♪♪山の~畑の~ 桑の~実を~ 小かご~に摘んだ~は~
まぼろ~し~か~♪♪
唱歌「赤とんぼ」に歌われている桑の実が、赤く黒く熟れる
季節がやって来ました。
松江市郊外の開拓地で桑の実(桑の木)が少しづつ熟れて
きており、何十年振りに口にして見ました。
甘酸っぱ~い、ほんとうに昔懐かしい味がしました。
終戦後、まだ幼かった頃には、養蚕農家が結構残っており
桑畑も沢山あって、養蚕室では「蚕さん」が桑の葉をサワサ
ワサワサワと音を立てながら食べていました。
子供達は学校から帰って来ると、近所の友達を誘って桑畑
に入り、おやつ代わりに桑の実を腹一杯食べたものです。
夢中になって、うっかりシャツのポケットに入れたりしょうもの
なら、白いシャツがベッタリと紫色に染まり、洗ってもなかな
か落ちません。
シャツや口の周りを紫色にして、家に帰ると叱られた思い出が
あります。
今は、金さえ出せば美味しい物は、いくらでも食べられる飽食
の時代、子供達は「桑の実?」「こんな物食べれるの?」と、見
向きもしないでしょうネ。
~今日も良い一日であります様に~