タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

空の青さを見つめていると  私に帰るところがあるような気がする・・・(谷川俊太郎)

2016-12-03 | 風景

昨日、今日と二日間に渡って、とても良い天気で、今見ると室内で22℃もあると言うまるで初夏の様。        散歩をしていても、雲一つなく真っ青な空が、どこまでも高く広がって気持ちの良い一日です。        ここは毛利尼子の古戦場の跡、石積みの向こうにブナの木が一本、空に向かって伸びています。        陽の光をいっぱいに受けて、黄金色にキラキラと輝いている。

 

空の青さを見つめていると <谷川俊太郎詩集より>

 

空の青さを見つめていると
私に帰るところがあるような気がする
だが雲を通ってきた明るさは
もはや空へは帰ってゆかない

 

陽は絶えず豪華に捨てている
夜になっても私たちは拾うのに忙しい
人はすべていやしい生まれなので
樹のように豊かに休むことがない

 

窓があふれたものを切りとっている
私は宇宙以外の部屋を欲しない
そのため私は人と不和になる

 

在ることは空間や時間を傷つけることだ
そして痛みがむしろ私を責める
私が去ると私の健康が戻ってくるだろう


思い出のソレンツァラ:エンリコ・マシアス

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (kao)
2016-12-03 15:09:01
なんだか悲しい詩ですね、。
傷つけるなんて・・。
悲しいときに書いた詩なのでしょうか;
でも天気がとってもよくて、
紅葉がきれいで、
よかったですね(^^♪
ブナの紅葉は黄色ということを
初めて知りました。お散歩おつかれ
様です~(^^♪
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kaoさん、こんばんは~ (takaちゃん)
2016-12-03 19:12:36
詩はどの様に受け止めるのも人それぞれ。
「空の青さを見つめていると。私には帰るところがあります。」「陽は絶えず豪華に捨てている・・・」人は・・・「樹のように豊かに休むことがない」人の本当は内面にはそんな世界が存在しているのに。
これまで人生で身につけてきた余分な物をそぎ落とせば、きっとそんな世界につながるがることが出来るのでは。。。ないだろうか。
宇宙はあるがままで完全なのだと。
不要なものを数えきれないほど抱え込んだ、私達の思い込みを捨てると(去る)、そこには光と力に溢れた私が戻ってくるでしょう。
私はそんな風にこの詩を受け止めて見ました。
作者の思いとは違うのではないかと思いますが。
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おはようございます。 (ゴマメのばーば)
2016-12-04 07:02:17
おはようございます。
谷川俊太郎さんの詩、私も大好きです。
「あの 青い空の波の音が聞こえるあたりに 何かとんでもないおとし物を 僕はしてきてしまったらしい 』
で始まる『かなしみ』などなど。
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ば~ばさん、おはようございます。 (takaちゃん)
2016-12-04 07:51:37
ば~ばさんは何でもよこごぞんじですね。
先般ご紹介の、茨木のり子さんの詩集も
借りてきて読みたいと思っているところ
です。
とは言うものの、やはり作者ご本人の作
詩の際の、背景、心境等々知りたいもの
です。
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う-。。 (sake)
2016-12-04 15:43:43
今の忙しぶっている私みたいな人の戒めのように思えました。(^_^;)
心に余裕がないと見えるものも見えなくなってしまうような。。自然は器が大きくて、個人のせっかちは吹っ飛ばしてしまいます?!
そんな感じでしょうか?
今日はこれから、写真を撮ることにしました。心の洗濯です。
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Sake さんこんにちはー (takaちゃん)
2016-12-04 18:25:00
さすがに師走に入ると現役でバリバリ働いている方には、何かと気忙しくまた、今年のうちに
片付けて置くことも多く、愚痴も出ますよ。
いいじゃないですか。
誰もそうですよ。
写真撮りに行くことは出来ましたか!
気晴らしや、人生どこかにクッションは必要ですから。
大いに愚痴り、大いにそして楽しみましょう。
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