福岡市高島市長就任2年。忘れもしない2年前、11月14日市長選挙の前日、父危篤の知らせを受け病院へ駆けつけた日のことを。それで選挙には行くことができなかったが、暫くして福岡に戻ってみると高島市長が誕生していた。あれから2年、高島市政となり公費支出は明らかに増え続けているのだが、当のご本人は自覚される様子もなく、ブログ「就任2年がたちました」で自画自賛。これが実に突っ込みどころ満載な記事なので、2周年記念のお祝いに解説する。
まず、「有識者会議でこれまでの市役所の常識に一石を投じ、こども病院や屋台など長年の懸案に道筋をつけた」とあるが、前のブログでも紹介しているように、この有識者会議「こども病院移転計画調査委員会」は、結果としてこども病院の人工島移転を正当化させるものにすぎない。いわば、福岡市による”やらせ会議”のようなものだった。しかも、この会議に約1,520万円もの経費がかかっている。だが、これを報じるメディアは皆無。地元メディアの衰退も甚だしいが、それを良いことに、その後も「アイランドシティ・未来フォーラム」「屋台との共生のあり方研究会」と、次々に有識者会議を設置。これらは、さも民主的であるかのように見えるが、実際は、市長自らが考えることをせず委員に任せ、その委員は好き勝手に主張し、責任の所在もはっきりしない、と問題が多い。第一、多額のお金がかかる代物、とても破綻寸前の福岡市を真剣に考えているとは思えない業なのである。
そして、お次は屋台。調査情報サイトHUNTERさんも「おもちゃにされた福岡市政 高島宗一郎くんへの警鐘」で、「何故今屋台なのか」と書かれているように、この有識者会議が立ち上がったのは、東日本大震災直後。しかも、”屋台との共生”と、名前からして全く意味不明。その先を語る気にもならないが、観光イコール屋台の発想があまりに短絡的。ブログの最後で、観光の重要性を語っておられるが、「福岡オープントップバス」では、一民間企業である西鉄に1億5000万円もの援助。来年は、3億8千万円をかけて(実際はかからない)リニューアルされた警固公園で、フィギュアスケートグランプリファイナルを開催。これから、一体どれだけの税金が”観光”の為に投入されるのか。頭の痛い話はまだまだ続く。
2階建てバス。先日、寒いせいか誰も乗っていなかったけれど(写真は今年3月)
まず、「有識者会議でこれまでの市役所の常識に一石を投じ、こども病院や屋台など長年の懸案に道筋をつけた」とあるが、前のブログでも紹介しているように、この有識者会議「こども病院移転計画調査委員会」は、結果としてこども病院の人工島移転を正当化させるものにすぎない。いわば、福岡市による”やらせ会議”のようなものだった。しかも、この会議に約1,520万円もの経費がかかっている。だが、これを報じるメディアは皆無。地元メディアの衰退も甚だしいが、それを良いことに、その後も「アイランドシティ・未来フォーラム」「屋台との共生のあり方研究会」と、次々に有識者会議を設置。これらは、さも民主的であるかのように見えるが、実際は、市長自らが考えることをせず委員に任せ、その委員は好き勝手に主張し、責任の所在もはっきりしない、と問題が多い。第一、多額のお金がかかる代物、とても破綻寸前の福岡市を真剣に考えているとは思えない業なのである。
そして、お次は屋台。調査情報サイトHUNTERさんも「おもちゃにされた福岡市政 高島宗一郎くんへの警鐘」で、「何故今屋台なのか」と書かれているように、この有識者会議が立ち上がったのは、東日本大震災直後。しかも、”屋台との共生”と、名前からして全く意味不明。その先を語る気にもならないが、観光イコール屋台の発想があまりに短絡的。ブログの最後で、観光の重要性を語っておられるが、「福岡オープントップバス」では、一民間企業である西鉄に1億5000万円もの援助。来年は、3億8千万円をかけて(実際はかからない)リニューアルされた警固公園で、フィギュアスケートグランプリファイナルを開催。これから、一体どれだけの税金が”観光”の為に投入されるのか。頭の痛い話はまだまだ続く。
2階建てバス。先日、寒いせいか誰も乗っていなかったけれど(写真は今年3月)