3連休の中日(10日)、くじゅう中岳へ。今年は雪も少ないということで、どうかと思ってはいたが、これが予想以上の少なさで登山道の雪はほぼ消滅していた。例によって遅めのスタートとなり、下山時(午後2時頃)には登山道もどろどろにぬかるみ、歩くのも一苦労。朝方の気温はマイナスだったものの、午後は気温も高めで汗ばむほど。とても厳冬期とは思えない陽気となった。
今回はお手軽コース。牧ノ戸から久住避難小屋経由で中岳に登ることにした。御池の氷結具合を確認するためだったが、こちらも予想以上に解氷が進んでいた。すでに池の半分近くが解け、水面は波打っていた。こうなると当然のことながら、中岳山頂も同じような状態にあるわけで、雪も少なく、名物のエビの尻尾も小さめ。山頂に吹く風も心地よい冷たさで、いつになく登山者もくつろいでいた。
今年の冬は暖冬と言われていたが、予報どおりに暖かい。先週、気象庁が発表した九州北部の1ヵ月予報によると、平均気温は高い確率が60%、3月上旬まで気温の高い状態が続くとある。もしかすると、このまま春へ向かうのだろうか。異常に雪が少ないが、これがのちにどう影響することになるのか。不安な気持ちに駆られながらも、くじゅうの美しい風景に癒されつつ、山を後にした。
撮影日:2019.2.10
解氷が進む御池(みいけ)
牧ノ戸 午前11時頃の気温はマイナス2度(ちなみに午後4時前頃はプラス3度)
霧氷に覆われた三俣山(第一展望台より)
冬の風物詩
八丁原地熱発電所 火山なみの噴気
登山道沿いの霧氷
三俣山と霧氷
ミヤマ冬眠中
御池、解氷中
分岐点 左に天狗ヶ城、右に硫黄山の噴気
中岳へ
中岳山頂直下
中岳山頂から見た御池 左に久住山、右に天狗ヶ城
御池アップ
大船山、現る
北アルプスのごとく
陽を受ける久住山(午後2時半頃)
阿蘇根子岳を見ながら下山
皆、足元に注意しながら (このあたりは良いほうで、沓掛山手前あたりは泥地獄、写真を撮る余裕もなく)
《参考資料》