福岡へ帰った途端、コロナ感染者100人超の報道に気も漫ろになりながら、一昨日(17日)、(ツイッターで情報を得て)夜空を見ると、南西の空に月と木星と土星が寄り添うように輝いていた。美しい眺めに、不安な気持ちはいつしか消えていた。
17日は、満月の見かけの直径(約30分角)ほどにまで木星と土星が近づき、左下には月が輝いていた。18日以降、月は木星や土星から遠ざかる一方、2つの惑星はさらに近づき、22日3時頃、木星と土星は最接近する。ただ日本では、この時間帯に2つの惑星は地平線の下にあるため見ることができない。というわけで、2つの惑星が最も近づいた状態で観察できるのは、21日の日の入り後ということに。来週は今年最後の天体ショー。感染拡大の今こそ、夜空を見上げて宇宙を旅している気分になるのもよいのでは。
12月17日午後7時過ぎ、福岡市内自宅より撮影 ※沈みかけていたところを(三脚なしで)急いで撮ったため手振れ気味ですが
三日月と土星と木星が寄り添う そっちはいいね
21日、木星と土星が最接近 (国立天文台・ほしぞら情報より)
《参考資料》