映画「あの日の声をさがして」~主演・ベレニス・ペジョ
アカデミー賞受賞監督、映画「アーティスト」の、ミシェル・アザナビシウス監督の制作による。 映画「あの日の声をさがして」を観た。
戦争で両親と声も失った少年が難民キャンプで懸命に生きる姿を描いたヒューマンドラマである。 ナチスによって収容所に送られ、母と生き別れた少年をアメリカ兵が助けるという物語を描いたフレッド・ジンネマン監督の映画「山河遥かなり」から着想を得て、物語の舞台をロシアに侵攻された99年のチェチェンに置き換えて描いた物語である。 両親を銃殺されたショックで声を失った9歳の少年ハジは、赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に置き、ひとり放浪する。 やがてハジはフランスから調査にきたEU職員のキャロルと出会う。戦争を目の前に自身の無力さを痛感するキャロルは、せめてハジだけでも守ろうと決意する。 アザナビシウス監督のパートナーで、「アーティスト」でアカデミー賞候補にもなった女優ベレニス・ベジョが、キャロル役を演じている。
久々に観たこの映画であるが、感動と言うより戦争に対する怒であった。 戦争でいつも犠牲になるのは立場の弱い女性や老人や子供である。 若い兵士が狂乱の戦場では、徐々に狂気をはらんで行く。 ドキュメンタリーかと思わせる程の、描写が所々に描かれている。 平穏な日常を送っている、我々に対して、現実に今世界で起こっている、テロや戦争等の殺戮に対して、決して無関心であってはならないとの、い強いメッセージが伝わってくる映画でした。 ちょっと重たい映画ですがお薦めです。
去年の浜辺で^^
戦争で得るものなど何にもないですのに
人間はしたがるのでしょうね
悲しみと苦しみのみをもたらす戦争を・・・
映画紹介ありがとう~^^