今日は買い物帰りに、以前カワセミのいた山の池に行って見ました。 双眼鏡を使ってしばらくの間、探鳥に専念しましたが、以前に見たカワセミは帰って来ていませんでした。 そして他の小鳥を見付けることも出来ませんでした。 そろそろ帰ろうとすると、池の真ん中辺りに泳ぐものがいます。 水面に少しだけ頭と背中を出して。。。急いでシャッターを押しましたが、その直後に潜ってしまい、水面に浮いて来るのを、カメラを構えて待ち構えていましたが一向に浮いてきません。 帰宅後ワンチャンスのシャッターで、一体何が写っているのかと興味深々、画像を少し大きくトリミングして見ると、それは ↓ この画像でした。
見たのはほんの一瞬の事ですが、体調は長い尻尾があって、全長60~70㎝超はあったと思います。 早速ネットで検索して見ると、これは「ヌートリア」と言う半水生動物ではないでしょうか。 以前にも数回街の中の水路で見掛けたことがありました。 池沼や流れの弱い河川の岸辺の土手などに巣穴を掘り、普通は雌雄のペアで生活する様です。極寒地では生息できないそうで、当県でも良く見られる生物のようです。 水生植物の葉や地下茎を主食とし、明け方と夕方に活発な採餌のための徘徊行動が見られ、日中は巣穴で休息していることが多いようです。 季節を問わず繁殖し、年に2・3回出産し、平均5匹の子を産むと言うからかなりの繁殖力です。 子供は十分に発育してから生まれ出るため、丸1日後には泳げるようになり、3日後くらいには早くも成体と同じ餌を摂り始める。その後、約半年で性成熟するそうです。
丈夫で育てやすく、柔らかい上質な毛皮が安価に入手できるため、第二次世界大戦の頃には軍隊の防寒服用として世界各国で飼育され、日本では1939にフランスから150頭が輸入され、飼育が奨励されたのが始まりの様です。 1944年頃には日本全国で4万頭が飼育されていたが、その後飼育放棄されたために、今も東北・北海道等を除く全国各地の池沼等で、繁殖を繰り返している様です。
これも人間の身勝手で、生態系を変えられてしまった動物の一つではないでしょうか。 最長約5分間も潜ると言われていますので、潜ってそのまま岸辺の巣穴に帰って行ったのかも知れません。
ミッキー・マーティン:マリア