８年経って考えてみること

先日、美容院で髪を切っていた時の事です。
美容師さんが、「サンドイッチマンの二人は、今も海岸で遺骨収集をしているそうよ。」と話しました。
東日本大震災で行方不明となった方々の捜索。

今も行方不明の方々は、多数が海に流されたと考えられます。
その為、その方々の遺骨が海岸に打ち上げられていないか、探す活動をしているそうなのです。

阪神淡路大震災の１．１７。
東日本大震災の３．１１。

その他、中越地震や熊本地震もあります。

今後３０年のうちには南海トラフ地震も起こるとか・・。

私は、東日本大震災と熊本地震を経験しましたが、被災はしていません。
ただ、あの揺れは二度と体験したくないですね。

美容師さんが言っていました。
いくら、被害の状況をテレビで報道されようとも、実際に経験していないので、「ふーーん。大変だったんだな～。」という感覚で済ませてしまうそうです。

私は、被災はしなかったけれども、ガソリンスタンドにガソリンが供給されなくなり、ガソリンを待つ長い車の列ができた事を知っています。
輪番停電で発酵食品が製造できず、ヨーグルト、納豆がスーパーから消えた事。
輪番停電で暖房が使えなくなり、寒い中毛布にくるまっていた事。
震災から１か月は何も手に着かず、空白の１か月を過ごしたような感覚に陥る事。

こういった事を話すと、「経験した人じゃないと、わからないことですね。」と言われました。

確かに、私は隣県で震災の影響を体験したわけです。

全く揺れさえも経験しなかった九州の人よりも知っているわけです。

子供達の心にも、深く刻まれています。
たとえ、これから大きな地震が来ようとも、少しは落ち着いて行動できるのではないでしょうか・・？

復興支援のための大きなことはできませんが、震災を風化させないよう、再度考えてみようと思いました。