から庭でよく見て来ましたが、実を見たことが

 

          無く、この綺麗な実を見たのは随分後年のこと。 その疑

 

          問を解消すべく、今回調べてみた結果「八重咲き種」で

 

            は結実せず、もっぱら観賞用とのこと。と言うこと

 

              は昔から、ザクロは花も実も良しと言うこと!

                  

                  ~今日も良い一日を~  

 

 

 

 

            

  

 


、♪こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春~♪

2012-09-18 | 植物

これ何!・・・・赤いイモムシ???・・・・(そっくり)

モクレンの花の良い匂いがします。

そう、これは♪こぶし咲くあの丘 北国の ああ北国の春~♪

名曲「北国の春」の冒頭に出てくる「こぶし」の実です。

春三月、こぶし白い花が咲き、春を告げます。

昔の人はこぶしの花が咲くと、田植えや種蒔きを始めたこ

とから、別名を「田打桜」と呼び、また花の向きから豊作、

作を占ったと言われていす。

また、春から夏にかけて実を結び、その赤いお彼岸頃

かられ始め、中から橙色の種が覗く頃には、道を行く人

「あぁ、こ所にこぶしの実が・・・」と気付いて立ち止ま

り、珍しそうに眺めきます。

       ~今日も良い一日であります様に~

 

 

 


~夏水仙~春夏秋冬季節は巡る~

2012-09-17 | 植物

夏の終わりから秋にかけて咲く夏水仙(ゼフィランサス:たますだれ)が

今年も軒下を横一列に、綺麗に咲き揃いました

この花別に何の手を掛ける事もないのに、春夏秋冬季節は巡り、何も

言わずに人知れず清楚な彩りを添えています。

ほんとうに自然は偉大ですネ。

「夏水仙」と言えば、ピンク色の上品な「リコリス:夏水仙」を、少し前に

UPしましたが、あれは萬珠沙華の仲間、この夏水仙の方が、日本古

の水仙に似ていると思います。

このゼフィランサスは、「白い花」と決め込んでいましたが、沖縄ではピ

ンクや黄色の花が多いようです。

ピンクの夏水仙の咲き揃いは、きれいでしょうネ。

     ~今日も良い一日であります様に~

ピンクの「夏水仙」こんな感じの様です。

 

 

 


秋萩の上に置きたる白露の消かもしなまし恋ひつつあらずは(作者:弓削皇子)

2012-09-16 | 植物

 松江・風の丘公園周辺には、秋の七草の一つ萩の花が咲いてい

す。

米粒の様な赤紫色の無数の花がこぼれ落ちそうです。

萩の花は、万葉の昔から歌人に愛され「万葉集」の中でも140首あまり

詠まれています

秋の野に咲く代表的な花を数え上げた、有名な「秋の七草:山上憶良」

でも、萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また 藤袴 朝顔の花

と詠み、萩は歌の一番最初に出てきます。(はぎのはな・おばな・くずはな

しこのはな おみなえし ふじばかま あさがおのはな)

ここで詠まれた「あさがお」は、キキョウともムクゲとも言われています。

「我妹子に、恋ひつつあらずは秋萩の、咲くきて散りぬる花にあらましを」

~あなたに恋しないで、あの秋萩の様にただ咲いて散ってしまった方が良

かったのに、生きていてもあなたは私の恋にはこたえてくれないのだから~

等と、萩の枝に恋文を結んで、恋のかけ引きをしていたのでしょうか?

萩の花は、少なくとも7~8世紀頃より、風流な野の花の代表でもあったよう

です。

          ~今日も良い一日を~