2021年10月13日(水)西郷さんはじめ薩軍諸氏のご冥福を南洲墓地にて祈ったのだが、この墓地は神社の敷地にあって
その神社、
南洲神社に11時00分、お参りした。
写真は本殿、本殿前に写りこんでいる参拝者は筆者と関係ないご家族でご主人が歴史に興味があって、奥様と娘さんを連れて家族旅行中という感じ。
本殿前から眺めた景色。左側に少し写っているのは社務所で絵馬やお守りなどを売っており、定年退職したので趣味に時間がかけられるようになりましたといった感じの紳士が御朱印帳に御朱印を頂いたりしていた。
そして参道に2本1セットで建っている電燈、何の変哲もなく見えるが実は
国指定登録有形文化財である。1913年(大正2年)設置
南洲神社で参拝後、薩軍墓地にて手を合わせ、御朱印を頂いた紳士に続いて鳥居を出る。
鳥居を出て右手、レトロな土産物屋があったが客はいなかった。平日の昼間という事もあろうが、武漢コロナの影響もあり厳しい経営が続いているのではないか。
振り返って一礼、鳥居の向こうに西郷さんのお墓が見えたのであった。
話は変わってウクライナ情勢、最近のニュースでロシアで軍の作戦に対する、或いはウクライナ侵攻そのものに対する批判が出始めているという記事を目にした。
そんな中、
ロシア軍の退役大佐であるミハイル ホダレンコ氏が、ロシア国営テレビの人気討論番組でウクライナ侵攻を批判したというが、これをラトビアの反プーチンオンライン新聞 Meduzaが配信していたのでご紹介する。下線部リンク、自動翻訳につき誤訳御免
2022年5月22日 22時06分配信
ウクライナとの戦争で電撃戦は不可能、ロシアは完全に孤立
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国営テレビ チャンネル1の人気討論番組 「60分」はロシア政府のプロパガンダ番組であるが、この番組にコメンテーターとして定期的に出演している退役大佐、ミハイル ホダレンコ氏は
ウクライナにおける兵力動員と西側の武器供与がロシアに与える影響の説明をやってのけた。以下その内容
・「ウクライナは欧米の援助によって最新鋭の武器を手にし、100万人の兵力を動員できる。ロシアにとって状況は間違いなく悪化する。」
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「中国やインドの支援は無条件のものではない。ロシアは孤立しており、反ロシアの42か国に対し、軍事的、政治的にロシアの能力は限られており、ウクライナ作戦から抜け出す必要があるのですが、ロシア人はこういう事を忘れがちで熱狂的になってしまう。」
・司会のオルガ・スカベーエワは、ホダレンコの発言を受け「"今起きていることが当たり前 "と思っている人は少ない。しかし今、私たちの存在意義が問われているのです。
降伏という選択肢はない。私たちの消滅を主張する敵と共通の認識を持つことは、不可能です。最後までやりきること--それは、誰かがやらねばならないことです。我々は前進しなければならない。」と結んでいる。
以下Meduzaより抜き出した動画、筆者はロシア語を解さぬので雰囲気を感じ取るよう努めた。
ШОК! Военный эксперт на российском госТВ реально описал "спецоперацию" в Украине
この
オルガ スカベーエワ司会者はロシアで有名な女性で、プーチンの代弁者といわれているそうな。ホダレンコ退役大佐とスカベーエワ氏が丁々発止のやりとりをしている中、他の出演者たちがひとことも発しなかったのが印象的であった。
このやり取り、うがった目で見ればロシアにも言論の自由はあるというプーチンの仕込みで台本通りなのか、あるいはクレムリンの反プーチン勢力による操作か、とも思われる。チャンネル1といえば、反戦プラカードをもってマリーナ オブシャニコワ氏が放送中のニュース番組に乱入したテレビ局ゆえ、あくまで
自由意志による発言だったとしたら、ホダレンコ退役大佐も、スカベーエワ女史も思想が違うだけで、愛国者なのだと思う。
そしてこのホダレンコ退役大佐はロシアのウクライナ侵攻以前、2022年2月3日、ロシアのネビシマヤガゼータ紙に
パンと塩と花をもってロシア軍を迎え入れるウクライナ人はいない、ウクライナとの戦争はロシアの国益にならないと寄稿している(リンク先、雪中の兵士とイヌの写真の部分)が、プーチン批判はしていないゆえ、戦争は長引くであろうと筆者は危惧するのである。