ポール・ヴェルレーヌは1840代のフランス象徴派を代表する詩人。 彼の一生には、酒・女・神・祈り・反逆・背徳・悔恨が混在し、 彼の詩は多彩に韻を踏んだ約540篇の詩の中に、絶唱とされる作品を含みながら、その人生は破滅的であった。 晩年には文名を高めデカダンス(退廃的)の教祖と仰がれたが、初期の作品の方が評価されている。 ~出展:ウィキペディアより~
ポール・ヴェルレーヌ <堀口大學訳>
「巷に雨の降るごとく」
巷に雨の降るごとく
われの心に涙ふる。
かくも心ににじみ入る
この悲しみは何やらん?
やるせなき心のために
おお、雨の歌よ!
やさしき雨の響きは
地上にも屋上にも!
消えも入りなん心の奥に
ゆえなきに雨は涙す。
何事ぞ! 裏切りもなきにあらずや?
この喪そのゆえの知られず。
ゆえしれぬかなしみぞ
げにこよなくも堪えがたし。
恋もなく恨みもなきに
わが心かくもかなし。
ザ・カスケーズ:悲しき雨音
今、日本画を描いているところです。
お元気でしょうか。哀しい詩と
哀しい歌、あまりお元気でないかと
きにしております。明日はお元気だと
いいなと思います!