生れ育った赤羽でも近所の路地全てを知っているわけでもなく、未踏の路地もまだまだあるんですが、岩淵の小山酒造の裏手、八雲神社の近くの路地にこんな祠があるなんて知りませんでした。
中を覗いてみると、草鞋が奉納されてる。何の神様をお祀りしているんだろうかと思いながら写真を撮っていたら、向かいの家の方が出ていらして、お話を聞いてみたら「子の権現様」なんだそうです。飯能の奥のほうにありましたね。
腰から下の病の治癒にご霊験あらたかだとかで、草鞋奉納してあるのもさもありなん、と納得。お話によれば、このお宅の曾祖父に当たる方が勧請されたそうで、昔は敷地内の別の位置にあったそうです。
それにしても今まで知らなかったなんて。まだまだ近所にも知らないものがたくさんあるのかも、、、。
言問団子と言えば、長命寺の桜餅と並んで、墨堤の名物というだけにとどまらず、全国的にも有名な東京を代表する老舗のひとつです。創業は江戸の終わり頃と聞いていますが、詳しいことは他で紹介されていますし、ここで今更という気がします。
このお店で使用された都鳥の菓子皿。確か、昔お店に行ったとき、ウインドーの中に飾られていた由縁の品々の中には三浦乾也作の皿もあったかと記憶しています。使われていた皿は、いろいろな作者によるものがあったのでしょうね。
画像3枚目の右側の皿を除いては、全て白井本家の善次郎家で作られたものだと思います。皿それぞれに善次郎家の陶印があるわけではなく、都鳥のシルエットに「言問」という文字の入った印が押されています。
昔、善次郎家の白井和夫さんをお訪ねしてお話を聞いたところ、見せてもらったのとほぼ同じです。和夫さんご自身も作っていらっしゃったそうです。
割と厚手で、また焼成温度もそう高くないためか手取りが重いです。他からの取り寄せの白い土でできています。
都鳥もいろいろなポーズのあったようで、全部で何種類くらいあったのでしょう?同じ柄でも揃えなければならないから、型紙などを使って目安をつけた上から、鉄の下絵具で描いたのでしょうか? 3枚目右の皿は他の作者によるものでしょう。
隅田川のこちら岸には「墨田川焼」とか「百花園焼」という焼きものがあって、都鳥はポピュラーな題材で、香合とか皿とか盃に徳利その他、いろんな製品があったようですし、一説には素焼きの生地を今戸から取り寄せていた、なんて話も聞きます。陶印が違うとかありますが、職人さんの行き来もあったでしょうし、ブランドとしては独立していますが、根は今戸とつながっているんじゃないかと思っています。なんてことを書くと、専門家の方に怒られてしまいますかね。
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肉まん、あんまん、しゅうまいのお店。肉まんは中身がおつゆたっぷりで、あつあつのを食べる時には、おつゆがこぼれないように注意が必要です。タマネギの甘さのあるおつゆです。
もともとこのお店は現在「洋服の青山」があるビルの土地に建っていて、一階と地下に食堂があって、一階の一部でおみやげとして売っていたんです。洋食、和食、お子様ランチ、、メニューも豊富だったけど、中華が一番おいしかったと思います。値段も大衆的でした。
その後、建て替えになったんですが、今の場所の向かいに仮店舗を出していたんですが、建て替え後も、もとへ戻らず、今のところに移ったという訳です。
セキネは浅草の新仲見世と寿司屋横丁の交差するところにもあって、今でもやってると思いますが、地元で気やすく食事できるのがよかったんですけどね。しかし肉まんは今でもおいしい。地方発送できないのが残念ですけどね。
最近一番街の建て替えが進んでいます。まあ戦後の普請なんでしょうし、耐久性という意味では必要なんですかね。もともとこの辺りは戦後の闇市で有名だったみたいですね。既に建て替えたところもあるんですが、もともとあった店が入るというわけでもないみたいです。「おもちゃの玉屋」さんはずっと離れたところへ移転したままだし、もともとあったところへは新しい飲食店が入っています。最近目立つのは、ホルモン焼とか新しいラーメン屋さんとか、、。子供の頃の記憶では、おもちゃ屋さんだけでも「玉屋」さんともう一軒ありました。魚屋さんの「魚鈴」さんももう無い。新本屋さんも2軒あったけどどちらも無い。肉屋さんも2軒あったとおもうけど、両方とももう無い。荒物屋さんもあったし、文房具屋さんも2軒あったけどどちらももう無い。「ブラジル」という古めかしい喫茶店があって、店内はビニール張りのソファーなんかで、昔風の甘い「ザッハートルテ」が食べられたんだけどもうない。街は絶えず新しくなる、というのも悪くはないけれど、何を買うならあそこ、という勘がなくなってきています。何だかさびいしいような、、、。