三俣山の紅葉を眺めながら、ふと足元に目をやると、コケモモやマイズルソウなど小さな花たちが秋の装いになって、こちらを見ていた。上ばかり見てないで、こっちも見てよと言わんばかりに。
この時期、コケモモやマイズルソウはどちらも同じ赤い実をつけているので、一瞬、迷ってしまう。それで葉を見る。コケモモ(広葉樹)は冬でも葉を落とさず、しっかりついている。一方、マイズルソウ(多年草)は実が熟す頃には葉が枯れている。また、コケモモは岩場(苔の多いところ)に、マイズルソウは標高の高い湿原(湿気の多いところ)に群生している。今はどちらもたくさん実をつけて、来年、新たな花を咲かせる準備をしているところ。無事に咲きますように。。(楽しみ)
撮影日:2020.10.24
イワカガミの葉 見事な紅葉 小さい葉はコケモモ (Ⅳ峰付近)
コケモモの実 葉はぷりぷり (Ⅳ峰下岩場付近)
マイズルソウの実 ガラス玉のように輝いて (西峰付近)
リンドウ 寒さに凍えて (Ⅳ峰付近 午前10時頃)
日が差して (西峰付近 午後1時頃)
今じゃないよ、、(西峰付近)
《追記》
今年6月、岩場にたくさんコケモモの花が咲いていたけれど、実は意外に少なかった。もしかすると、7月の豪雨でやられたのだろうか?