8月16日(金)、帰省の親戚回りやお墓参りも一段落しましたので昨年に引き続き
長崎市伊良林という在所にある光源寺へ
産女のゆうれい、地元では「飴屋ゆうれい」と言われている、ゆうれいさんの人形をお参り致しました。
朝10時からのご開帳、参拝者はこどもとその保護者がほとんどです。
ゆうれいさんの人形をお参りすると、こどもは1年間病気しないというご利益があるとされていたと思います。
11時頃に到着、取材のテレビ局もはけて少し落ち着きを取り戻した状況下、白人の方もお見受けしました。
本堂で紙芝居を見てご本尊をお参り後
別室へ移動、ゆうれいさんの人形をお参りします。
失礼して少しく近寄り撮影。
他に何人の方が携帯電話で写真を撮っていましたが、デジカメ使用はわたくしだけ。薄暗い室内ですが、フラッシュは封印。
このゆうれいさんの人形は、死してなお赤ん坊の露命をつなぐ為、一文銭を握って飴屋さんへ通ったという妊婦の伝説を基に作られたものです。
髪の毛は人間の髪を使っているというリアルなつくりですが実はこの人形、もとは腕がちゃんとついていて、その腕には赤ん坊を抱えていたとの事。
1945年8月9日11時2分、長崎に原爆が投下された際、赤ん坊と腕は吹き飛ばされてなくなってしまったそうです。この日の説明を聞くまで知らなかった。
説明を聞いた後は、このゆうれいさんの表情も、何か複雑なものに見えてきます。合掌
お参りを済ませ、ぷらっとドライブであちこち回って実家へ帰宅後、テレビでローカルニュースを見ていたら、原爆特集をやっていて、日本政府が核不拡散条約の「核兵器の人道的影響に関する共同声明」にサインしなかったという事をやっていました。
「いかなる状況でも核兵器を使用しない」という一文が気に食わなかった為らしいです。恥ずかしさ、次に怒りを覚えました。ひと言吠えさせて頂けるなら「アベ、のぼすんなよ、わいや~」
ニュースの映像では 長崎原爆慰霊式典でこの事を批判された参列者の首相 自民党総裁 アベの苦虫を噛み潰した様な表情のアップが映し出されていた。
「プラトーン」で有名な米映画監督 オリバー ストーン氏がこのたび長崎を訪問し、米国の原爆投下は間違っていると発言して帰っていったとの事ですが、被害を受けた当事国の憲法九条を変えたくてしょうがない首相は「日本を取り戻す」とかいって我が故郷長崎でも選挙に大勝。
我々の子や孫の代の50年後、100年後、この国はどうなっているのでしょうか。