2021年9月15日(水)北海道出張3日目、仕事前の束の間の息抜きに札幌散歩を楽しむ。
8時18分、辿り着いたは
北海道大学正門である。説明看板によると、1936年(昭和11年)築。
北海道大学、通称北大は1876年(明治9年)8月 札幌農学校として開校、1907年(明治40年)9月 東北帝国大学農科大学となり、1918年(大正7年)4月に北海道帝国大学として独立、日本では東京、京都、東北、九州に次いで5番目にできた
歴史ある大学だ。
ちなみに
その起源まで遡れば日本で最も古い大学は、828年(天長5年)弘法大師によって設けられた
種智院大学という事になっている。
旧帝国大学に相応しい、立派な銘板だ。
現在の北大は、文、教育、法、経済、理、工、医、歯、薬、農、水産、獣医の12学部に5附置研究所を持つ巨大総合大学である。
現在日本国内でこれほど広い学問領域をカバーしているのは北大だけであり、北大生は卒業後ありとあらゆる業界に進出するわけで、こうなると
北大に進んで交友関係を広げる事が出来れば、貴重な学生時代に様々なものの見方 考え方に触れ、将来はありとあらゆる業界人と同窓生になりうる可能性があり、これは北大の大きな魅力のひとつであろう。
もし
東大に入れる頭があっても、筆者なら東大より北大を選ぶだろう。太陽が西から昇っても無理だが。
構内案内図、その
広さは1,776,249㎡。
筆者が大学公式HPで調べた限りでは、
日本の大学の中では九州(2,727,130㎡)東北(2,561,166㎡) 広島(2,492,191㎡) 筑波(2,454,194㎡)金沢(2,008,505㎡)帯広畜産(1,895,668㎡)に次いで7番目に広いキャンパスで、8番目に広いのは酪農学園(1,350,000㎡)9番目は琉球(1,122,310㎡) それ以降は疲れたので調べず。ただキャンパスだけではなく、
農場や演習林まで含めると北大の面積は660,235,328㎡で、東京23区より広く、日本最大の土地を持つ大学となる。
ちなみにウィキペ〇ィアでも調べてみたが、筑波が日本で2番目に広いキャンパスだとか、琉球が日本で4番目に広いとかあったがこれは完全な誤りである。筑波に関しては敷地面積が2,577,286㎡で広島より広いとする情報をネット上でも目にしたが、これは住宅街を400mほど挟んで完全な飛び地となっている春日地区の敷地を合算しているからで、筆者も実際筑波は行ったことがあるので間違いなかろうと思う。これが通れば東大の本郷 弥生地区と駒場地区の敷地を合算しても良い事になる。
ウィ〇ペディアは個人で好きな様に書き込めるので記事によっては誤りが目立ち、
全てを信用するのは良くないと思う次第である。
正門入って中に歩を進めると右手に
事務局本館がある。説明看板によると
旧北海道帝国大学予科教室とあったので、今風に言えば教養部棟という所だろう。
1935年(昭和10年) 1937年(昭和12年)の2期にわたって建てられ、1977年(昭和52年)中央玄関に車寄せが取り付けられたとの事。
このあと北大散策を続けたので以下次号