厚労省は7日、ワクチン接種後の死亡事例を報告。資料によると、ファイザー製では、新たに200人が死亡。2月17日の接種開始からの死者数は計554人。一方、モデルナ製では、新たに1人が死亡。5月22日の接種開始からの死者数は計2人(桁違いに少ない)。死者は累計556人に上っている。
ファイザー製ワクチンでは、6月23日から7月2日までに200人の方が亡くなった。これまで同様、80代が最も多く81人、次いで70代と90代が各49人、60代が16人と増加。若い世代では、30代男性1人、40代女性1人となっている。200人中、接種1回目で亡くなった人は126人、2回目では62人と前回の2倍。接種が進むにつれて多くなっている。死因を見ると、これまで同様、心筋梗塞や脳梗塞が多く、大動脈解離などの血管障害も増えている。多くが基礎疾患を持つ人である。(厚労省は基礎疾患があったとしても多くの場合、問題はないと言っているが)接種を受ける際に医師からストップがかからないものだろうか。
NHK公表のデータを見ると、7月7日現在、全国65歳以上の高齢者の接種率は1回目71.49%、2回目40.40%と、1回目は7割を超えている。これから若い世代の人たちの接種がはじまるが、果たして、接種率はどれほど上がるのだろうか。不安に思う若者も多いようだが。尤も、これほど多くの人が亡くなっていれば無理もないと思うが。
九州・沖縄の接種状況(1回目)
九州・沖縄の接種状況(2回目)
ちなみに、福岡市から接種券は届いたが、かかりつけの病院ではワクチン入荷の見込みがないとのことだった。
《参考記事》
・新型コロナワクチン拒否、その理由は?(時事メディカル 2021.6.28)
《参考資料》
・厚労省。新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要~コミナティ筋注、ファイザー株式会社(7.7資料)
・厚労省。新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要~モデルナ筋注、武田薬品工業株式会社(7.7資料)