東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お気に入りの店②

2010-04-12 18:10:31 | おいしいもの

010 今日は本当なら勤めですが、体調がよくないのでおやすみして寝たり起きたりしています。お腹の調子が良くないのですが、といってもともと食べるのが好き。ちょっとおいしいものを食べたいけれど調子が悪いので外へ出ることもできず、、。

ふと思い出した、ご近所のお気に入りの店。神谷の製麺所。先日写真に撮りました。隣のお豆腐屋さんとともに子供の頃から買いものに行っています。そば、うどんの細麺、太麺、ラーメン、焼きそば用の麺、どれもひと玉¥70です。スーパーなんかで売っている麺より食べやすいし、おいしいと思います。古風なガラスケースに並んでいて、注文するとおじいさんがケースを開けて包んでくれます。店構えからして馴染みがあるしおいしそうではありませんか?こういう店は昔はどの町内にもあったかもしれませんが、、。

この店で売っているラーメンスープ。ここで作っているわけではありませんが、よそであまり見かけないもの。お湯で薄めて使うんですが、これが結構おいしい。人それぞれ好みがあると思いますが、ここは私のお気に入りの店です。 昔この並びに神谷の映画館があったんですが、小学生のとき火事になってなくなってしまいました。 フィルムが焼けるせいか煙がものすごかった。ここは駅前でもなく、赤羽か東十条から歩かなければならないところですが、こんなところにも映画館があったなんて、昔は景気がよかったんですね。


今戸焼⑧ 涼炉(しゅうろ)(白井善次郎作)

2010-04-12 17:00:06 | 今戸焼(浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010284 2007_0101_000000p1010283 御煎茶用の炉です。下に敷板(或いは炉台?)を敷いて、上に急須(ぼーふら・湯沸かし)をかけます。陶印があり、「白井善次郎」の作であることがわかります。「善次郎家」は今戸にあった白井3家の本家です。昭和20年の東京大空襲で被災されるまでは今戸で製作されていたそうですが、戦後葛飾区のお花茶屋(宝町)へ移られました。今から十数年前、当主の白井和夫さんを訪ね、直接お話しを聞く事ができました。これと同じ手のものを拝見しながら聞いたので、これが「白みがき」という仕上げであることは確信できます。惜しいことに、当時お話を理解、整理するだけの予習をしていなかったので、断片的なことしかわかりません。「白みがき」は「黒みがき」同様に那智石で磨いてから再度焼くのか?同様のものの中には部分的に黒鉛を刷り込んで焼いたような斑のあるものもあります。一般に「雲華焼」(うんげ)と呼んでいるようですが、今戸では何と呼んでいたのか?橋本三治郎の「村雲焼」という名前との接点があるのだろうかと考えているのですがわかりません。

土色は⑦の半田焙烙同様、中京か関西の白い土を使用していますが、表面の磨きのきめ細かさは、こちらのほうが断然丁寧で艶もあります。こちらは確実に「白みがき」ですが、半田焙烙はどうなのか? 「風門」と呼ばれる口の形はこれは鷺のシルエットの形で、へら彫りで足の表現が観られます。他にも扇面型や瓢箪型の風門もあったようです。

上から内側も画像に撮ってみました。穴のあいた火袋部分だけは、耐火粘土を使い、本体との接合が難しいのだそうです。

それにしてもお話を聞いた当時、こっちにもっと予習の知識があったら、もっといろいろわかることがあったのに、、と悔やんでいます。


今戸焼⑦ 半田焙烙(はんだほうろく)(白井善次郎作)

2010-04-12 10:16:41 | 今戸焼(浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010281 炉や土風炉に灰を盛るとき使う道具だそうです。

陶印があり、「白井善次郎」の作であることがわかります。今戸焼の歴史を事典などで調べると必ず「白井半七」の名前が出てきますが、今戸には白井家は3軒あり、この「善次郎」家が本家なのだそうで、「半七」家は「善次郎」家から7代前に分家し、現在今戸でただ一軒伝統を守っていらっしゃる「白井」さんもまた遡って6代前に「善次郎家」からの分家なのだと「民芸手帳」に書いてあったかと思います。当然「白井善次郎」の名前は今戸神社(旧今戸八幡)の文政5年の狛犬阿型の基壇「當町火鉢屋中」の連名の筆頭に刻まれています。

土色は白く、明らかに東京の土ではなく、中京や関西方面から取り寄せた土を使っているのがわかります。他の窯業の産地でもそうなのでしょうが、製品によって土を使い分けるのですね。ですから、東京の土(江戸在地系の土質)ではなくても今戸焼の製品は存在するわけです。

茶道については語る資格はありませんが、炉や土風炉に灰を盛るときに使う器を「灰器」と呼び、「半田焙烙」はそのひとつなんだそうです。「半田」は泉州「半田」という地名からきているそうで、ひとつの決まったスタイルなのでしょうね。

白井和夫さんの話(これは直接聞いたものではなく)では、「磨き」には「下磨き」と「本磨き」があって、「本磨き」には那智石(または鴨川石)と使うが、「下磨き」には蛤の殻を使う」んだそうだと、ゆうべ書いてあるものを見ました。


今戸焼⑥ 真塗りの土風炉その2(橋本幸斎作)

2010-04-12 08:27:44 | 今戸焼(浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010278 これは「道安型土風炉」というのだそうです。「紅鉢型」というものに比べると、下ぶくれなフォルムですね。内側の底に「風炉師」「橋本幸斎」という陶印があります。橋本姓の今戸焼屋さんは何軒もあったみたいだし、そのどれかの家のものだったのでは、と思っています。底についている三つ足が、「橋本三治郎」の土風炉と異なります。

何かに「橋本幸斎」の名前が載っていないか探していますが、今のところ見つかりません。

内側の底部分に緑青(酸化銅つまりグリーンスパン)のようなものが残っています。灰を入れてならした上に五徳を置いて、その上に茶釜を乗せますね。この緑青はどうやって湧いたものか?

①茶釜から湧いた。②五徳から湧いた。③真塗りの漆の成分に含まれていたものから湧いた。 この3つのどれかだと思っているんですが、、、。真塗りは「まぬり」ではなくて「しんぬり」と読むのだそうですね。「意味は黒漆で仕上げる技法。」と読んだのですが、漆に混ぜるものは何なんでしょうか。黒炭粉のようなもの?他の黒い顔料?ちょっとわからないですね。

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 墨田川焼 今戸神社 縁結び パワースポット ご利益 お守り おみくじ 白井 半七 東京 スカイツリー 伝統 工藝

民藝 民芸品 土人形 メトロ 郷土玩具 おみやげ 観光 物産 伝統 台東区 江戸 干支 猿 戌 狐 稲荷 丸〆猫 招き猫 発祥の地 tokyo

asakusa imado sensouji  tenple  sightseeing  tourist information  souvenir tradition handcrft japan festival  poetry  oldstyle doll toy  display )