東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お知らせ(東京民芸協会 4月例会)

2015-03-20 08:46:53 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)


港区南青山にある「べにや民芸店」さんのお世話により、このたび「東京民芸協会 4月例会」でお話させていただくことになりました。
生来の話下手。また自慢にもなりませんが生来の「挙動不審者のような」なりですので、まとまった内容でしっかりとお伝えできるような話ができるかどうか心配ですが、せっかくいただいた機会ですのでパワーポイントによる画像とともにお話させていただこうと思っています。基本的には一昨年埼玉県川島町の「遠山記念館」でお話させていただいたような内容+αといったイメージでいます。

その案内はがきをいただきましたので、その内容に沿って案内させていただきます。

東京民藝協会4月例会
「今戸人形のいまむかし」
日時 2105年4月7日(火)19時~21時ころ
場所 ておりや 千代田区神田小川町2-8 扇ビル4階
参加費 500円(会員以外は1000円)
定員 25人位(会員優先/先着順)
参加申し込み 4月4日(土)まで。資料準備の都合あり
       tokyominngeikyokai@gmail.com
またはFAX:03-3335-5859(藤田)


事前申し込みだそうですが、お付き合いいただける方いらっしゃいましたら、どうかよろしくお願いいたします。

東京民芸協会ブログもご覧ください。→

 

 

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今戸人形「口入狐・羽織狐」(尾張屋春吉翁作)★

2015-03-20 08:28:14 | 今戸人形(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)



右の2体が「口入稲荷」の裃狐と女狐、、通称「口入狐」、左の立ち姿のが「羽織狐」です。



言わずもがなの事ですが、口入稲荷は清川にある「玉姫稲荷神社」の境内に鎮座する社で、元禄14年、新吉原の廓内に高田屋七兵衛という口入所があって、家内に稲荷の社が鎮座されていたが、霊感に基づき同社を現在の地に移したため、それから口入の呼称がおこったとか、、。



また、羽織狐は玉姫稲荷の土蔵裏から狐の像が発掘され、それに倣って作られたもので、これは祈願する時にその使いとして用いられるが、念願の叶った時には裃を着けて額を持った狐を奉納するきまりであると、有坂与太郎の戦前の記述にあります。



また、ある説には、現在吉原神社に合祀されている九郎助稲荷の荒廃するに及んで、羽織狐も口入稲荷から授与されるようになったのだといわれるが、憶測の域を出ない、、とあります。



羽織狐の姿は遊び人のようで、左手を羽織の中でげんこつに構えていざという喧嘩に備えているポーズで、このポーズを「やぞう」と呼ぶところから、この狐を「やぞう」と呼ぶ人もあったようです。



尾張屋さん作のこの人形をはじめて見るまで知らなかったのですが、草履を履いているのですね。鼻緒を描かれているのです。草履の先がしっかりと出っ張って造形されています。知らなかった頃は裸足なのだと思っていました。



「口入狐」の画像の女狐が両手を前に正座していますが、これとは別に宝珠を抱いているのもあります。



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